レアーレスパーダが本命。前走は初の関西遠征に加え、スタートで後手。度外視していい1戦といえる。気難しいタイプで、広い東京コースに替わるのは大歓迎。巻き返しが期待できる。
　
　対抗にはマイウエイ。こちらも気の難しいタイプではあるが、能力上位。ブリンカーを外して臨む今回、気持ちよく道中を走れって直線のキレに繋げたい。
　
　クジュウクシマは連続2着が示すように、力をつけている。小回り向きの印象もあったが、上昇した今なら東京でも好走できるだろう。
　
　以下、ゴールドスパークル、サクラキングオー、ナリタジャングル、タニノエポレット、トレジャーハントにも警戒したい。

　レアーレスパーダは、桜花賞馬レジネッタの弟。父はクロフネ、未勝利勝ち上がりは、3歳5月の東京2100mダート。いかにもパワー型然とした血統や戦績を思うと、芝の決め手比べのシーンが描きにくかったが、三走前の中山・1800mは、レースの上がりを1秒2も上回る、上がり34秒8という確からしいラップで1分47秒6。
　
　ラップの構築に違いはあるものの、一週前の準OP・初富士Sが1分47秒7。中山金杯の1800mの通過タイムは、1分48秒0だった。イレ込み等、不安材料を抱えているが、ポテンシャルに今一度注目。
　
　マイウエイの前走は、典型的な長距離スローの前残り。開幕二週目だけに、コース取りに神経をつかう必要もあったのだろうが(今回も)、二走前の淡路特別3着で、長丁場にメドも立てた。
　
　一角崩しはクジュウクシマ。平坦とはいえ、2600mで二度2分39秒台をマーク。馬も唸っている。
　
　昇級だけに☆に止めたが、堅実さならゴールドスパークル。ナリタジャングルの先行力、ラストノートにも一発の魅力。

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