11R

札幌記念

15:25発走 / 芝2000m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 札幌 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 定量 13頭
本賞金:7000,2800,1800,1100,700万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走、函館以外で出走していた6歳以上馬
※札幌過去10年[0-0-2-22]
●2010年該当馬→アクシオン(3着)、マイネルキッツ(7着)
○2011年該当馬→アルトップラン

・前走で重賞以外に出走して4着以下だった馬
※札幌過去10年[0-0-0-10]
●2010年該当馬→エアジパング(10着)、マンハッタンスカイ(11着)、ベルモントルパン(16着)
○2011年該当馬→モエレエターナルアルトップランマカニビスティー

・前走、斤量55キロ以下でハンデ戦に出走していた馬
※札幌過去10年[0-0-0-24]
●2010年該当馬→ベルモントルパン(16着)
○2011年該当馬→キングトップガンダンスインザモア

・G1馬をのぞく、半年以上の休養明けで出走する馬
※札幌過去10年[0-0-1-6]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→カリバーン

・前走1番人気馬をのぞく、前走函館記念に出走して着順が人気を下回った馬
※札幌過去10年[0-1-1-11]
●2010年該当馬→フィールドベアー(9着)、シャドウゲイト(13着)
○2011年該当馬→マイネルスターリー

2010年残った馬→アーネストリーロジユニヴァースヒルノダムールジャミールマイネルスターリーエイシンドーバードリームサンデーヤマニンキングリーサクラオリオン

【昨年結果】
1着:アーネストリー(○)
2着:ロジユニヴァース(○)
3着:アクシオン(×)

2011年残った馬→アクシオンヤングアットハートレッドディザイアネオヴァンドームコスモネモシントーセンジョーダン

須田:消去ネタで消した外枠のコスモネモシンがきっちり連対を果たしたワケですが……それでもまあ、先々週よりはナンボかマシですかねえ。

井崎:予想を根本的なところから外しておいて、一歩前進も何もないだろうって話だけどな(笑)。で、これならお祓いには行かされずに済むのかな?

須田:うーん、それで高配当がバンバン当たるようになったらなったで「やっぱり何か憑いてたのかよ!?」と、ちょっと怖いですからね(笑)。

井崎:惜しいなあ。先週だったらちょうどお盆で、そういう話をするのに最適なタイミングだったのに。そういうところが、須田クンの詰めの甘さだよな!

須田:……そんなこと言ってる暇があったら、詰めが甘いどころか「詰め」にまで行かない当コラムの予想を何とかして下さいね、センセイ?

井崎:これでも一応、当てようとかなり頑張ってるんだけどなあ。というわけで、今週必死に考えた結果こうなったんだけど……須田クンはどう思う?

須田:13頭立ての少頭数ですから6頭残しだとちょっと多い気がしますけど、ここから絞りに行ってハズレよりはいいんじゃないかと。とにかく、当てていただきたいので!

井崎:うん、確かに多いよな。でも、かなり頑張って消しに行った結果がコレなので、無理にこれ以上消さないほうが好結果が期待できると思うよ。

須田:ちなみに、取捨が難しいと感じられたのはどのあたりですか?

井崎:札幌記念ってさ、前走G1組がものすごく強いレースだよな。昨年なんて、この組でワン・ツー・スリー決着だったしさ。

須田:過去10年の全体成績で見ても、前走G1組が連対率30.4%、複勝率43.5%という好成績を残してますからねえ。確かに、ここを素直に信頼すべきレースだといえます。

井崎:でも今年は、有馬記念以来のレッドディザイアトーセンジョーダンしか、前走G1組が出走してないんだよ。今年の場合、ここをどう扱うかが難しい気がするなあ。

須田:で、センセイは迷った結果、残す方向で行ったと。

井崎:うん、今年は出走頭数も少ないし、相手関係もそう厳しくないからなあ。有馬記念以来という理由でレッドディザイアが人気を落とすなら、逆に狙い目なんじゃないか?

