11R

朝日杯FS

15:25発走 / 芝1600m (右 外 A) / 天候:晴 / 馬場:良
5回 中山 6日目 サラ系2歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 馬齢 16頭
本賞金:7000,2800,1800,1100,700万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

img_yoso

予想印
1サドンストーム(5人気)
3アルフレード(1人気)
6スノードン(10人気)
15レオアクティブ(8人気)
16ダローネガ(3人気)

井崎脩五郎の見解

・前走重賞連対馬をのぞく、6枠-8枠に入った馬
※中山過去10年[0-0-1-43]
●2010年該当馬→シゲルソウサイ(10着)、タツミリュウ(13着)、エーシンブラン(14着)
○2011年該当馬→マコトリヴァーサルトウケイヘイローハクサンムーンヒシワイルド

・前走重賞1番人気馬をのぞく、前走4着以下馬
※中山過去10年[0-0-1-30]
●2010年該当馬→マイネルラクリマ(6着)、ロビンフット(8着)、オースミイージー(9着)、エーシンブラン(14着)、ブラウンワイルド(16着)
○2011年該当馬→クラレントショウナンラムジネオヴァンクルマイネルロブストマコトリヴァーサル

・前走1番人気馬をのぞく、前走500万下戦出走馬
※中山過去10年[0-0-0-26]
●2010年該当馬→タガノロックオン(12着)、タツミリュウ(13着)
○2011年該当馬→ジョウノバッカストウケイヘイローニンジャヒシワイルドローレルブレット

・前走が新馬戦または未勝利戦だった馬
※中山過去10年[0-0-0-8]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→ハクサンムーン

・前走1200m戦出走馬
※中山過去10年[0-0-0-19]
●2010年該当馬→トキノゲンジ(7着)、シゲルソウサイ(10着)、マジカルポケット(15着)
○2011年該当馬→ヒシワイルド

2010年残った馬→グランプリボスリアルインパクトリベルタスサダムパテックリフトザウイングスアドマイヤサガス

【昨年結果】
1着:グランプリボス(○)
2着:リアルインパクト(○)
3着:リベルタス(○)

2011年残った馬→サドンストームアルフレードスノードンレオアクティブダローネガ

須田:阪神JFは、「消し」だった1番人気サウンドオブハートが3着。ここを残しておけば、3連単や3連複までキッチリ的中だったというのに……詰めが甘いですなあ。

井崎:でも、ジョワドヴィーヴルアイムユアーズの馬連が4870円、馬単が8270円と、かなり美味しい配当になってくれたからな。6頭残しだからトリガミ祭りにもなってないし。

須田:1番人気馬が単勝4.6倍と、オッズが割れに割れましたからね。なんとなく「結果オーライ」という気がしないでもないですが、儲けが出せたのは喜ばしいかぎりですよ。

井崎:それにしても、血統の力というのは恐ろしいものだよ。さすがに姉のブエナビスタ同様にはいかないと思ったんだが……アッサリ勝っちゃうんだもんな。

須田:しかも、それがキャリア2戦目での結果というのが、とんでもないですよね。完全に「1頭だけ抜けて強い」というレース内容でしたし、末恐ろしいですよ。

井崎:で、今週は朝日杯FSなんだけど、ここも人気はけっこう割れるのかな?

須田:東スポ杯2歳Sで好走した組が出走しないとなると、デイリー杯2歳S組や京王杯2歳S組が人気を集めるんでしょうけどね。レオアクティブあたりが人気の中心ではないかと。

井崎:あとはクラレントダローネガサドンストームってところか。うーん、一波乱もふた波乱もありそうな出走メンバーだよなあ。

須田:で、今週センセイが残した馬はといえば……おお、意外に順当じゃないですか。消去ネタも、いたってオーソドックスというか。

井崎:だからこそ不安なんだけどな(笑)。「荒れそう」っていうのが直感なのに、このラインナップだと、おおむね順当に決まったケースしか対応できないからなあ。

須田:なるほど、今週はそういう理由で不安なパターンですか(笑)。でも、センセイの直感がアテにできるなんて誰も思ってませんから、気にしないで大丈夫ですよ!

