◎はディープインパクトにオリオール(ハイインロー)とナスキロをもってくるという中距離で最も成功しやすいオーソドックスな配合パターンで、父よりも胴長でストライドで走るので小回りコースはあまり向かない。ここは前の組が薄いし、セントポーリアのような積極策ならば長い直線でジワジワ伸び続ける持ち味が活きるとみた。

　先週開幕した新潟だが、夏の連続開催から間隔が短いためか、開幕週から差し馬の好走が目立った。指数的に見ても、当該距離より長い距離で高指数をマークしていた馬の激走が目立った。

　本命はマッキーバッハ。新潟は1戦1勝も、その1勝は上がりの掛かる内回り2200m。開幕2週目の外回りコースとなれば、高速上がりに対応できず…というパターンを考えるが、今開催の新潟芝はスタミナ指向の馬場になっているのがポイント。良績が北海道の洋芝に偏っている本馬のようなタイプこそ絶好の狙い目と読む。

【隠れた平坦巧者】水仙賞逃げ切りの星もあるが、サトノタイガーは、福島1800mの2歳レコード(1分48秒5)を保持する、隠れた平坦巧者。本数は足りないように見えても、社台F生産馬だけに、山元トレセン経由で仕上がりは九分以上。自己条件の1000万なら、アッサリまで。結果は出なかったが、この夏もプラージュは、自分の力だけは押し上げてきた。前走は決してフロックではない。ただ、デキ落ちはないが、展開に注文のつく馬であることは確か。セントポーリア賞勝ち馬ヒラボクインパクトの巻き返し。モツれてスーパーオービット、グッドバニヤン、シンボリローレンス等、連下は丁寧に。

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【差し注意】プラージュは夏の新潟戦ではひと押し不足も、このメンバーと斤量を総合的に判断して中心に指名。ヒラボクインパクトは叩き2走目の巻き返しに期待ができる。ラヴィンライフは仕掛け次第もハマれば首位争いが十分可能。グッドバニヤンは常に善戦するタイプで休み明けでも押さえたい。サトノタイガーは古馬相手だが能力的には互角。差し脚秘めるスーパーオービットにもマークしておきたい。