夏に行われる新潟ダート1200mという期間検索で1000万下、1600万下のレースを数えると、2009年以降で12レースになります。
そのうち、良馬場で行われたのは9レースでしたが、うち7レースで「坂路」調教馬が勝っています。
先週の
岩室温泉特別でも同じ調教アプローチで予想して
トーホウプリンセスを馬券総合倶楽部の狙い馬に挙げましたが、実は単純に坂路調教馬というだけではない理由がもうひとつありました。
それが最終追い切りのラップの踏み方。
例として
トーホウプリンセスの最終追い切りのラップを明記してみると、
14.4-13.6-12.6-12.3秒
となり、右端のラスト1Fの数字が最も速い「終い最速ラップ」が踏めていました。
他では、
2010年
妙高特別/6番人気1着
タガノシュペリエル/16.4-15.0-12.7-12.1秒
2009年
妙高特別/6番人気1着
ケイアイスイジン/15.0-13.2-12.3-2.2秒
と美浦、栗東問わず坂路で終い最速ラップの追い切りをこなしていた馬が勝っています。
今回の出走メンバーで調教タイプが「○○坂路」かつ「終い最速ラップ」を踏んでいる馬は少なくありません。
ただその中でも調教タイプの本数が標準以上であり、上記例に挙げたラップのようにラスト2Fが12秒台を刻んでいるという限定になれば、
ディアヤマト/15.3-13.3-12.3-12.2
チャンピオンラブ/15.3-14.0-12.8-12.0
チャレンジシチー/15.5-14.0-12.9-12.3
の3頭に絞られます。近走成績から
チャンピオンラブが最も本命に推しやすいように思えますが、新潟ダート1200mは今回と似たラップを踏みながら1番人気4着に敗れた
八海山特別があるだけに、そもそも新潟に対する適性の低さが考えられます。
それであれば、美浦坂路での追い切りラップが上記
ケイアイスイジンにそっくりな◎
ディアヤマトと前走が坂路4F56.2秒の終い最速ラップから、今回4F54.7秒と全体の時計を詰めながら終い最速ラップを踏めた○
チャレンジシチーに妙味があると判断しました。