井崎:……なんとも嬉しくない太鼓判の押され方だなあ。しかも、レオアクティブダローネガが大外枠に入ったろ? 余計に、波乱の可能性が高まった気がするんだよなあ。

須田:だからといって、そこを消しての3頭残しは、さすがにリスキーですからね。この頭数ならトリガミの危険性は低いでしょうし、ボクは安心して見てられそうですけど。

井崎:まあ、ソコソコ順当に決まって、それでいてソコソコ配当がついてくれるパターンが、いちばん嬉しいんだけどさ(笑)。

須田:予感が的中して波乱決着になるのか、それとも順当に決まって、消去ネタどおりの結果が出てくれるのか。残り2週、しっかり兜の緒を締めて結果を出して下さいよ!

井崎:「勝って兜の緒を締めよ」か、耳に痛い格言だなあ。

須田:センセイの兜の緒って、勝っても負けてもゆるみまくってますからねえ……。
img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

2

-

4

1点 1000円

3連単1着流しマルチ
1着

2

相手

1

4

6

11

12

16

90通り 各100円

東大ホースメンクラブの見解

 本命はローレルブレットです。中山マイルは内枠有利が定説で、実際に内枠の方が成績が高くなる傾向が顕著に見られるますが、1枠1番の馬の単勝回収率は42%と低く、過剰人気となっていることが読み取れます。逆に1枠2番は最内と比較して注目度が落ちるのか単勝回収率は全枠で最高の92%をマークしており、中山マイルでは人気の盲点となりやすい枠番で馬券的妙味が高いです。(データは05年から現在)

 ローレルブレット自身は重賞経験がないですが、前走の走破タイムが同コースで行われた阪神JFよりも0秒2速く、ハイレベルなレースだったと判断できます。また、キャリア6戦という経験も未熟な2歳馬が集まるGIではアドバンテージであり本命視です。以下マイネルロブストサドンストームといった重賞実績のある馬を素直に信頼します。

 望田潤の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

7

相手

15

16

2通り 各2000円

馬連流し

7

相手

1

3

4

6

8

12

6通り 各1000円

望田潤の見解

 マイルの爆発力なら▲レオアクティブだろうが、母が狂気のヴィミーのクロスで一息に追い込む競馬が合っているだけに、中山であの大外一気がハマるかどうか。◎クラレントダローネガはデイリー杯で叩き合ったが、リディルの3/4弟で母のマイラーっぽさが半分以上出ている◎クラレントのほうが1600mのスピードや機動力では少し上だろう。1400mで☆サドンストームを負かしているのも強調材料だし、きれいな相似配合もリディルに劣らない。

 井内利彰の予想

img_yoso

予想印
8ショウナンラムジ(7人気)
7クラレント(2人気)
3アルフレード(1人気)
5ネオヴァンクル(14人気)
16ダローネガ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

7

1点 3400円

単勝

8

1点 1500円

3連複フォーメーション
1着

7

8

2着

3

5

7

8

16

相手

3

5

7

8

16

9通り 各300円
3連単フォーメーション
1着

7

8

2着

3

5

7

8

16

相手

3

5

7

8

16

24通り 各100円

井内利彰の見解

 朝日杯FSの過去5年、馬券圏内の調教タイプを列記してみました。

2006年
乗込併用/標準併用/標準トラック
2007年
標準多めトラック主体/急仕上げ坂路/標準坂路
2008年
標準トラック主体/標準多め併用/標準トラック
2009年
標準併用/一杯平均坂路/標準坂路
2010年
標準坂路/標準併用/乗込併用

 2006年以降、4年連続で併用系統の調教タイプが勝ち続けていたレースですが、昨年はこれまで3着が精一杯だった標準坂路が1着でした。ただ2着3着にはしっかりと併用調教馬が入っており、併用系統が好走できなかった年はありません。やはり中山芝1600mらしい「坂路とトラックを併用して本数多く」という調教タイプが好走できるレースだと判断してよいでしょう。

 見事に標準多め併用に該当したのは◎ショウナンラムジしかいません。最終追い切りはCWで行われて、併せ馬では遅れましたが、その手応えは良。京都芝内回りの1600mを勝ったレースぶりから、このコースへの適性は問題ないでしょうし、それを確認できた最終追い切りでした。

 ○クラレントは前々日にDPで時計を出して標準多め坂路主体での出走。標準多め坂路でも十分勝ち負けできる素質馬だけに、この調教タイプは文句ありません。

 標準併用▲アルフレードは1週前、最終追いともに絶好の動き。調教タイプからも馬券圏内はほぼ確定かも知れません。

 音無秀孝厩舎の鉄板調教に仕上がった△ネオヴァンクルはスムーズさを欠いた前走は度外視できます。どうしても枠が気になる△ダローネガですが、前走のような競馬になると思うので、それなら馬券圏内には差してくるでしょう。

