2025年度のJRA競馬番組は一見しただけでは覚えきれないほどの“変更点”が存在する。GIII小倉2歳Sは2024年を以って、その名は消滅。デ
フォルトの小倉芝1200メートルから中京芝1400メートルに舞台を移し“GIII
中京2歳S”として生まれ変わる。平坦小回り(右回り)のス
プリント戦から、直線にある大箱コース(左回り)と1ハロンの距離延長以上に“属性”が変わるだけに、これまでの馬券作戦は通用しないはずだ。2024年は中京芝1200-1400メートルでGIII小倉2歳S(千二)、
ききょうS(千四)、
中京2歳S(千二)と2歳のオープン競走が3レース行われた。その結果は“シン・
中京2歳S”の攻略に役立つに違いない。
◎
ポッドベイダーはその昨年・
中京2歳Sが2着入線だったが、内容としては0秒6差の完敗だった。初めての左回り、そして初めての坂が影響したことは想像に難くない。このようなタイプは今年の
中京2歳Sでも敬遠すべきだが…。条件が揃っているオープン特別なら見限るのは早計だ。初勝利は函館芝1200メートル、2勝目となった
福島2歳Sは福島芝1200メートルと右回りの小回りでこそ持ち前の速力を生かし切れている。今週木曜の最終追い切りは輸送を控えているとあり美浦坂路4ハロン55.8-13.0秒と微調整だったが、1週前の13日は53.4-12.0秒と抜群の伸びを見せたように仕上がりは文句なし。直線平坦の京都が舞台となる当レースは先行策からの押し切りが濃厚だ。