【限りなくG?に近いブルー】前日の
ショウナンラムジの1分33秒4のレコードが、あまりにインパクトが強すぎ、1分34秒4が平凡に見えるが、
アナスタシアブルーの直線の脚に、ザワザワと風が巻き立った。時計の出やすい開幕週の平坦京都とはいえ、初陣で1分34秒台は普通にクラシックレベル。
ファルブラヴ×
フレンチデピュティという硬めの配合を感じさせない健やかさあり。もちろん、最終ラップと脚色は、距離延長OKを暗示。アンカツも、珍しいくらい同馬につきっきり。阪神JFの、一里塚としたい。もちろん、理屈を通せば
ショウナンラムジ。1000m通過が58秒5―1400m通過・1分21秒9という、確からしい平均ラップの上に立ち、いきなり従来の記録を0秒3短縮する、1分33秒4のレコード。それも、直線悠々先頭の3馬身差は、きちんと評価したい。
アドマイヤトライの新馬戦は、洋芝の上にやや重。1分54秒5という時計を、どう捉えるかが微妙だが、粘り気のある芝で11秒台の連続ラップはマーク。「これほどフットワークのきれいな馬を、今まで見たことがない」と、ノーザンFの秋田場長も語っていたように、坂路やチップは動かない。芝コースの最終追い切りに、良馬場・高速適性も感じられる。まとめて負かせば、
トライのスケール。
エタンダールも、新馬戦をクラシックベースの1分49秒7で突破。調教も動いたが、母の父は
モンジュー。上がり3Fに確たる数字が見えなかっただけに、時計勝負のここが早くも正念場。