11R

函館スプリントS

15:25発走 / 芝1200m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 函館 6日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 12頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・騎手が乗り替わりとなる6歳以上馬
※函館過去10年[0-1-2-36]
●2010年該当馬→ダノンムロー(9着)、ピサノパテック(10着)、シンボリウエスト(12着)、タニノマティーニ(14着)
○2011年該当馬→ドラゴンファングケイアイアストン

・前走、OP特別に出走して2着以下だった馬
※函館過去10年[0-1-2-39]
●2010年該当馬→ボストンオー(7着)、ダノンムロー(9着)、ピサノパテック(10着)、メイショウトッパー(11着)、シンボリウエスト(12着)
○2011年該当馬→ナイアード

・前走で1600m以上戦に出走していた3歳馬
※函館過去10年[0-0-1-4]
●2010年該当馬→キョウエイアシュラ(4着)
○2011年該当馬→ヘニーハウンド

・7歳以上馬
※函館過去10年[0-1-1-28]
●2010年該当馬→ピサノパテック(10着)、メイショウトッパー(11着)、シンボリウエスト(12着)、タニノマティーニ(14着)
○2011年該当馬→ベイリングボーイマヤノツルギ

・前走で1200m戦もしくは1600m戦に出走していた馬をのぞく、牡馬
※函館過去10年[0-1-2-25]
●2010年該当馬→アーバニティ(5着)、ピサノパテック(10着)
○2011年該当馬→該当なし

・前走でG1に出走していた3歳馬
※函館過去10年[0-0-1-3]
●2010年該当馬→キョウエイアシュラ(4着)
○2011年該当馬→クリアンサス

2010年残った馬→ワンカラットビービーガルダンアポロフェニックスランチボックスケイアイアストングランプリエンゼルラブミーチャン

【昨年結果】
1着:ワンカラット(○)
2着:ビービーガルダン(○)
3着:アポロフェニックス(○)

2011年残った馬→アンシェルブルーカレンチャンテイエムオオタカマジカルポケットパドトロワ

須田:上半期は最後の最後まで、キッチリ抜けましたよねえ……。

井崎:アーネストリー、強かったよなあ……。

須田:で、今週から今年も下半期に突入するワケなんですが、井崎センセイは何か抱負とか言い訳とかありますか?

井崎:終わったことについては、スパッと忘れてしまいたい気持ちでいっぱいだな(笑)。そういうマイナスの気持ちを抱え込んでしまうのはよくないぞ、須田クン?

須田:ボクじゃなくてセンセイの話をしてるんですよ!! 長年続いてきたこのコラムですが、ここまで当たらなかった年ってちょっと記憶にありませんよ!?

井崎:……うん、なんとなくそんな気はしてたんだが、やっぱりそうか。

須田:なんでしたら、上半期の当たったレースを列挙してみましょうか? そのひどさに「ここまでとは!」と、読者がドン引きすること間違いありませんよ。

井崎:さすがに下半期はもうちょっと当てられると思うから、それだけは勘弁(笑)。まずは今週の函館スプリントSで、上昇気流に乗ろうじゃないか!

須田:というか、例年だったらラジオNIKKEI賞ですよね? それは、中山での開催というのを嫌ってのことですか?

井崎:そうそう、福島での過去10年なんて何のアテにもならないからな。函館も改修してまだ1年しかたってないけど、傾向としては大きく変わってないと思うからさ。

須田:なるほど。では消去ネタを見ていきますが、このレースの最も大きな特徴といえば何になりますかね?

井崎:ひとつだけ挙げるなら「牝馬の強さ」じゃないかな。過去9回で牝馬が7勝もしてる混合の重賞なんて、ほかにひとつもないんじゃないか?

須田:それは確かに言えますね。牝馬の勝率がトータル31.8%、単勝回収率が498%ですから、牝馬を買っているだけで儲かる重賞といっても過言ではないですよ。

井崎:あとは、前走マイルG1組が意外にアテにならないのも特徴といえそうだよな。当然ながら人気になるんだけど、勝ったのは03年のビリーヴ1頭しかいない。

須田:となると、残した牝馬2頭のうちでも、アンシェルブルーよりカレンチャンのほうが信頼できるという結論になりそうですな。

井崎:人気なのも間違いないから、妙味はあんまりないけどな(笑)。でも、最も信頼できるパターンであるというのは確実だと思うぞ。

須田:では今週で、井崎センセイの言う「確実」がどの程度の信頼度なのかを試してみることにしましょうか。下半期を占う意味でも、注目させていただきますよ。

井崎:それってお正月の金杯でもやって、見事にハズレだった気がするんだけどなあ……。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