1.サドンストーム
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

2.ローレルブレット
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

3.アルフレード
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均併用

4.マイネルロブスト
今回:標準トラック
前回:急仕上げトラック

5.ネオヴァンクル
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

6.スノードン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

7.クラレント
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

8.ショウナンラムジ
今回:標準多め併用
前回:標準坂路主体

9.ニンジャ
今回:連闘
前回:急仕上げ併用

10.ジョウノバッカス
今回:一杯平均坂路
前回:一杯平均坂路

11.マコトリヴァーサル
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

12.トウケイヘイロー
今回:標準少めトラック
前回:標準併用

13.ハクサンムーン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準少め併用

14.ヒシワイルド
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

15.レオアクティブ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック

16.ダローネガ
今回:標準坂路主体
前回:一杯平均併用

 山崎エリカの予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

4

相手

7

12

2通り 各2500円

馬連流し

4

相手

11

16

2通り 各2000円

馬連流し

4

相手

2

13

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 新潟2歳Sで早くも朝日杯フューチュリティS勝ち負けレベルの指数をマークしたモンストールジャスタウェイがこのレースを回避。そしてハイレベルの札幌2歳Sの勝ち馬グランデッツァがラジオNIKKEI杯2歳Sへ回ることになったために、とてもチャンピオン決定戦とは言い難い、寂しいメンバー構成となりました。

 前売り3番人気のダローネガ新潟2歳Sモンストールに1.1秒も離された4着馬、前売り5番人気のマイネルロブスト札幌2歳Sの3着馬。連勝馬で1番人気のアルフレードやキャリア2戦目でデイリー杯2歳Sを勝った2番人気クラレントあたりが勝たないと「最優秀2歳牡馬」の選出で大きな議論を呼びそうです。

 しかし、アルフレードは前走500万下のきんもくせい特別を勝ったばかりで指数も平凡でした。現状では成長力でどこまで通用するかという評価でしかないので、私は「最優秀2歳牡馬」の選出に大きな議論を呼ぶほう(?)に懸け、札幌2歳Sの3着馬で実力の裏付けは十分のマイネルロブストを◎とします。

 マイネルロブストの前走、東スポ杯2歳Sはスタートしてしばらくしたところから折り合いを欠くレースぶり。スタミナの要求される不良馬場で折り合いを欠いたのはスタミナ面で影響がかなりあったと思われます。それでも直線では勝ち馬ディープブリランテに食い下がるシーン。最終的には息切れを起こして失速してしまいましたが内容はなかなか評価できるものでした。また、今回の出走馬はどちらかと言えば先行馬が手薄なメンバー構成です。内枠を引いて先行策から流れに乗れば実力を十分発揮できるでしょう。調教も抜群でした。

 ○はデビュー3戦目のカンナSでは出走メンバー最速の脚で強烈に追い込む脚を見せて素質の片鱗を発揮したトウケイヘイロー。勢いに乗った前走くるみ賞では好位からレースを進めて出走メンバー最速タイの上がり3Fタイムでまとめる完璧なレースぶり。この時の2着馬は後の京王杯2歳Sの勝ち馬レオアクティブとなれば、くるみ賞での完勝はなおさら高い評価をすべきでしょう。自在性もあるので、先行馬が少ないメンバー構成では有利となります。

 ▲はデビュー2戦目のデイリー杯2歳Sを勝利して2戦2勝を決めたクラレント。前走東京スポーツ杯2歳Sでは2番人気に支持されましたが、レース直前に放馬のアクシデントでスタミナを大きく消費してしまいました。その上にスタミナをかなり要求される馬場状態だったのはこの馬にとっては苦しすぎる条件だったと言え、度外視すべきです。能力の高さはデイリー杯2歳Sで証明済み。今回は有利な枠を引き当て、巻き返しが期待されるところ。マイナス材料は前走のレースぶりから今回でも後方からレースを進めることになってしまいそうな点です。

 高橋学の予想

img_yoso

予想印
3アルフレード(1人気)
7クラレント(2人気)
16ダローネガ(3人気)
6スノードン(10人気)
13ハクサンムーン(11人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

3

6

7

13

16

10通り 各1000円

高橋学の見解

グレード制開始のS59年(1984)以降の27年間から、「消える馬」「残る馬」をチェックしてみよう。

1.サドンストーム……1600m以上未勝利(未経験含む)で、前2走内に非重賞戦で0.6秒以上の敗退歴がある馬は[0-0-0-45]。類型馬で、H4年、前2走「OPもみじS1.1秒差6着→G2デイリー杯2着」のテイエムハリケーンが4番人気8着。

2.ローレルブレット……秋10月以降に3戦以上消化し、前3走内に非重賞戦で着外(4着以下)がある前走未勝利戦・条件戦使用馬は[0-0-0-27]。H21年、前走1600m条件戦を1分34秒1のレコード勝ちしていたキングレオポルドが、2走前にOP戦4着あり伏兵4番人気に推しあげられていたが6着敗退。ローレルは1600m時計メンバー中2位の1分34秒7を持つが実績面で?

