11R

エリザベス女王杯

15:40発走 / 芝2200m (右 外 B) / 天候:晴 / 馬場:良
6回 京都 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際) 牝(指) 定量 18頭
本賞金:9000,3600,2300,1400,900万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走、秋華賞以外の牝馬限定戦で4着以下だった日本馬
※京都過去10年[0-0-1-43]
●2010年該当馬→リトルアマポーラ(4着)、ヒカルアマランサス(5着)、コロンバスサークル(6着)、ブライティアパルス(8着)、ムードインディゴ(10着)、レジネッタ(11着)、シングライクバード(12着)、サンレイジャスパー(13着)
○2011年該当馬→アパパネサンテミリオンブロードストリートシンメイフジレディアルバローザ

・前走で重賞以外に出走していた日本馬
※京都過去10年[0-0-0-19]
●2010年該当馬→アースシンボル(14着)
○2011年該当馬→ワルキューレレインボーダリアオールザットジャズグルヴェイグ

・外国人ジョッキーの騎乗馬をのぞく、前走秋華賞4着以下馬
※京都過去10年[0-0-0-23]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→エリンコート

・中9週以上のローテで出走する4歳以下馬
※京都過去10年[0-0-0-6]
●2010年該当馬→ヒカルアマランサス(5着)
○2011年該当馬→レーヴディソールシンメイフジ

2010年残った馬→スノーフェアリー、メイショウベルーガアパパネセラフィックロンプサンテミリオンアニメイトバイオアーヴェイテイエムプリキュアプロヴィナージュ

【昨年結果】
1着:スノーフェアリー(○)
2着:メイショウベルーガ(○)
3着:アパパネ(○)

2011年残った馬→アヴェンチュライタリアンレッドホエールキャプチャアニメイトバイオフミノイマージンダンシングレイン、スノーフェアリー

須田:アルゼンチン共和国杯が「3着のカワキタコマンドしか残せていない」という惨憺たる結果に終わったワケですが……センセイ、何かコメントは?

井崎:……いやでもさ、ハズレるときは豪快にハズレるくらいのほうがいいんだって! 中途半端に惜しいハズレって、その後も尾を引いたりするだろ?

須田:惜しいハズレを引きずっている井崎センセイなんて、見た記憶がまったくないですけどねえ(笑)。ともかく、もっと気を引き締めて臨んでいただきたいものです。

井崎:大丈夫、今週のエリザベス女王杯もビシッと的中させてみせるからさ! 残した頭数こそ多めだけど、今週はこれでイケるという手応えを感じてるよ。

須田:ではネタの中身を見ていきますが、トップを飾ったのが「牝馬限定戦での4着以下馬」を消去をするもの。信頼度もかなり高いんですが……今年はどうでしょうねえ。

井崎:……やっぱり、アパパネ消去が引っかかってる?

須田:そりゃそうですよ。前走がふがいない結果に終わったとはいえ、それまでの実績が実績ですからね。デキさえ戻れば、あっさり巻き返して当然の実力馬ですよ?

井崎:それはわかるんだが、前走の内容から考えて、ここで一気に巻き返せるとは考えにくいよ。それに、人気薄になるならともかく、それなりに人気は集めるだろ?

須田:オッズが読みづらいレースですが、さすがに人気薄にはならないでしょうねえ。

井崎:だったら、ここは「消し」で攻めるべきじゃないかなあ。相手も相応に骨っぽいし、そう簡単に巻き返せるとは思えないからな。

須田:そして、最後の消去ネタで消されているのが、レーヴディソール。ここも非常に扱いが難しいとは思いますが……本当に「消し」でいいんですか?

井崎:正直なところ、コレばっかりはわかんないよなあ(笑)。ただ、さすがに万全のデキとはいかないだろうし、しかも初距離。これで来られたら、素直に降参するよ。

須田:ちなみに、もう1頭消して6頭にするなら、どこを消去します?

井崎:うーん、難しいところだけど……大外枠に入ったスノーフェアリーかな。フルゲートでの馬番17番と18番って、今の条件になってから来た記憶がないからなあ。

須田:96年以降で[0-0-1-12]と連対馬ゼロですから、その記憶で合ってますな。とはいえ、この馬の場合はちょっとケタが違う気がしますからねえ……。

井崎:そう思ったからこそ、大外なのに消さなかったんだけどな(笑)。というわけで、消すべきところをしっかり消して、残ったのがこの7頭。問題はトリガミなんだが……。

須田:うーん、オッズがかなり割れるでしょうし、そこは大丈夫な気がしますけどね。フミノイマージンあたりが来てくれれば、高配当も見込めそうですし。

井崎:秋のG1シリーズに入ってからの好調をキープする意味でも、ここはしっかり当てておきたいところ。中波乱くらいはあると思うし、いい結果を期待したいねえ!
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 200円