2

1点 5000円

馬連

2

-

3

1点 1000円

馬連流し

2

相手

7

8

2通り 各500円

3連単1着流し
1着

2

相手

3

7

8

6通り 各200円

3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

3

7

8

18通り 各100円

井内利彰の見解

 2004年以降、函館芝1200mで行われた函館SSで馬券圏内に入った18頭のうち「坂路単一調教馬」だった馬は一頭もいません。

 新書に記していますが、坂路調教が有効な函館芝1200mではありますが、中間の調教が坂路で81%以上占めている場合は適性が低くなるという結果でしょう。

 理想的なのは美浦や栗東で坂路調教を積み、早めに函館に入って、あとは函館競馬場の馬場で調教することです。

 これが見事に形となったのはカレンチャン。安田調教師は「もともと現地に入ってから仕上げるつもりで、栗東では坂路で軽く仕上げていました」とのこと。栗東で余裕を持った形で輸送したため、熱が出るなどのアクシデントもなく、ここまで至って順調に仕上げることができています。

 すでに現地入りしているテイエムオオタカは前走のパフォーマンスと前走と変わらない仕上げから評価を下げるわけにはいきませんでしたが、注目はマジカルポケット

 2勝している函館に合わせるかのような中間坂路、現地Wの追い切り。

 最終追いの時計が遅すぎる点だけが気になりますが、それ以外は一変要素が揃いました。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

6

1点 2000円

馬連流し

1

相手

2

6

9

11

4通り 各2000円

高橋学の見解

 札幌開催(第1-3・16回)も含む過去17回から「消える馬」を検証。

1.アンシェルブルー
残り

2.カレンチャン
残り

3.テイエムオオタカ
前2走内に芝の重賞戦で3着内好走歴のない3歳馬は、1000-1200m連対が3回以上あった馬を除き[0-0-0-12]。また、前走1000万クラス戦を勝ちあがった馬は[1-0-0-13]で、勝った1頭は芝で着外がゼロだった馬。テイエムは芝[3-1-4-3]。

4.ナイアード
芝のレース5戦以上消化して0-2勝馬は、前3走内にGI・GII戦3着以内、前2走内にG3戦3着以内、前走OP戦1着好走歴があった馬を除き[0-0-3-39]。

5.ドラゴンファング
1200m戦を3回以上走って3着内好走が0-1回は[0-0-0-8]。

6.ケイアイアストン
残り

7.クリアンサス
前走10着以下大敗馬の連対は4例あるが、前3走内にGI・GII戦3着以内、前2走内にGIII戦連対、前走OP戦1着好走歴があった馬や函館芝(H6-8・21年は札幌芝)2勝以上のコース適正馬を除き、3か月以上の休養立て直しのなかった前走10着以下大敗馬は[0-0-2-23]。

8.マジカルポケット
過去10年、札幌開催を除く良馬場平均時計は1分09秒1だが、ここ4年は08秒台での決着で、前年は08秒2のレコードと高速化傾向。芝1200mを3回以上走って1分09秒0を切る持ち時計のなかった馬は、前走重賞戦3着以内・OP戦連対馬を除き[0-0-2-38]。

9.ヘニーハウンド
残り。外国産馬は[3-8-2-54]。

10.ベイリングボーイ
7歳以上の高齢馬は[0-2-1-36]、連対した2頭はいずれも8番人気と穴妙味の高齢馬だが、前3走内(年明け以降に限る)に芝の重賞戦0秒6差内・OP戦0秒2差内好走歴のなかった7歳以上馬は[0-0-0-23]。また、前2走とも条件戦使用の斤量55kg以上馬は[0-0-1-20]。

11.パドトロワ
残り。1200m戦4勝以上(着外10回以上除く)かつ前走芝の重賞戦3着以内・OP戦連対馬は[2-5-3-8]、3着内率.556。

12.マヤノツルギ
H18年、前走準OP戦11着のビーナスラインが函館芝[3-0-1-0]のコース適正を生かして13番人気1着と大穴をあけた例があり、マヤノ前走13着大敗も函館芝[3-1-0-1]で侮れないが、前3走ともGIII以下の1400m以下短距離戦で5着以下だった馬は[0-0-0-11]、前走重・不良を除く1200m以下戦で10着以下大敗馬[0-0-2-25]、前走GI戦5着以内好走除く6カ月以上休養馬[0-0-1-13]では苦戦を免れない。

 1200m戦2勝以上あり、函館芝で連対歴あり、前2内に芝1200-1600m良・稍重で重賞戦3着以内(GI戦は5着以内)・OP戦1着好走歴あり、以上の距離実績・コース適正・近走実績十分の3項目すべてを満たしていた馬は[3-4-2-5]で、このうち、斤量60kg以上馬・前走0秒8以上敗退馬・年明け6戦以上消化馬を除くと[3-4-2-0]。