3.アルフレード……8頭立て以上の芝1600m戦で2勝していた馬は[1-3-3-8]。このうち、
(a)良・稍重の1600m戦で1馬身差以上の快勝がなかった馬は×
(b)芝で0.4秒以上の敗退歴があった馬は×
(c)前走条件戦で敗退、もしくは勝っても着差が1馬身差未満だった馬は×
(d)芝で着外(4着以下)があった馬は×

以上の4項目をクリアしていた馬は[1-3-3-1]で、着外1回はレース中に故障していた馬。

4.マイネルロブスト……重賞戦既勝馬を除き、前2走内、芝1800m戦を使用していた馬で1分50秒0を切る時計がなかったキャリア6戦以下馬は[0-0-3-17]。

5.ネオヴァンクル……前3走内に重賞戦勝ち歴がなく、前走0.6秒(約3馬身)以上敗退馬は[0-0-3-57]。

6.スノードン……OP萩Sが1800mに延長されたH14年以降、その勝ち馬は[1-0-1-3]。

7.クラレント……G2デイリー杯2歳Sが1400mから1600mに延長されたH9年以降、その出走組は[2-6-5-24]。

8.ショウナンラムジ……前走条件戦敗退の1勝馬は[0-0-1-23]。

9.ニンジャ……キャリア3戦以上馬のうち、前3走とも1400m以下使用馬は、前3走内に3馬身差以上の快勝歴があった馬や前走重賞戦連対馬を除き[0-0-3-45]。

10.ジョウノバッカス……レコード勝ちある馬を除く前2走ともダート戦使用馬[0-0-0-17]。

11.マコトリヴァーサル……前走0.2秒(約1馬身)以上敗退の2か月以上休養馬は[0-0-1-7]。昨年、前走デイリー杯2歳Sで0.2秒差2着だったアドマイヤサガスは2か月ぶりの出走で6番人気11着。

12.トウケイヘイロー……前2走とも1600m未満の非重賞戦を使用し、そこで2馬身差以上の快勝歴がなかった馬は[0-0-0-33]。前走1馬身1/2差のレコード勝ちしている(同日の天皇賞・秋でもトーセンジョーダンが超速のレコード勝ち)が、開催7日目までがAコースで、8、9日目はBコース(内側から3mに仮柵)使用と荒れた内馬場を走らない分タイムが出るのは当たり前。同日の2歳未勝利1800m戦でも1分47秒4の快時計が出ているようにレコードを額面通りには受け取れない。

13.ハクサンムーン……キャリア1戦馬は[0-1-0-13]。

14.ヒシワイルド……前走条件戦敗退、もしくは勝っても着差が1馬身差以下だった馬は、2走前に新馬戦1馬身差以上1着・条件戦2馬身差以上1着・OP戦0.4秒差内好走・重賞戦0.6秒差内走破があった馬を除き[0-0-0-30]。同馬は前走条件戦1/2馬身差勝ちで、2走前は1.3秒差大敗。

15.レオアクティブ……G2京王杯(旧京成杯)2歳S勝ち馬は、H9年まで[3-4-0-0]と実績を残していたが、H9年に東京スポーツ杯2歳Sが新設され、またデイリー杯2歳Sが1400mから1600mに距離延長されて選択肢が増えたのを受け、H10年以降、京王杯2歳Sの勝ち馬は[2-1-0-7]と関連性低下。勝った2頭は京王杯で1分22秒0を切っていた馬。レオの走破時計は1分22秒1で、その時の2着馬は前走OP戦で牝馬アラフネ(先週の阪神JF14着)に0.6秒も負けていた馬、3着馬は未勝利戦を3/4馬身で勝ったばかりの馬とレベル的にも?

