前走はほぼ最後方からの競馬で、しかも直線で前が開かない最悪の展開で8着に敗れたデリキットピースだが、昨年の当レースで先行して｢102｣をマークしているように、洋芝適性は間違いなくある。前走の再戦的なメンバー構成だけに、人気落ちの今回が買いだろう。

【波乱必至】サンライズS3着を境に、トーンダウンしてしまったアラマサローズだが、やや間隔を開け、滞在競馬の前走で3着と見どころ。昨年の函館シリーズでも3・2着と、夏場がいいタイプでもある。ハンデも54キロ、前進を期待だ。ローズカットダイヤは、OPのUHB2着。自己条件ならの期待もあるだろうが、54キロに増量。前走は道中死んだ振りの直一気だけに過信は禁物。ミスクリアモンは、函館より札幌のほうが信頼度は高い。惑星は、アンカツを指名してきたキヲウエタオトコ。ダノンブライアンの、平坦の小倉・1分7秒7の2着は侮れない。

　個人的な話で恐縮だが、先週の日曜日に馬券でやられ倒し、函館最終のポケッタブルゲームになんとか助けてもらう形になった。同馬を買った理由は鞍上。丸田恭介騎手である。

　中野雷太アナの実況でも強調されていたように、同馬の勝利は内ラチ沿いの、存在しないように見えたスペースをすりぬけての勝利。ジェネラルシップで勝負するタイプのジョッキーらしい勝ち方だった。

　丸田騎手を買っていてありがたいのは、リスキーでもベターな進路で勝負してくれることだ。それが時に制裁につながることもあるが、安全な敗北よりも馬券的には良いに決まっている。

　特に、迷ったら内、という乗り方は今週のような開幕週では重要。丸田騎手の芝における回収率は1-4枠時が単163％・複109％、5-8枠時が単85％・複89％。開幕週で内枠のここは単複勝負だ。

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【混戦】ミスクリアモンのスピードが上位。開幕週もプラスで逃げ切りに期待する。キヲウエタオトコは休み明けも底力あるタイプで対抗に抜擢。この時期走るローズカットダイヤも侮れない存在だ。ホーカーハリケーンは距離が微妙も一発の可能性には要注意。叩き2走目のラテアート、流れ込み狙うアラマサローズも押さえておきたい。