馬連BOX

1

2

3

4

18

10通り 各300円

馬単フォーメーション
1着

1

18

2着

1

2

3

4

18

相手
8通り 各300円
3連複BOX

1

2

3

4

18

10通り 各200円

3連複軸2頭流し
軸1

18

軸2

1

相手

2

3

4

3通り 各500円

3連単フォーメーション
1着

1

18

2着

1

18

相手

2

3

4

6通り 各100円

東大ホースメンクラブの見解

本命はアヴェンチュラ。ブランクが空いてから準OP、GIII、GIと3連勝しての参戦です。GIIIは古馬相手と戦って勝っており、今回の古馬との戦いも決して不利ではなさそう。勢いに任せてGI連勝する実力はあるはずです。

対抗はスノーフェアリー。昨年のこのレースでの強さは今でも忘れられません。ただ、デリケードと言われるサラブレッドの牝馬の、しかも外国馬の年をまたいでの連勝は厳しいと思います。

3番手はイタリアンレッド。あくまでハンデGIIIを勝った実力と評価されていた別定GIIの前走ですが、真の実力を発揮して僅差ながらも勝ちきりました。今回も秘めたる力に期待。

4番手評価は、ホエールキャプチャ。同世代の中ではトップクラスの実力を持っています。ただ、今までのところGIを勝ちきるほどの実力ではなく、上位争い止まりと予想。

5番手評価はアパパネ。最近、本調子ではない感じですが、それでも、やはり3冠馬で無印は怖いです。

東大ホースメンクラブ おにぎり

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

18

相手

2

8

2通り 各3000円

馬連流し

18

相手

1

3

4

9

4通り 各1000円

望田潤の見解

ダンシングレインはそれほどスピード豊かな馬には見えず、これの単騎ならスロー濃厚だろう。

◎は昨年は馬場の悪いインに突っ込んで圧勝したが、直線追い出しての加速がアパパネメイショウベルーガとはまるで違っていたし、続く香港Cでは小回りのスローを驚愕の追い込み勝ち。

この牝馬は世界トップクラスの斬れ味を誇るが、その斬れは軽い芝で更に威力を増す。スローの上がりの競馬になっても、また目の覚めるような脚で差しきってしまうだろう。

エリ女は上がりだけの競馬になるとファレノプシスダイヤモンドビコーオースミハルカのような小回り向きの小脚がモノを言うことが多いから、府中牝馬Sを小倉を捲るように勝った○はまたまたチャンスだ。

そして京都外のスローの外差し馬場というのは▲にとっても最高の舞台で、斬れだけで勝てるレースになればアッサリがあって驚けない。

持続型脚質の馬たちの評価を下げて、大穴にはクイーンS好走組のイメージでレインボーを。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 1000円

複勝

10

1点 2700円

3連複軸1頭流し

10

相手

1

2

4

6

8

11

15

21通り 各200円

3連複軸1頭流し

15

相手

1

2

4

6

8

10

11

21通り 各100円

井内利彰の見解

 牝馬限定GIではありますが、京都芝2200mで行われるこのレースは調教量が重要なレース。

 特に本数が必要なのは、2009年に標準多め坂路の2頭(クィーンスプマンテ、テイエムプリュキュア)が標準トラックのブエナビスタ先着したという過去の傾向から明確に表れています。

 またこの2頭以外で馬券に絡んだ人気薄では2006年の7番人気1着フサイチパンドラが標準併用。坂路とトラックを併用することも重要なレース傾向と言えます。

 つまり標準多め併用が最も狙いたい調教タイプなのですが、それに該当している馬、同じ系統の調教タイプはかなり頭数が多い今年の出走馬。よって更に重視したのが「最終追い切りのスピード」です。

 冒頭に名前の出たクィーンスプマンテは坂路で、テイエムプリキュアはDPで標準よりも速い時計を出していました。

 またフサイチパンドラにしてもDWで速い時計をマークしており、牝馬でも最終追いは速い時計でしっかり仕上げることが重要なのです。

 ◎フミノイマージンは「予定よりも(6Fで)3秒近く速い時計になった」という本田優調教師のコメントがありましたが、そのくらい速い時計が出せるからこそ調子が良く、レースでも結果が出るということ。この中間はこれまでにないくらい坂路での15-15を消化しており、生涯初の標準多め併用に仕上がりました。調教タイプ、最終追い切りともにエリザベス女王杯を勝つための調教が課された今回を逃がすわけにはいきません。

