■ブルーメンブラットの仔シュトラウスが出世レースを制す
5番ショウナンラプンタ、9番フォルラニーニがやや煽り気味のスタート。ほかは揃ったスタートで、まずはダッシュ良く10番テリオスルルがハナを主張する。3馬身差の2番手には1番シュバルツクーゲル、さらに1馬身半差の3番手に7番シュトラウス、2馬身半差で3番ファーヴェント、1馬身半差で内から2番サークルオブジョイと8番シャンパンマークが併走。2馬身差で4番ミカエルパシャ、1馬身差で6番ガイアメンテ、さらに2馬身半差で9番フォルラニーニ、2馬身差の最後方に5番ショウナンラプンタという隊列。1000mの通過タイムは59秒1。
テリオスルルが快調に飛ばし、リードは4馬身くらいに広がる。他馬は大きな動きがなく折り合いに専念。3番手では序盤で力み気味だったシュトラウスをJ.モレイラ騎手がうまくなだめている。人気のフォルラニーニは3コーナーでも後方2番手のまま。
レースは大きな動きもなく、そのまま直線へ。テリオスルルのリードは2馬身ほどに縮まっている。それをシュバルツクーゲルとシュトラウスが捕まえに行く。後ろからはファーヴェントが脚を伸ばしてくるが、他は目立った伸びがない。人気のフォルラニーニも後方のまま。
直線半ばでシュバルツクーゲルがテリオスルルを交わしに行き、さらにその外から鞍上が手綱を持ったままでシュトラウスが並びかける。満を持して追い出すと、いったん半馬身ほど出るが、内のシュバルツクーゲルがしぶとく抵抗。後ろからはファーヴェントが脚を伸ばしてくる。
粘るシュバルツクーゲルをゴール前100mでシュトラウスが交わして先頭に立つ。ファーヴェントも脚を伸ばしてくるが、シュトラウスが1馬身半ほど抜け出している。結果、そのままの着差でゴールし、シュトラウスの初重賞制覇となった。勝ちタイムは1分46秒5。
1.1/2馬身差の2着にはシュバルツクーゲルが粘り込み、さらにハナ差の3着にはファーヴェントが入った。