2024年に行われた中山芝1800メートル戦は計35レース。霞ヶ浦特別(2勝クラス)で計時された前半1000メートル通過57秒4は次位・GII
中山記念(58秒6)を1秒2も上回り、断然最速のハイペースだった。これは86年以降のデータを振り返っても02年・GIII中山牝馬S=57秒0秒に次ぎ、99年GII
中山記念と並ぶ2位タイの急流となる。
当然ながらハナを切った◎
ヤマニンアドホックの失速(=15着)は当然の帰結。かつ、この結果が実力ではないことはGIII
ラジオNIKKEI賞3着、GII
セントライト記念4着の重賞好走歴によって証明される。今回は距離が1ハロン延びるが、脚質を考慮すれば直線平坦・小回りの京都内回りに替わる点は歓迎材料だ。
ルメール騎手の手綱さばきで平常心を保ったまま2000メートルを走り切れば、おのずと勝利という結果が付いてくるに違いない。