 ○エリンコートは調教タイプは最適ですし、最終追い切りのスピードでは文句ない本命候補ですが、近2戦の惨敗が「精神的なもの」という笹田和秀調教師の言葉がストッパーになります。

 ただ今回はその2戦から変化を求めて、最終追い切りをDPに変更した上、速い時計で刺激を与えただけに「当日のパドックで闘争心を剥き出しにするような気合を見せて、二人引きでも押さえられないくらいの活気があれば」と師。当日のパドックで、気合を見せて首をグンと下げるような二人引きなら復活劇も十分に考えられそうです。

 ▲アヴェンチュラは馬なりオンリーの調教内容で乗込併用。いざ叩き合いになった時に一杯に追われていない弱みは出ると思いますが、本数をしっかりとこなした今回は印を打たないわけにはいきません。

 前走からの変わり身が気になる△アパパネは調教タイプが合うから印を打った程度。

 最終追いをもっとハードにやってくれることを期待していましたが、魅力ある仕上げというほどではありません。

 問題は△レーヴディソールの取捨だと思いますが、最終追い切りの時計から印を打ちました。ある程度の5F時計を出した時の松田博資厩舎は結果を出してきますから、評価しないわけにはいきません。

 これまで少ない調教本数で3連勝した△イタリアンレッドは標準坂路主体。

 この馬にしては本数強化されており、最終追い切りもまずまず速い時計での追い切りがこなせたので評価しています。

 復活の兆しが見えない△サンテミリオンですが、今回は中間の調教本数が大幅に増加。

 オークス以来の調教本数になっているので、ひょっとしたらの希望込みでの印を打ちました。

 △ブロードストリートも3歳時にエリザベス女王杯に出走した時よりも本数が強化されており、馬券圏内という意味では楽しみな仕上がりとなりました。

1.アヴェンチュラ
今回:乗込併用
前回:馬ナリ平均併用

2.イタリアンレッド
今回:標準坂路主体
前回:標準少め坂路

3.ホエールキャプチャ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

4.アパパネ
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

5.ワルキューレ
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路

6.サンテミリオン
今回:標準多めトラック主体
前回:馬ナリ平均トラック主体

7.アニメイトバイオ
今回:標準少めトラック
前回:標準少めトラック

8.レーヴディソール
今回:標準トラック
前回:標準トラック

9.レインボーダリア
今回:標準トラック主体
前回:標準併用

10.フミノイマージン
今回:標準多め併用
前回:標準トラック

11.ブロードストリート
今回:標準多め併用
前回:標準併用

12.シンメイフジ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路主体

13.オールザットジャズ
今回:乗込坂路主体
前回:馬ナリ平均坂路主体

14.ダンシングレイン
今回:調教なし
前回:海外

15.エリンコート
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

16.グルヴェイグ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

17.レディアルバローザ
今回:乗込併用
前回:標準多め坂路主体

18.スノーフェアリー
今回:軽目トラック
前回:海外

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

10

相手

1

2

3

14

18

5通り 各2000円

山崎エリカの見解

昨年はスノーフェアリーが2着に4馬身差をつける圧勝でした。私のパワーポイント指数も-28と高く、このレベルで走れる日本の現役牝馬はブエナビスタくらいしかいません。同馬は英国馬ですから、昨年同様に時計の掛かる今の京都の芝も向くでしょう。

しかし、昨年のスノーフェアリーはゆったりとしたローテーションでここへ挑みましたが、今年はフランス最高峰の凱旋紋賞、そしてイギリス最高峰の英チャンピオンS(欧州ではKGVI & QESが「最高峰」扱いなのですが、イギリス人にとっては英チャンピオンSを勝つことが名誉なことで、ここを勝つと種牡馬価値などが上がる)を善戦した後の一戦となります。

つまり、今回はおつりで走る形となるのです。いくら牝馬限定のG1とはいえ、おつりで走られて通用するほど甘くはないでしょうから、今回はそのレベルまで上昇しそうな可能性を秘めたフミノイマージンを◎とします。

フミノイマージンは今年に入って力を付け、福島牝馬Sを好指数で快勝。G2としてレベルの高い金鯱賞でも善戦し、マーメイドSでもイタリアンレッドなどを相手に楽勝しました。

休養明けの前走、府中牝馬Sは直線の入り口で外に出すのに手間取るロスが祟って勝ち馬イタリアンレッドからクビ、クビ差の敗戦を強いられましたが、そのロスがなければ「勝てていたのではないか?」と思わせるような内容でした。
牝馬限定重賞では一歩抜け出した存在といえるでしょう。休養明け2走目の今回で更なる上昇度があれば、G1のここでも上位争いに加われるとみます。