須田:過去に、同じ臨戦過程でテイエムオーシャンが制してるという実績もありますからね。それに、ブエナビスタウオッカと差のないレースをしてきた実力馬でもありますし。

井崎:でも逆に、人気になるようだといろいろ考えちゃうんだけどさ(笑)。まあ、頭数のわりに難解というのが素直な印象で、小波乱くらいはあってもおかしくないと思う。

須田:なるほど、それなりに真面目に取り組んだ結果だというのはわかりました。もっとも、最大の問題は、コレが当たってくれるかどうかなんですけどね……。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

4

-

13

1点 5800円

3連単フォーメーション
1着

4

2着

8

10

13

相手

2

3

6

8

10

12

13

18通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

8

13

2着

4

相手

2

3

6

8

10

12

13

12通り 各100円
3連単フォーメーション
1着

8

13

2着

2

3

6

8

10

12

13

相手

4

12通り 各100円

東大ホースメンクラブの見解

 札幌記念が行われる札幌芝2000mは小回りですが想像以上にペースが落ち着きやすく、先行馬有利の傾向が強いというデータが出ています。

 今年の札幌記念のメンバーで先行して良い結果を出しているのがカリバーントーセンジョーダンのみであり、ペースは遅くなるものと推測され順当に先行2騎を狙うのが妥当と判断します。

 本命はカリバーン。札幌芝2000mは内枠の馬の成績の良いデータが出ているコースであり、トーセンジョーダンの大外枠と比較すればスムーズな競馬をしやすい絶好枠を引きました。前走で下した相手はリディルセイクリッドバレーと骨っぽく、重賞初挑戦ではありますが力量差を気にする必要はないでしょう。

 対抗のトーセンジョーダン有馬記念5着等の実績を考えれば明らかに格上であり、枠以外には減点材料はありません。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 2000円

馬連

8

-

13

1点 3000円

馬連

2

-

8

1点 2000円

馬連

4

-

8

1点 2000円

馬連

8

-

9

1点 1000円

望田潤の見解

 ◎レッドディザイアジョーカプチーノガルボテイエムオーロラなどと同じ「マンハッタンカフェ×カーリアン」の黄金配合。母はフサイチコンコルドとよく似た配合で、フサコン産駒のオースミハルカバランスオブゲームが札幌の重賞で好走したように、サドラーの血を増幅しているだけに洋芝適性も高い血統だ。

 秋華賞でついにブエナに一矢報いたように小回りの機動力に長けた馬だし、成長力に富む血統だからまだ衰えるにも早い。エアグルーヴファインモーションテイエムオーシャンのようにGI馬の格をみせつけるだろう。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

3

1点 2200円

馬連流し

3

相手

8

10

2通り 各1000円

ワイド流し

3

相手

8

10

2通り 各2000円

3連単BOX

3

8

10

6通り 各300円

井内利彰の見解

 札幌記念を調教適性で予想する上で参考にすべきなのは近3年の成績。2008年以降の勝ち馬に調教的な共通点があります。それが「最終追い切り場所が函館W」というものです。

 これは新書にも記していますが、札幌芝2000mをタイトに周回するためには、より小回りな函館Wで時計を出していることがレースでの走りに繋がるというもの。

2008年 タスカータソルテ 単勝1250円
単勝2.3倍マツリダゴッホが直線悠々先頭に立つも、4角で加速しながら直線に向いて差し切り。

2009年 ヤマニンキングリー 単勝2820円
単勝1.5倍ブエナビスタが後方から大外一気を狙うも、道中インを卒なく追走して直線は先頭で押し切り。

2010年 アーネストリー 単勝240円
逃げたドリームサンデーの直後の集団につけて直線に向いて追い出し。きっちりロジユニヴァースを捕まえた差し切り。

 小回りの競馬場なので、当然のことですが、4角地点では先頭、少なくても3番手4番手という位置にいることが勝利への絶対条件。そのためには3角から4角にかけての勝負どころカーブで速度を落とさずに加速することができる、それが函館W追い切りなのです。