16.ダローネガ……前走G2デイリー杯2歳S敗退馬は[0-1-1-9]。S59年以降、14頭立て以上で行われた朝日杯17回のうち、枠順3番より内の馬が[7-2-6-35]なのに対し、14番から外の馬は[0-2-1-40]。H19年、14番枠に入ったアポロドルチェ(前走G2京王杯2歳S勝ち馬)が2番人気に推されるも、鞍上後藤J「枠順がこたえた。上位馬は全部内枠だったものね」と期待に応えられず11着敗退を喫している。2馬身差分の不利があるといわれる中山1600m大外枠では厳しい。

■狙い……主役不在の混戦だけに馬券は手広くいきたい。

◎は、距離2勝の強みでアルフレード。○は、前走は放馬プラス不良馬場でレースにならなかったクラレントデイリー杯2歳Sが1400mから1600mになったH9年以降、ハナ・アタマ・クビ差の辛勝を除くその勝ち馬のうち、前3走内で2勝以上していた馬は[0-3-3-0]。勝ちこそないが馬券外もない安定した成績を残しているだけに外せない。

▲は枠順の不利はあるが1600m以上の阪神芝2勝と距離&坂を克服済みのダローネガ父ダイワメジャーは2歳新種牡馬では1位だが、2歳種牡馬ランキングではディープインパクトの次位で勝率110はベスト10位内馬中7位とやや勝ち味に劣る。

△は意外性を秘めるスノードン。父産駒は今季14勝中4回が5番人気以下勝ち(ちなみに昨年ディープインパクト産駒は5番人気以下勝ちが41勝中1回だけ)、母の父はキングマンボ産駒で、キングマンボはBMSとして天皇賞春を13番人気で制したスズカマンボを出すなど大駆け血統。

もう一頭△はハクサンムーン。前走は物見しながらの楽勝だけに中一週でも不気味さあり。

 古澤秀和の予想

img_yoso

予想印
16ダローネガ(3人気)
3アルフレード(1人気)
8ショウナンラムジ(7人気)
5ネオヴァンクル(14人気)
6スノードン(10人気)
12トウケイヘイロー(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

3

-

16

1点 2000円

馬連

8

-

16

1点 2000円

馬連

12

-

16

1点 1500円

馬連

6

-

16

1点 1000円

馬連

5

-

16

1点 1000円

馬連

3

-

8

1点 1500円

馬連

3

-

12

1点 1000円

古澤秀和の見解

3番:思ったよりクリスエスが出ているが、手先も強く、上位争い可能。
7番:軽い走りが身上で馬場微妙。
8番:実が入って良くなっている。馬場も合いそう。
16番:素晴らしいボリューム感。勝ち負け。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

img_yoso

netkeiba関東本紙

予想印
3アルフレード(1人気)
6スノードン(10人気)
7クラレント(2人気)
1サドンストーム(5人気)
8ショウナンラムジ(7人気)
13ハクサンムーン(11人気)
16ダローネガ(3人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

1

6

7

8

13

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

6

相手

1

7

8

13

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

7

相手

1

6

8

13

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【波乱含み】2戦2勝のアルフレードは前走でも前残りの流れをキッチリ差し切り。大物感十分で連勝を伸ばす。スノードンは使われつつ力をつけ前走快勝。奥の深さを感じさせる走りでここでも好勝負。放馬に道悪と前走が不完全燃焼のクラレントも巻き返せる。サドンストームは器用なレース振りが魅力。能力あるダローネガは大外枠がカギ。堅実に走れるショウナンラムジ、能力高いハクサンムーンにも警戒。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

img_yoso

丹下日出夫

予想印
3アルフレード(1人気)
13ハクサンムーン(11人気)
7クラレント(2人気)
16ダローネガ(3人気)
4マイネルロブスト(4人気)
6スノードン(10人気)
12トウケイヘイロー(9人気)