○は今年の英オークスの勝ち馬で、前走チャンピオンズF&Mでも2着に4馬身差を付けて快勝したダンシングレイン。今年の欧州3歳路線はほぼ例年どおりのレベルですが、逃げ馬不在のここなら一考の余地は十分あります。

欧州の逃げ馬は日本の逃げ馬とは異なり、スピードが足りないから、持久力にものを言わせて逃げ切っているパターンが多いのですが、同馬は気性に問題があって逃げているタイプです。控えると折り合いを欠くから逃げているのです。その競馬ぶりからは日本の馬場をこなせそうな気配があります。

▲は現状の実力は一枚上だけに、侮れないスノーフェアリー。目標の香港Cへ向けてレース間隔が開くから使ってくるだけのようですが、それでも軽視はできません。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連BOX

1

3

7

14

18

10通り 各1000円

高橋学の見解

 古馬混合戦になったH8年以降から「消える馬」「残る馬」をチェックしてみよう。

1.アヴェンチュラ……連対率が6割以上の日本馬は[6-5-4-27]。このうち、
 (a)年明け6戦以上消化馬で秋9月以降2戦以上使用×
 (b)秋華賞で0.4秒以上敗退or上がり3F35.0以上×
 (c)前走非重賞戦使用×
 (d)斤量が前走比4キロ以上増加×
 (e)前走府中牝馬Sで敗退馬×
 (f)2か月以上休養馬×
 (g)前走秋華賞・府中牝S以外の重賞戦斤量56キロ以下連対外×
 (h)京都芝コースで連対歴のない馬×
 (i)中距離の2000-2200m戦で勝ち歴のない馬×
 (j)前2走内に連対外ある3歳馬や前3走内に10着以下大敗ある古馬×

 以上の10項目をクリアしていた馬は[6-0-0-2]で、着外2回は、H18年1位降着12着カワカミプリンセスとH22年鼻出血15着アニメイトバイオ

2.イタリアンレッド……キャリア10戦以上の日本馬で、2200-2600m戦で3着内好走歴がなく、芝の連対率が5割以下だった馬は、過去にG1戦で0.4秒差内好走があった馬を除き[0-0-2-52]。

3.ホエールキャプチャ……3歳馬は[6-3-3-71]。前2走が「ローズS秋華賞」のローテション馬は[4-3-2-28]で、「ローズS連対→秋華賞1-3着」好走馬は[3-1-0-6]。このうち、
 (a)9月以降3戦以上消化や年明け7戦以上消化馬は上積み?で×
 (b)4着以下の着外が3回以上は安定感に欠け×

 以上2項目クリア馬は[3-1-0-0]。

4.アパパネ……前走府中牝S5着以下かつ0.5秒以上敗退馬は[0-0-1-38]。

5.ワルキューレ……夏7月以降4戦以上消化の芝3勝以下馬は[0-0-0-26]。

6.サンテミリオン……前3走内に芝G3以下戦で4番人気以下かつ1.0秒以上敗退があった馬は[0-0-0-43]。前4走内に芝G1、G2戦で連対歴がなく、前2走とも1800m以上戦を使用して、ともに0.6秒以上敗退馬は[0-0-1-33]。

7.アニメイトバイオ……キャリア10戦以上の日本馬で、芝3勝以下かつ芝連対率5割未満の馬は、前3走内にG1戦3着内、牡馬混合G2戦連対、牝馬限定G2戦1着ある馬を除き[0-0-2-45]だが、前走上がり3F33.5のパンチ力は魅力。前走府中牝Sで上がり3F33秒台駆使の馬は[1-1-2-23]で、連対した2頭は右芝5連対以上馬。

8.レーヴディソール……前走古馬混合G1戦で連対歴のない京都芝0-1勝の2か月以上休養馬は[0-0-1-11]。H10年、単勝1.4倍エアグルーヴの3着があるだけ。前走1600m以下戦使用馬も[0-0-1-11]。変則で、H8年、前年JC2着馬ヒシアマゾンの前走安田記念1600m10着→2位降着7着があるが…。

9.レインボーダリア……前3走内、OP戦1着・重賞戦連対歴がなく、条件戦で連対外があった馬は[0-0-0-29]。

10.フミノイマージン……前走府中牝S、良、稍重時、斤量56キロ以下で連対外は、2200m戦3勝以上馬や前4走内にG1戦で連対があった馬を除き[0-0-6-51]。