 アンシェルブルーカレンチャンが該当するが、さらに、2か月以上休養馬を除くと[3-2-1-0]でカレンチャン脱落。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

1

-

8

1点 5000円

ワイド

2

-

8

1点 3000円

ワイド

8

-

9

1点 2000円

三田明太の見解

 指数的には阪神牝馬Sで高指数をマークした内枠の2頭が抜けている。この2頭に敢えて序列を付けるとしたら、内枠の馬しか来ない馬場状態を考えて、最内のカレンチャンより、大外枠だったアンシェルブルーの方が上か。

 それでも狙ってみたいのが、昨年の函館2歳S覇者のマジカルポケット函館2歳Sの指数自体は評価出来ないのだが、時計の掛かる洋芝で持久力勝負になればと思わせる指数動向を示しているのも確か。

 例年以上に高速化している函館芝だが、土曜の最終レースでは開幕週で差し損ねた馬が巻き返しているように、徐々に持久力指向の馬場に替わりつつある。休み明けになるが、変わるならここだろう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【適性重視】カレンチャンは、3歳春の葵Sを1分7秒6。この時点で、スプリント重賞が視野に入っていた。準OP・阪神牝馬Sを圧勝しての函館入り。パワー型だけに洋芝も歓迎。54キロの斤量も、比較上恵まれた観。函館SSを、さらなる飛躍の一里塚としたい。まずは、阪神牝馬Sで、0秒1差に渡り合ったアンシェルブルーとの叩き合い。同馬も、洋芝、平坦替わりは望むところ。鞍上の蛯名も、追い切りに来道。やる気満々です。一角崩しは3歳勢。クリアンサスは、折り合いのつきやすいHピッチの6F戦なら、立ちまわりが自在。ちなみに母はスプリンターズSの覇者でもある。1200m替わりで、ヘニーハウンドも巻き返し必至。テイエムオオタカは、前回がレコード。勢いはあるが、本質的な能力と言われると、同世代のクリアンサスやヘニーと比べどうか。思わぬレコードの反動も?パドトロワは、中間の熱発が痛い。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
2カレンチャン(1人気)
11パドトロワ(7人気)
6ケイアイアストン(5人気)
4ナイアード(10人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

4

6

11

12通り 各400円

3連単BOX

2

4

6

11

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

3

6

9

11

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

9

相手

1

3

6

11

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

2

2着

3

相手

1

6

9

11

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【軸不動】カレンチャンはここ目標に好仕上がり。馬場適性もありチャンス大の存在だ。ヘニーハウンドは素質高く、古馬相手でも好勝負が可能。テイエムオオタカは前走のスピード再現ならここでも首位争いになるだろう。ケイアイアストンも力量的に一発が十分。アンシェルブルーの流れ込みにも警戒したい。勢いあるパドトロワが押さえ。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

3

6

2着

1

2

3

6

8

9

11

相手

1

2

3

6

8

9

11

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 函館スプリントSが行なわれる函館芝1200mから注目の直結コースは、京都芝1200m、阪神芝1200m、中山芝1200m、同コースの函館芝1200m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

 近走で直結コースを激走した馬として、ケイアイアストンを推奨する。前走で直結コース・中山芝1200mのバーデンバーデンCを制した。また昨秋に、直結コースの京都芝1200mにて重賞の京阪杯を人気薄ながら連対、コース適性は高い。

 人気サイドでは、カレンチャンの適性を評価する。4走前に同コースの潮騒特別、2走前に直結コースの京都芝1200mを勝っている。直結+同コースの両方を勝利した馬はコース適性が高い。夏の函館にも実績ある。

 次に注目はテイエムオオタカ。3走前に直結コースの阪神芝1200mで重賞の馬券になり、前走は同コースの道新スポーツ杯で初の古馬相手ながら圧勝した。前走のレコード勝ちで函館との相性の良さを示したので、古馬相手の重賞でも期待したい。

 そして、同コースを勝っている馬を推奨する。アンシェルブルーは、昨年の同時期に函館芝1200mの七重浜特別を勝利した。前走は条件次第でマイルまで距離が持つことを証明したが、ベストの距離は1200-1400mで今回は勝ち負けになる。

 穴馬として、同コースの重賞を制したマジカルポケットを評価。昨年の夏に函館芝1200mの新馬戦と函館2歳Sを連勝して、今回のコースは2戦2勝。それ以降はマイル戦で惨敗したが、1200mのファルコンSは5着に善戦している。このように1200mでは前進あるため、得意の函館で大駆けを期待する。

厳選予想 ウマい馬券