丹下日出夫の見解

【二段加速】アルフレードは、9月の中山デビュー。秋緒戦のこの時期の中山は、例年外差しが決まりにくく、しかもペースはスロー。差し馬不利の状況下、11秒6―11秒3―11秒6(3Fは35秒5)というレースラップに対し、自身の上がりは34秒1。中山の急坂を、ラスト2F・推定11秒1から3前後で一気に登板。「中山の坂を11秒前半でパンチアウトする馬は、東京で33秒台で上がってきた馬と、同等かそれ以上」と言われているが、次走のきんもくせい特別は、11秒8―10秒6―11秒4(3ハロンは33秒8)というレースラップに対し、自身の上がりは32秒5。平坦の新潟とはいえ32秒5は特筆モノ。さらにラップの精度を上げてきた。なるほど、デビュー当時と比べると古馬なみにトモや腰回りも充実。最終追い切りの51秒9―37秒6―11秒7という坂路調教にも、パワーアップが見て取れる。スタートは上手い部類。最初の1、2Fは、なだめるのに苦労するくらい行きっぷりがいいし、あっという間にトップギアに入る機敏さもある。鞍上のウイリアムズも、この手の敏感なマイラーは、グランプリボス等で手慣れている。仕掛けのタイミングも、まず間違いはない。相手本線にはハクサンムーンを抜擢。440キロ台と見かけは華奢だが、デビュー前の調教で弥生賞サダムパテックに楽々と先着した脚力の持ち主。母は5勝馬、祖母は快速でならしたメガミゲラン。セレクトセール当歳の時から、ひょっとしたらサイレンススズカ級のマイラーではないかと温めてきた馬(同厩古馬のシルポートより能力も将来性も上でしょう)。先週のジョワドヴィーヴルに感化されての、スケベ印ではない(笑)。もちろん、実績ならクラレントダローネガデイリー杯2歳S1・2着馬。ただ、本年のデイリー杯は1分34秒9。やや時計が平凡な上に(同日の未勝利より遅い)、道中のラップにも、「これだ」と断言できる鮮烈さに欠ける。軸はアルフレードで、ほぼ大丈夫だが、連下は前記ハクサンの逃げ残り。札幌2歳S3着馬マイネルロブストくるみ賞を1分21秒4のレコードで勝ち上がってきたトウケイヘイローにも付け入る余地はある。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

img_yoso

コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

4

8

14

12通り 各400円

3連単BOX

1

4

8

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

3

4

7

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

3

4

7

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ショウナンラムジは「ダンスインザダーク×ホワイトマズル」という組み合わせ。サンデー系と相性のいいダンシングブレーヴを母方に持つところがセールスポイント。父ダンスインザダークは必ずしも中山向きとはいえないが、本馬は母方に力強いアメリカ血統のサポートがあるので中山向きのパワーや機動力が期待できる。

 母フォーカルスターの半弟フォーカルポイント京成杯(G3・中山芝2000m)を1分59秒2のレースレコードで快勝した。中山適性に関しては問題ないだろう。本馬も2戦目の未勝利戦(京都芝1600m)を勝ち上がった際に1分33秒4のレコードタイムを樹立している。かなりの高速馬場だったので時計的な価値はともかく、注目したいのは平均して速いラップを刻むレースに適性があるという点。叔父フォーカルポイントを含めたこの一族の特長かもしれない。朝日杯フューチュリティSは過去5年間いずれも800m通過が46秒台なので望みどおりの展開になりそうだ。10番人気以下なら狙ってみる価値は十分あるだろう。

 奥田隆一郎の予想

img_yoso

予想印
2ローレルブレット(6人気)
16ダローネガ(3人気)
3アルフレード(1人気)
4マイネルロブスト(4人気)
6スノードン(10人気)
7クラレント(2人気)
15レオアクティブ(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

3

16

2着

2

3

4

6

7

15

16

相手

2

3

4

6

7

15

16

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 朝日杯FSが行なわれる中山芝1600mの直結コースから、阪神芝1600m、東京芝1400m、京都芝1800m、同コースの中山芝1600mに注目する。該当馬は同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

 ◎ローレルブレットは、直結コース・阪神マイルの千両賞の勝ち馬。昨年は千両賞1着のリベルタス朝日杯FS・3着で馬券になった。また、直結コースではないが新潟マイルを勝ち、この距離は得意にしている。

 ○ダローネガは、同じく阪神マイルの勝ち馬(新馬戦1着)。前走のデイリー杯は、出遅れながらも上がり最速で2着、能力があることを示した。本来は先行できる馬なので、スタートを決めることで中山に対応できる。

 ▲アルフレードは、同コースの中山マイルで新馬戦を勝ち、同じくマイル戦の500万特別を勝利した。今回の距離は2戦2勝で距離適性を評価するのと、底を見せていない魅力を買う。

 △レオアクティブは、直結コースの東京芝1400mにて京王杯2歳Sを制した。昨年は、京王杯2歳Sを1着のグランプリボス朝日杯FS・1着、京王杯2歳Sを2着のリアルインパクト朝日杯FS・2着となり、直結していることを証明した。

 △スノードンは、直結コースの京都芝1800mで施行された萩Sを制した。デビュー2戦は惨敗したが、仕上げ直した近2走を連勝したことでG1レースにもチャンスがある。

厳選予想 ウマい馬券