 3頭の函館W追い切りの詳細については共通点はありません。強さも時計も併せ馬の有無もそれぞれなので、とにかく函館Wで追い切っていることが最重要です。

 今年の該当馬はヤングアットハートレッドディザイア。勝ち馬はこの2頭から出るだろうと予想しています。

 特に◎ヤングアットハートは追い切りでの動きが抜群。小回りの函館Wですが、カーブで力強く走り、直線に向くとスムーズに手前を替えての加速。この走りが実戦でもできれば、初重賞制覇も十分可能です。

 本来なら▲レッドディザイアを評価するところですが、追い切りではテンから引っ掛かってラストは失速気味。カーブで加速して直線推進するという追い切り内容ではなかった点を減点材料としました。

 ○コスモネモシンは2005年1着のヘヴンリーロマンスと同じ「クイーンSからの連闘」組。レース前日にはヘヴンリーロマンスと同じように札幌ダートで時計も出せており、上位争いすることは間違いありません。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

13

相手

3

7

8

9

4通り 各2500円

山崎エリカの見解

 宝塚記念で文句なしの勝ちっぷりを見せたアーネストリーが、かねてからこのレースに出走することを宣言していたため、秋のG1捕りを目論む能力2番手グループに属する馬たちがこのレースへの出走を見合わせました。しかしその張本人であるアーネストリーも軽い捻挫より、このレースを回避。よって今年は札幌記念としては低レベルのメンバー構成となりました。札幌記念はもともと決着指数に高低差のあるレースではありますが、その中でも低い部類です。

 また、今年は逃げ馬不在で、展開はスローペースになる可能性がかなり濃厚です。同じ逃げ馬不在のレースでも、自分から動いて行ける実績馬が何頭も出走していると意外とハイペースになることもありますが、今回は自分から動いて行けない馬が多いことから「意外と」は起こらないような気がしています。したがって一歩でも先に動いて行ける馬が有利のレースになるでしょう。

 そこで今回は逃げ馬不在の昨年の有馬記念では自ら動いて行ったトーセンジョーダンを◎とします。同馬はその有馬記念では5着、G2でも2戦2勝の実績があり、ここでは実力最上位の存在となります。問題は休養明けの前走宝塚記念9着から今回で上昇できるかですが、宝塚記念は差し馬有利の流れを差して9着と同馬としては力を出し切れていない部類なので、今回で上昇する可能性が高いと見ます。先バテのレース内容であれば、今回へ向けての上昇度はパーフェクトでしたが、同馬の実力を信頼します。

 ○は前々走の目黒記念3着の実績が示すように、ここへ来ての勢いが魅力のヤングアットハート。▲は前走の金鯱賞は休養明けで自己ベスト指数をマークした反動で10着大敗を喫しましたが、休養明けの都大路Sの勝ちっぷりから今回での巻き返しが濃厚のネオヴァンドーム

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

13

1点 3000円

馬連

3

-

13

1点 3000円

ワイド

3

-

13

1点 4000円

高橋学の見解

 G3ハンデ戦→G2別定戦に変更されたH9年以降から、「消せる馬」・「残る馬」を探ってみよう。なお、H18年から定量戦に、H19年はインフルエンザの影響で2週順延されている点に留意。

■年齢と距離
 6歳以上の馬で、2000m戦を10回以上走って0-2勝馬は[0-0-0-20]。H22年、2000m戦[2-2-1-8]の6歳馬ドリームサンデーは全6勝中4勝を1800m戦で挙げており、前走G3函館記念3着もあと1F長い印象で12着敗退……全7勝中6勝が1800mで、2000m[1-3-2-4]の8歳アクシオンは、前走G3函館記念3着好走もG2でどこまで。

