【田辺Vs中舘】新潟1000直適性は、芝ダートを問わず、1000?1200mの勝ち時計が、まずはありき。上がりか終いかに、レース最速の数値があれば、さらによし。追い切りで走ることも重要なポイントだが(特に坂路)、オクルスは、この三つの条件をすべて兼ね備えた、1000直仕様のスプリンター。3歳5月のはやぶさ賞で、実際2着の星もあるが、当時より格段にパワーアップもしている。当面の敵はアフォード。同様のコース適性を、前回の稲妻特別でも述べたが、さて田辺か中舘か。土曜日の新潟は、あちこちで二人が激突。稲妻特別3着のトップモデル、スマートムービーも、1キロ減なら当然好勝負。小倉1000ダート・57秒7圧勝の、ケージーヨシツネが連穴。

　新潟の1000直といえばとにかく外枠有利だったが、最近は外一辺倒でもなくなってきた。馬場が使い込まれてくると外が強くなる感じはあるが、開幕週はあまり枠順についてやかましく考えなくてもいいのではないだろうか。

　騎手もこのコースの戦い方が分かってきた感じで、内枠を引いても強引に前付けに行って解決するケースがけっこうある。一方でファンの認識としてはまだ「外から」なので、普通に勝ち負けできるレベルの馬が内寄りに入った場合、少しでもお得なオッズになることが期待できる。

　◎はスマートムービー。ここ3走同じコースを使われ前回は人気を裏切ったが、当時は先行馬総崩れの展開。同じように前へ行った馬がみな崩れた3走目はこの馬だけ踏みとどまっており、このクラスで通用しないということはない。3走のうち連対した2走がともに開催初日というのも心強い。

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【上位拮抗】混戦だが、スピードあるアフォードを中心視。
スマートムービーは斤量減が有利で逆転が狙える。
トップモデルも引き続き好勝負が視野に。
キングオブザベストもこの条件が得意で首位争いができそうだ。
善戦タイプのオクルスが連下の押さえ。
タツサファイヤは初の直線競馬だが、スピード的にマークが必要だ。