本命はハートビートソングです。前走は4角先頭から快勝という強い内容で、重馬場も克服しているので、馬場が悪くなりそうな今回はチャンスだと思います。

　対抗はトレイルブレイザーです。やや使い詰めされていますが、前走の勝ち方は鮮やかでした。斤量も軽くなるので期待できそうです。

　3番手はキングトップガンです。前走は前が詰まって苦しくなりながらも、0.2秒差の6着まで差をつめていました。前々走の内容も良かったので注目したいです。

　後は、天皇賞で力を見せたマカニビスティーと東京コースで快勝したケイアイドウソジンにも気をつけたいです。

東大ホースメンクラブ　テリア

　マイネルキッツを本命に推す。前走の天皇賞は出入りの激しい展開で、もうひとつリズムを作りきることができなかったか。引き続き順調に調整されており、今週の動きも良好。トップハンデではあるが、実績から仕方のないところで、前走から58.5kgならこなせる範囲。
　
　対抗には前走快勝のハートビートソング。デビューから2連勝、3戦目の青葉賞は3着と、3歳時から素質の高さを示していた馬が、ここに来て軌道に乗った印象。古馬の一線級との戦いは初めてながら、好勝負ができてなんら不思議はない。
　
　近走はふるわないものの、実力はそん色ないジャミールも休み明けを使われつつ上昇しており、侮れない存在。
　
　以下、ケイアイドウソジン、トレイルブレイザー、フォゲッタブル、マカニビスティー、ヤングアットハートにも注意したい。

　ハートビートソングは、昨年の青葉賞で、トゥザグローリーと熾烈な2着争いを繰り広げた好素材。ダービー出走は叶わず、脚元の不安で遠回りを余儀なくされたが、1000万・準OPを連勝。本来あるべき重賞戦線へ、再び駒を進めてきた。
　
　ちなみに前走は、重馬場を楽々と先行。1分59秒8という走破タイムも、芝コンディションを考えれば、かなり精度は高い。
　
　天皇賞馬マイネルキッツの底力を二番手としたが、前走が目いっぱいの可能性も。
　
　ジャミールのアルゼンチン共和国杯・2分30秒3は、このメンバーではトップランクだが、天皇賞が少し負けすぎ。
　
　道悪のハンデ戦だけに、ケイアイドウソジン、トレイルブレイザー以下の一角崩し。トウカイトリックは、本復は感じるが道悪がやっかい。

　施行条件が似ているが、最近は目黒記念とアルゼンチン共和国杯とで傾向に違いがでてきた。

　アルゼンチン共和国杯は前走条件戦組がけっこう走るのに対して、目黒記念は前走G1組が堅調だ。おそらく、前走と当該レースだけでなく、その前も含めた番組の流れのようなものも影響しているのだろう。

　ただ、いまの目黒記念には本質的に強い前走G1組が出てくるわけではなく、1頭の馬にすべてを託すのは危険だ。◎○2頭から2丁流しをかけるくらいがいいだろう。

　◎はジャミール。アルゼンチン共和国杯2着があるので、コース自体への適性は確か。あとは届く展開かどうかだ。

　○にフォゲッタブル。最近は成績が落ちているが、本来このくらいの相手関係なら勝ち負けになるはずだ。

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