■距離実績
 2000m戦で着外(4着以下)が10回以上もあった馬は[0-0-1-16]。H21年、2000m戦[4-1-2-12]、前走G3函館記念1着馬サクラオリオンの3着好走例があるが、同馬の2000m戦3着内率は.368と比較的安定した距離実績を持っていた……2000m戦[4-0-0-11]、3着内率.267のマイネルスターリーは、昨年G3函館記念1着→札幌記念6着。距離4勝も気難しさがあり、信頼度は今ひとつ。

■斤量増加
 前走G3以下戦4着以下で斤量増加馬は[0-0-1-29]……1・5・11・12番馬が該当。

 また、斤量が前走比2kg以上増加馬は[3-0-0-23]だが、別定戦→定量戦になったH18年以降だと[0-0-0-13]。H21年、前走G3函館記念2着の8歳馬マヤノライジンは斤量2kg増加で12着敗退……前走G3函館記念1着で斤量3kg増加の8歳キングトップガン、これまで連勝は2回あるが、3連勝狙いではいずれも敗退。驚異の成長力は否定できないが?

■大敗歴
 前3走内にG1戦以外で10着以下大敗が2回以上あった馬は、前走重賞戦連対馬を除き[0-0-0-11]……2・9番馬が該当。

■好走歴
 前4走内に斤量56kg以上で3着内好走歴のなかった右回り芝0-2勝馬は[0-0-1-15]。H12年、前2走G3七夕賞0秒5差3着→G3函館記念0秒2差4着と上昇気配伺わせるサクラナミキオーだったが、その2走ともハンデ55kg時でのもので、5番人気伏兵も6着敗退……3連勝中のカリバーンだが、いずれも斤量55kg時でのもので、初の57kgがどうでるか。他に1・5・10・12が該当。

■休養馬
 前3走内に重賞戦で連対歴のなかった3か月以上の休養馬は[0-0-1-16]……1・4・8番馬が該当。

■芝実績
 前2走内に芝G1・G2戦で連対歴があった馬を除く芝0-2勝馬は[0-0-0-14]……前走G3クイーンS2着のコスモネモシンは芝[2-4-2-9]。前走G3クイーンS組の牝馬は3頭が連対をはたしているが、H17年9番人気1着のヘヴンリーロマンスは芝5勝・H18年9番人気2着のレクレドールは芝4勝・H19年5番人気1着のフサイチパンドラは芝3勝の芝実績があった。

【狙い】
 以上から残ったのは、13トーセンジョーダン・3ヤングアットハートの2頭。

 前3走内に1800m以上の芝重賞戦・斤量55kg以上で連対歴のあった芝6勝以上馬は[5-3-4-19]。

このうち、
(a)前走10kg以上の体重減があった馬は×
(b)前走10着以下大敗馬は×
(c)6歳以上高齢馬は×
(d)右回り芝0-4勝は×
(e)着外(4着以下)が10回以上は×
以上の5項目をクリアしていた馬は[5-2-0-0]。

 5歳トーセンジョーダンは、2走前に芝2200mG2AJC杯1着、全成績[7-2-0-5]で、右回り芝[5-1-0-4]、前走2kg減9着で◎対象馬。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイドBOX

2

3

9

3通り 各1700円

3連複フォーメーション
1着

9

2着

2

3

8

9

相手

2

3

4

6

7

8

9

10

11

12

13

24通り 各200円

三田明太の見解

 アーネストリーの回避で前が手薄になったメンバー構成。強力な先行馬がいなくなったことは、ファン以上に騎手も感じているはずで、必ずしもスローの上がり勝負にはならないのではないか。また、気になるのが先週の開幕週から外差し傾向だった札幌の芝。時計自体は速い馬場だけに、淀みない流れを差せるタイプに重きを置きたい。

 本命はネオヴァンドーム。前走は2.0秒差の10着に大敗するも、敗因を不良馬場ということでオミットすると、2走前の都大路S(OP)が見逃せない内容。2F目から12.0秒以下に落ち込まなかった典型的な平均ペースをメンバー最速の脚で差し切り、自己最高指数「115」をマークしている。