11.ブロードストリート……前2走ともG1以外戦で6番人気以下の低人気敗退は[0-0-1-32]。

12.シンメイフジ……前走G3以下戦4番人気以下かつ4着以下で斤量増加[0-0-0-54]。

13.オールザットジャズ……芝0-2勝の日本馬は、前走秋華賞、府中牝S0.3秒差内好走馬除き[0-0-0-42]。右回り芝0-1勝の3歳馬は[0-0-0-24]。

14.ダンシングレイン……年明けレース消化数4-6戦で、夏8月以降、芝重賞戦連勝中だった馬は[2-1-0-1]。着外は、H12年、当日体重1キロ増トゥザヴィクトリーの4着。

15.エリンコート……前走秋華賞1.0秒以上惨敗馬は、2走前にローズSで連対があった馬を除き[0-0-0-12]。

16.グルヴェイグ……前走条件戦使用馬は[0-0-0-26]。

17.レディアルバローザ……夏8月以降3戦以上消化し、前走芝0.4秒以上敗退[0-0-0-32]。

18.スノーフェアリー……前走はコースレコードの0.2秒差。英チャンピオンSは昨年までニューマーケット開催のため過去との時計比較はできないが、今年6月開催のアスコット競馬G1プリンスオブウェールズSの時計が良馬場2:04.24で、勝ったリワイルディングは今年のドバイシーマクラシックをレコ勝ち(ルーラーシップは6着)していた馬。馬場差を考慮してもスノーの時計は評価充分。前走3着もスピードにかげりはない。

■狙い……◎アヴェンチュラ。連対率.833、重賞戦連勝中の勢いに加え、対古馬2キロ減は追い風。

相手は外国馬2騎も、格重視でスノーフェアリーを○。ダンシングレインは▲。英オークスの時計2:41.7は、良で行われた08年ルックヒアー2:36.89、09年サリスカ2:35.28、10年スノーフェアリー2:35.77と比較すると目も当てられない遅さで、独オークスの時計2:20.03も、重で行われた09年ナイトマジック2:15.34に遠く及ばず、時計面でスピード競馬対応力に「?」が付くが、秋初戦の前走2:27.2をどう評価するか。

チャンピオンズF&MS、ニューマーケットで08年クリスタルカペラが2:31.48、09年アシャランダが2:31.55。クリスタルカペラ(ダンシング前走の4着)は、その後の09年G3ミドルトンS勝ち馬で、その時の2着がダーレミ(去年のドバイシーマクラシック優勝馬で、2着がブエナビスタ)。

また、アシャランダは、09年G1香港C4着だったが、この時に遠征したエリザベス女王杯クィーンスプマンテは10着。そのクリカペやアシャラより4秒以上も速い好時計は、昨年の7月、同コースのアスコットで行われたG1KジョージVI世&QエリザベスSを11馬身差で勝ったハービンジャー(レイティング135で世界最強格付け)がマークしたコースレコード2:26.78に迫る快速時計だ。愛オークスの轍を踏まずに逃がしたら怖い存在。

破壊力が不気味なアニメイトバイオ☆。世代基準の物指しホエールキャプチャは△。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

17

2着

3

10

17

18

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

45通り 各100円
3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

18

相手

1

3

4

6

7

8

10

14

16

54通り 各100円

三田明太の見解

 昨年は今年も来日しているスノーフェアリーが4馬身差の圧勝劇を見せたが、レース自体のレベルは低調で、勝ったスノーフェアリーが「107」は別にしても、2着メイショウベルーガが「102」、3着アパパネは2桁の「98」に終わっている。ブエナビスタが牡馬の王道路線を歩む中、牝馬中距離戦線のレベルが低調なのは、主要レースの指数を見ても明らかだ。

 その一方で、今年のヴィクトリアマイルは、1着アパパネ、2着ブエナビスタが「118」、3着レディアルバローザが「116」をマークした高レベルレース。前半5F通過55.9秒の超ハイペースを中団以降で構えたのがアパパネブエナビスタで、内枠から道中3番手に出して行ったのがレディアルバローザだった構図にポイントを置きたい。

 本命はレディアルバローザ。これまでの指数動向を見る限り、大回りコースで上がりが掛かる展開がベストで、初重賞制覇となった中山牝馬S(阪神外1800m)も前半5F通過が57.9秒の淀みない流れだった。

 中山牝馬Sからヴィクトリアマイルのローテも興味深く、距離延長で中団から差す形になったのが中山牝馬Sで、距離短縮ながら超ハイペースを先行して3着に粘ったのがヴィクトリアマイルという形。このローテで指数を跳ね上げたところに、本馬の持久力適性が垣間見えるのだ。

