4コーナーを回って直線にカメラが切り替わったとき、これは追い込み切れないと覚悟するシーンというがあるが、
アカンサスの前走も、前半1000mが1分1秒0のスロー。大外に振り回された場面なんかは、まさにその典型か。
しかし、最後まで諦めることなく、メンバー中最速の上がりで、ゴール前は5着にと詰めてきた。今回もコース取りに、ひと工夫が必要になってくるが(タイトなイン突き?)、この組み合わせなら決め手上位。
当面の敵は、
忘れな草賞3着の
オースミマイカとしたが、2分2秒7の時計を、どう見るか。同レース6着の
シシリアンブリーズにも(直線、前が詰まる不利はあったにしろ)、まだ確たる数字的な裏付けが乏しい。
押し出された人気の
マイネクイーン、芝の高速決着が見えない
カフェローレルと、各馬に死角あり。未勝利の
アドマイヤアロングだって足りるかもしれず、連下は波乱含み。