 過去の指数動向を見ても、前後半のラップ差が小さいペース向きだけに、初の小回りコースでも、3角からペースが上がりやすい当レースの傾向を考えれば、むしろチャンスではないか。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

6

8

13

3通り 各3000円

3連複

6

-

8

-

13

1点 1000円

古澤秀和の見解

2番:絞れた。
6番:プラス10キロも更にパワーアップ。上位争い。
8番:休み明けもキッチリ仕上がる。能力上位。
13番:休み明けもできている。馬場も合いそう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【格上主力】トーセンジョーダンはGII2勝馬。このメンバーでは、地力も格も一枚上だ。その能力の好例が、昨年のアルゼンチン共和国杯の2分30秒0。過去アルゼンチンで2分31秒を切った馬は、同馬の他に4頭。2分30秒6のサンライズジェガーは、翌年の天皇賞(春)を2着。2分30秒8のスクリーンヒーロージャパンCを制覇。2分30秒9のアドマイヤジュピタも、天皇賞(春)勝ちと、3頭がGIで勝ち負けを演じている。ま、前回の宝塚記念は、脚元と相談しながらの様子見。この中間は、ノーザンF経由の二週前入厩と、造りやデキの具合が読みにくいが、いつにも増しての短いスパンでの、牧場=即競馬使い、最終追い切りの豪快なフットワークは、仕上げに対する自信の現れか。函館とはいえ洋芝実績があるのも心強い。2000メートルも4勝、別定戦なら力量上位。有馬記念大敗明けのぶん対抗としたが、レッドディザイアも、先週今週と本馬場でビッシリ追いきれた。時計も合格点。ブエナビスタウオッカを相手に好勝負を演じてきたポテンシャルを信頼だ。この両頭に割って入れば函館記念組。アクシオンの上昇度を三番手に置きたい。この中間の動きは全盛時を彷彿させる、乾坤一擲の素晴らしいデキ。別定替わりなら、キングトップガンも凌ぐ。札幌5勝のマイネルスターリーの巻き返し、ヤングアットハートの勢いも軽視禁物。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

13

相手

3

4

6

7

9

10

12

7通り 各1000円

3連複軸2頭流し
軸1

4

軸2

13

相手

3

6

7

9

10

12

6通り 各500円

須田鷹雄の見解

 札幌と函館の芝2000mは好走馬が共通する傾向にあるのだが、脚質的には函館のほうが差し馬向きで札幌の方が先行馬向きである。ある程度自在性のある馬が両方で好走するので、見た目には似た馬が馬券に絡んでいように見えるのだろう。

 特に札幌記念は後方に構えるとそのままチャンス無しになることがある。土曜午前の前売りではレッドディザイアが1番人気になっているが、休み明け云々以前に脚質面でのリスクがあるように思う。

 そこで◎はある程度良い位置で競馬ができそうなトーセンジョーダン。別定G2ということもあって、札幌記念は前走G1組が強い。この馬自身はそのG1で勝ち負けレベルの実績はないが、AJC杯勝ちがあるから格の面では十分だろう。人気割れしているが、この馬とローカルG3レベルの馬としで人気差がわずかとなれば、相対的にこちらがお得になっていると言える。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

3

6

12

13

12通り 各400円

3連単BOX

3

6

12

13

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

2

3

4

6

10

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

2

相手

3

4

6

10

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

3

相手

2

4

6

10

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【伏兵注意】トーセンジョーダンは立て直して好仕上がり。実力的にもこの相手なら上位だろう。アクシオンは昨年の3着馬。引き続き好調とみて昨年以上が期待できる。ヤングアットハートは試金石だが上位食い込みが十分ありそう。好調続くキングトップガンにもマークが必要だ。連闘策のコスモネモシンが穴。休み明けも力あるカリバーンも押さえておきたい。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

7

13

2着

2

3

4

6

7

8

13

相手

2

3

4

6

7

8

13

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 札幌記念が行なわれる札幌芝2000mから注目の直結コースは、中山芝2000m、函館芝2000m、函館芝1800m、中山芝2200m、同コースの札幌芝2000m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

