【チョイ荒れ】
シルクフォーチュンは、
プロキオンSでGIIIを奪取。重賞路線の壁を鮮やかに突き抜けて見せた。1200m通過が1分9秒5というHペースに恵まれたことも確かだが、2着以下を並ぶ間もなく2馬身半差に切り捨て、上がり34秒9は圧巻。元より6ハロン戦では、57キロを背負い、最大34秒1の末脚を駆使したこともある。やや間隔は開いたが、3週にわたって負荷の大きいウッドチップコースでタフな6ハロン追いを敢行。体調も万全だ。当面の目標は
アースサウンド。今夏も北陸S1着、
NST賞2着と、自身の持ち時計を更新する形で好走。新潟のダートは堅調だ。斤量も53キロに軽減。後続がシルクの存在に意識を置きすぎるようだと、まんまの逃げ切りも十分。
レディルージュは、
NST賞を0秒4差。新たに装着したブリンカーが効きすぎたか。前のめりの競馬になり詰めを甘くしたが、鞍上も陣営も、レース運びや装備に(ブリンカーを浅くしてくる?)、ひと工夫がある。
インオラリオも、前回はタメを意識しすぎ、しかも直線入り口で外に振られるロス。今度はタイトに仕掛けてくる。ダートは久しぶりになるが、
エーブダッチマン、
アポロフェニックスの
アイビスSD組二騎は、ともに砂にも対応の利く米国系のス
プリント配合。連下なら足りる。