 ヴィクトリアマイル以降の3戦全てで人気を裏切る凡走をしているのは事実だが、3走前、2走前は小回りコースで、前走はスローの上がり勝負で、しかもと外が伸びる馬場で内を突いており、着順ほど悲観する内容ではない。むしろ、近走の結果で人気が落ちるのなら、条件が好転する今回が絶好の狙い目と読む。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

7

-

18

1点 2000円

馬連

7

-

8

1点 2000円

馬連

2

-

7

1点 1500円

馬連

3

-

7

1点 1000円

馬連

1

-

7

1点 1000円

馬連

8

-

18

1点 1500円

馬連

2

-

18

1点 1000円

古澤秀和の見解

1番:好調キープ。馬場だけ。
2番:馬体充実。距離もこなせる。
3番:この秋では一番良い。
7番:素晴らしいデキ。チャンスある。
8番:走れる態勢はできている。
18番:やや余裕残しも、張りは良い。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【絞れば三頭】スノーフェアリーの地力か、アヴェンチュラの勢いか。週半ばまで悩んだが、最終結論はスノー。昨年のエリザベスのイン一気は、今も脳裏に鮮やかだが、単なる印象だけではなく、ラスト2Fは12秒7から11秒8へと急加速。1秒近くの一気のギアチェンジと爆発力こそが、あの4馬身差、同馬の実力。今季は勝ち星こそないものの、57?60キロの斤量を背負い、凱旋門賞3着、英チャンピオンシップを3着。戦ってきた相手も違えば、内容も濃い。木曜日計測の体重は476キロ。前日追いで、キッチリ昨年の468キロくらいに絞れるハズだ。逆転があればアヴェンチュラ。8月のクイーンSで、並みいる古馬牝馬を撃破。1分46秒6という走破タイムを軸にして、秋華賞でも本命を打ったが、そのクイーンSのラップをなぞるように、前半1000m通過・58秒3という、澱みのないミドルペースを、直線入り口で早々に先頭。あの秋華賞は、岩田の確信犯的勝利だったように思う。走破タイムは、やや重で1分58秒2。5回京都は、極端な前残りの時計の出やすい馬場だったにしろ、もし良馬場だったら、1分58秒1というレースレコードを、軽く更新していたか。京都の内回り2000mは、緩ペースかHペースか。極端に流れやすい、サンプルの少ないコースとはいえ、レースレコード・ホルダーは、秋華賞を起点に後にJC2着のファビラスラフイン(タイレコードのファインモーションはエリザベス連勝)。ブエナビスタを一蹴したレッドディザイアの時計は1分58秒2。カワカミプリンセスも1分58秒2、実は時計通りに、歴代の牝馬の序列のようなものが出来上がっているし、アヴェンチュラの位置づけも、自然に見えてくるのではないか。単穴はイタリアンレッド小倉記念レコ勝ちを含め目下三連勝。府中牝馬は、さすがに夏枯れ?。どう立て直すかのほうに心を砕いたかもしれないが、なんと貫禄ある造りになったことか。着差はわずかだが、府中の直線を、直線入り口を過ぎてすぐのロングスパートで、他馬をネジ伏せる完勝。2着以下とは内容も違えば地力も違う。本当に強くなった。問題は、レーヴディソールアパパネ。レーヴは、前記アヴェンチュラと同等以上を言われた大器。ただ、調教過程を見ると、例えば同じ休み明け、松田博厩舎の、天皇賞のブエナビスタよりも、若干時計の精度が落ちる(直前、目いっぱい追わなくてはいけない理由は、やっぱりある?)。ま、山積した諸々の課題を、すべてをハネのける可能性はあるものの、惑星までが妥当だろう。アパパネも、府中牝馬のレース振りが、どうも納得がいかない。むろん、無印と言い切ってはいけない馬。△には押さえておく。ダンシンレインは、脚元に熱云々はともかく、3歳時の戦績自体はスノーフェアリー以上。ただ、他馬の格好と目標となる逃げ馬。スノーフェアリーそのものが、実力を認めるがゆえに、真っ先に同馬を目掛けて仕掛ける可能性が高い。フミノイマージンは、わずかながらも上積みあり。逆にアニメイトバイオは、木曜日追い切り後の体重が467キロ。当日の気配が少し心配だ。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

