過去5年の富士Sで二桁人気が馬券に絡んだのは5頭。33%の確率で超人気薄が高配当を演出する波乱重賞です。
また過去7年にさかのぼって勝ち馬だけの調教タイプを列記すると、
2004年 標準多め坂路
2005年 乗込坂路
2006年 標準多め坂路
2007年 馬ナリ平均トラック
2008年 標準坂路
2009年 標準併用
2010年 一杯平均坂路
となり、坂路調教馬に有利な傾向が出ていることは一目瞭然です。
また2006年
キネティクスは16番人気だった点を重視すれば「坂路で本数多く」という調教タイプは富士Sに最も調教適性の高いと考えられます。
キネティクスと同じ人気薄の標準多め坂路なら◎
スズカコーズウェイ。前走は見せ場十分のレース内容でしたが、やはり最終追い切りで坂路4F53.9秒という時計は少々遅かったのではないかと考えています。
しかし今回は坂路4F52.6秒と
京王杯SCを勝った時の4F52.0秒に限りなく近づいており、追い切りの動きにも機敏さが出てきました。もちろん標準多め坂路はその
京王杯SCを勝った時と同じ調教タイプでもあります。
もう1頭の標準多め坂路である○
ゴールスキーも最終追い切りの動きは抜群。この馬自身は標準多め坂路という調教タイプが初めてなだけに、信頼度は◎より低くなりますが、同じ東京芝1600m重賞の
東京新聞杯を標準坂路主体で3着だったことを考えると、本数強化の今回の方が好走する確率が高くなっても不思議ありません。
1.
アブソリュート
今回:標準併用
前走:標準坂路
2.
カウアイレーン
今回:馬ナリ平均坂路
前走:軽目トラック
3.
ダンスファンタジア
今回:乗込坂路主体
前走:馬ナリ平均併用
4.
ドモナラズ
今回:標準坂路
前走:標準坂路
5.
マイネルラクリマ
今回:標準トラック主体
前走:標準併用
6.
トライアンフマーチ
今回:馬ナリ平均併用
前走:乗込併用
7.
ライブコンサート
今回:標準トラック
前走:標準トラック
8.
アプリコットフィズ
今回:乗込坂路
前走:馬ナリ平均坂路
9.
ストロングリターン
今回:標準トラック
前走:標準トラック
10.
ダブルオーセブン
今回:標準少めトラック
前走:地方
11.
スズジュピター
今回:標準トラック
前走:一杯平均トラック
12.
レインボーペガサス
今回:標準坂路
前走:標準坂路
13.
エイシンアポロン
今回:馬ナリ平均坂路
前走:標準併用
14.
ゴールスキー
今回:標準多め坂路
前走:標準併用
15.
ラインブラッド
今回:一杯平均坂路
前走:標準坂路主体
16.
ブリッツェン
今回:標準併用
前走:標準多めトラック
17.
スズカコーズウェイ
今回:標準多め坂路
前走:標準多め坂路