1600万下で行われる新潟芝1400mはレース数が限られており、近年ではこの長岡Sしかありません。昨年のレースを参考にすることも考えましたが、それならば1000万下にはなりますが、今夏に行われた
火打山特別、エクセル浜松
開設記念を参考にすることにしました。
火打山特別
1着
ニシノステディー/馬ナリ平均併用
2着
マヤノリュウジン/標準多め坂路
3着
レオパステル/馬ナリ平均坂路
エクセル浜松
1着
キョウワジャンヌ/標準坂路
2着
レッドストラーダ/乗込坂路
3着
ビップセレブアイ/標準坂路
馬券圏内6頭のうち、5頭は坂路調教馬。
ニシノステディーも最終追い切りは美浦坂路だったので、坂路調教馬に適性の高い馬場であることは間違いありません。
また勝ち馬の最終追い切りのラップを確認すると、
・
ニシノステディー(美坂)15.0?13.4?12.6?11.9秒
・
キョウワジャンヌ(栗坂)14.7?13.7?12.8?12.3秒
とラスト1Fが最も速くなる加速ラップを踏んでいたことが判明しました。
そもそも坂路で加速ラップを踏めるような馬に適性の高いコースではありますが、特に外差しが決まりやすい力のいる馬場である現在の新潟芝では加速ラップは必要不可欠な調教要素ということになります。
ちなみに「外差し」という表現を使いましたが、
ニシノステディーは逃げ切りを決めているように、脚質問わず、加速ラップを踏めていれば、力のいる馬場には対応できるということです。
今回の出走馬には坂路もしくは併用で最終追い切りが坂路という調教タイプは多数いますが、きれいな加速ラップの最終追い切りを行っているのは3頭。その中でハンデ戦で調教本数の多さが武器になると仮定すれば、標準多め坂路の
トーホウカイザーが最も馬券の買いたいところになります。