1

3

7

8

17

18

6通り 各1000円

ワイド流し

2

相手

7

18

2通り 各2000円

須田鷹雄の見解

エリザベス女王杯は基本的に堅いG1なのだが、今年はレッドディザイアなどの戦線離脱があったうえに、ハードなローテで臨む外国馬や、古馬との比較が難しい3歳馬が人気になる情勢。ちょっとしたきっかけで秩序が大きく崩れてもおかしくない。

そこで、経験豊富な古馬の安定味に期待してみたい。◎イタリアンレッドだ。G3レベルではあるが、牡馬を相手に重賞を勝ってきたことはファンのイメージ以上に評価できる。大波乱となった一昨年のエリザベス女王杯は1,2着がともに同年古牡馬相手にオープンを勝っていた馬で、しかも出走馬中該当馬はその2頭しかいなかった。

府中牝馬S組は前走着順がアテになる傾向があり、掲示板に載っている馬は買えるが6着以下だった馬は買えない。その観点からも、アパパネなどは切らざるをえないがイタリアンレッドは堂々と買えるところだ。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

5

9

18

12通り 各400円

3連単BOX

2

5

9

18

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

18

相手

1

2

3

4

8

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

1

相手

2

3

4

8

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

18

2着

2

相手

1

3

4

8

14

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【波乱含み】昨年の勝ち馬スノーフェアリーの連覇を支持する。昨年は鋭い切れ味で、内から一瞬にして抜け出した。ここ最近は勝てていないが、世界トップクラスの牡馬が相手で悲観する内容でもない。牝馬限定なら力の違いを見せてくれるだろう。アヴェンチュラはソツのないレース運びで秋華賞を制覇。充実一途の3歳馬で、まだまだ良化の余地がある。イタリアンレッドは重賞3連勝中とメキメキ力を付けている。精神的に成長を遂げており、距離延長も問題ない。G?5勝馬のアパパネは前走が負けすぎの感もあるが、叩き良化型で変わり身があるか。英国馬のダンシングレインも地力あり侮れない。ホエールキャプチャは古馬相手でも堅実に走れそう。レーヴディソールは4戦4勝と底を見せておらず、久々で初距離でも要注意。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

2

7

8

18

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

10

相手

1

2

7

8

18

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎フミノイマージンは「マンハッタンカフェ×ディキシーランドバンド」という組み合わせ。母シンコウイマージンノーザンダンサー2×4で、これは「母にノーザンダンサーの強いクロスを持つ」という父マンハッタンカフェの成功パターンに合致する。

 マンハッタンカフェ産駒は京都芝2200mの京都新聞杯(G2)を08年から10年にかけて3連覇しているのでコース適性も悪くないはず。母の父ディキシーランドバンドはスタミナと底力を武器とし、04年に米リーディングブルードメアサイアー(母の父ランキング首位)に輝いた。

 これでもかというぐらいハイペリオンが織り込まれているので成長力も伝えている。今年に入ってからの上昇ぶりはフロックではないだろう。

 前走の府中牝馬S(G3)は、休み明けで体に張りがなく、それでいながら僅差3着に食い込む好内容。すでにG1で勝ち負けに持ち込めるだけの実力を備えていると思われる。一度叩いて体調万全とあれば外差しの馬場を鋭く突き抜けるだろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

1

3

18

2着

1

2

3

7

10

14

18

相手

1

2

3

7

10

14

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

エリザベス女王杯が行なわれる京都芝2200mから注目の直結コースは、京都芝2000m、札幌芝1800m、阪神芝1600m、阪神芝1800m、東京芝1800m、同コースの京都芝2200m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

アヴェンチュラは、直結コースの札幌芝1800mで古馬相手のクイーンSを制した。さらに前走は、直結コースの京都芝2000mでG1レースの秋華賞を勝利した。近5年のエリザベス女王杯は3歳馬が4勝をあげており、この馬を日本勢でもっとも高く評価する。

○スノーフェアリーは、昨年のエリザベス女王杯を制したので、適性と能力があるのは言うまでもない。その後、香港カップ1着や凱旋門賞3着となり、昨年よりも実績的に数段上位の存在となった。牝馬相手のここは勝ち負けになる。

ホエールキャプチャは、直結コースの阪神マイルで桜花賞を連対、直結コース・阪神芝1800mでローズSを制した。阪神外回りコースに実績があり、脚質的に最後の直線が長いコースの方が向いている。そういう意味では、前走の内回りよりも今走の外回りの方が合うため、前走以上を期待できる。

イタリアンレッドは、直結コースの東京芝1800mで府中牝馬Sを制した。重賞3連勝はなかなか出来ることではなく、その中に直結コースの重賞制覇も含まれるため、今回も好勝負になる。