 ◎アクシオンは、直結コースの中山芝2000mにて昨年の中山金杯を制した。その後、昨年の札幌記念を7人気3着に激走して、中山金杯が直結することを表した。今年は直結コースと同レースの両方を激走した実績を持ち、当然ながら狙い目になる。休養明けを叩いた前走で変身して、今回も能力を発揮できる。

 人気サイドでは、○トーセンジョーダンを推奨する。直結コースの中山芝2200mにて重賞のAJCCを制した。また、北海道では、昨夏に直結コースの函館芝1800mを勝利している。前走は故障明けのGIで敗戦もやむなし、立て直してのGIIなら好勝負になる。

 直結コースの函館芝2000mで施行された重賞、函館記念の激走馬を評価する。人気サイドでは前走で函館記念を制した△キングトップガンを推奨するが、穴馬として注目するのはマイネルスターリー

 ▲マイネルスターリーは、昨年の函館記念の勝ち馬。一昨年には札幌芝2000mのポプラSを勝利して、毎年のように北海道の開催で活躍している。前々走は直結コースの巴賞を勝ったように直結コースの激走は多く、コース適性が高い。前走は凡走したが、むしろ人気を落とすことで狙い目となり、変わり身を警戒する。

 の予想

の見解

 G2に昇格してもう15回目を数える札幌記念天皇賞・秋の前哨戦としても、すっかり定着してきました。過去の勝ち馬にはG1馬がズラリ、ここ5年の連対馬10頭のうち7頭が、生涯キャリアでG1でも連対しています。

札幌記念(G2・札幌10F)
06:36.0-50.0-34.3=2'00"3(アドマイヤムーンレクレドール)
07:35.5-49.8-34.8=2'00"1(フサイチパンドラアグネスアーク)
08:34.7-48.1-35.8=1'58"6(タスカータソルテマツリダゴッホ)
09:35.6-48.9-36.2=2'00"7(ヤマニンキングリーブエナビスタ)
10:34.6-49.2-35.6=1'59"4(アーネストリーロジユニヴァース)
※「テン3F-中盤4F-上がり3F」で表記、( )内は1・2着馬

 札幌競馬場は「小回り」と形容する新聞や予想家の方も少なくありませんが、実際は「直線は短いが、コーナーは緩い」というコース。周長という意味では確かに「小回り」と言えなくもないですが、コーナー半径は東京に次ぐ大きさで、一般にローカル小回りでイメージされる「きついカーブを回る」という性質とはむしろ真逆なので注意が必要です。

 このため、きついカーブで流れに乗る能力は要求されませんが、コーナー部分の比率が極めて高いので「遠心力が掛かり続ける状況で加速ができる」という意味のコーナリング性能が必要となります。このことが結局、「中盤で緩まずハイレベルのラップになるG1」と繋がり、G1級が強い総合力勝負になっていると言ってもいいでしょう。なかでも「3-4コーナーは比較的大きくて直線が短い」阪神内回りのG1=宝塚記念と繋がっているのは偶然ではありません。

 今年は、昨年の覇者にして宝塚記念馬のアーネストリーが回避してしまい混戦ムード。

 G1実績馬のレッドディザイアトーセンジョーダンは、当然状態次第でチャンスありですが、昨年3着アクシオン・6着マイネルスターリーにも前進があって良さそうです。函館記念で上手く内を掬って勝ち切ったキングトップガンは、ハンデにもコース取りにも恵まれたぶん別定でどうかとは思いますが、コーナーで加速ができるし今年のメンバーならマークは必要。逆にクイーンSで外を回して差したコスモネモシンも、後半加速型なので、この距離でも最後激走があって驚けません。

●注目馬=レッドディザイアトーセンジョーダン(持続力上位のG1実績馬)、アクシオンマイネルスターリー(昨年上位馬)、キングトップガンコスモネモシン(直近の洋芝重賞実績馬)

厳選予想 ウマい馬券