アニメイトバイオは、近2走でクイーンS・3着と府中牝馬S・2着になり、直結コースの重賞で連続して馬券にからんだ。前走は出遅れながらも上がり最速で2着まで差しているので、外回りコースにも合いそう。また、3歳時に直結コースのローズSを制し、秋華賞を連対しており、穴馬として注目したい。

昨年は英オークス馬のスノーフェアリーがエリザベス女王杯を制したが、△ダンシングレインも同じく英オークス馬である。前述したようにエリザベス女王杯は3歳馬の勝利が多いレースなので、この馬にも注目する。

 の予想

の見解

 エリザベス女王杯は史上稀に見る大混戦。3歳勢のトップに加え、古馬勢も充実。さらに海外組も昨年の覇者を含む強敵2騎…どこからでも入れる、ハイレベルな一戦になりそうです。

エリザベス女王杯(G1・京都外11F)
2006:34.8-34.8-25.3-36.5=2:11.4(カワカミプリンセス=降着)
2007:36.2-37.0-24.6-34.1=2:11.9(ダイワスカーレット)
2008:35.1-36.6-25.2-35.2=2:12.1(リトルアマポーラ)
2009:36.0-36.7-24.1-36.8=2:13.6(クィーンスプマンテ)
2010:36.2-36.0-24.0-36.3=2:12.5(スノーフェアリー)
※ラップは「3F-3F-2F-3F」で表記、( )内は1位入線馬。

 近年のレースを見ると、どの部分でも緩まず淀みなく流れるラップとなっています。この流れのなかで、上手く溜めを作って外回りのラストの直線でキレを引き出せるタイプが、差し勝負を制することになります。

 特にここ2年は4つに分割したブロックが「36秒台-36秒台-24秒台-36秒台」と、すべてのブロックで「1ハロンあたり12秒強」のラップを踏んでいる計算ですが、この平均的な流れで前が大きく離す展開になっており、結果的に後ろから行き過ぎた馬が届かないレースが続いています。2009年は超人気薄の行った行ったでブエナビスタが3着まで、10年は好位の4-7番手にいた4頭が1・3・4・6着とすべて上位入線を果たす結果になっています。

 今年の流れは決め打ちづらいですが、一つ重要な要素を挙げると、過去「秋華賞が中盤速い激流レースになると、エリザベス女王杯は前半速い急流になりやすく、しかも秋華賞を使った3歳馬が勝つ」という明確な傾向があります。

 秋華賞の「中盤4F」が48秒台前半以内の激流になった06、08年は、エリザベス女王杯の「第1ブロック」が35秒台前半以内になり、3歳のカワカミプリンセス(降着、繰り上がりのフサイチパンドラも3歳)、リトルアマポーラがそれぞれ戴冠しています。

 これを踏まえて考えると、今年は秋華賞の「中盤4F」が「47.8」と近年最速だったので、エリザベス女王杯も前半が速くなり、古馬の完成度よりも3歳馬のスピード(+直近で急流を経験したペース慣れ)がモノを言う可能性が高くなりそうです。そうなると、ここ2年は活躍した好位流れ込み組が「割を食う」展開も考えられます。

 急流を想定すれば、秋華賞上位のアヴェンチュラホエールキャプチャはやはり有力。昨年のエリ女上位組は、圧勝のスノーフェアリー以外は疑ってみてもいいかもしれません。もう1頭の外国馬・ダンシングレインはスノーフェアリーと同じイギリスオークス勝ち馬ですが、その勝ち時計は6秒も遅い「2分41秒7」と、欧州特有の「重い」タイプ…と狙い下げたいところでしたが、前走ブリティッシュ・チャンピオンズ・フィリーズ&メアズSはレース史上最速の「2分27秒2」で完勝。時計対応の幅を考えれば、3歳のこちらも当然無視はできないでしょう。

 そして妙味があるのは、人気の盲点になりそうな古馬上位組。府中牝馬Sの上位馬はスロー+外差しで追い込んできただけに、G1で急流になれば微妙に見えますが、1-3着馬はすべて急流でも好走経験があるのがポイント。イタリアンレッドが牡馬相手にサマー2000シリーズを制したことからも、基本的な底力レベルにも不足はなく、これらが突っ込めば高配当になりそうです。

●注目馬=アヴェンチュラホエールキャプチャ(激流秋華賞の上位)、スノーフェアリー(昨年圧勝)、ダンシングレイン(時計に大きな幅があるG1を2勝)、イタリアンレッドアニメイトバイオフミノイマージン(急流実績もあり、前走はスロー差しの末脚を披露)。

厳選予想 ウマい馬券