ストークSがハンデ戦の阪神マイルになって3年目になりますが、過去2年の馬券圏内馬6頭のうち、3頭は坂路調教馬の人気馬、3頭はトラック調教馬の人気薄でした。
そのトラック調教馬の共通点は「ラスト1Fが11秒台」という最終追い切りで見せた終いの切れ味。
クリノビスケット(15番人気3着)、
タイガーストーン(14番人気2着)、
スペルバインド(11番人気3着)のすべてが該当していました。
基本的には坂路調教馬が有利な阪神マイルではありますが、それは馬場が適度に荒れ出してからのこと。
馬場状態が良ければ、スローの上がり勝負になって、ラスト1Fの切れ味が必要というわけです。よって本数も多くなければいけないということはありません。
今年も人気薄からラスト1F11秒台を捜しましたが、該当馬はいません。
ならばトラック主体で調教適性も比較的高く、ラスト1FはDPで12.1秒だった
マーベラスカイザー。もちろん最終追いの動きは確認しましたが、休養明けでもこれまで強力メンバー相手に繰り出した末脚をほぼ発揮できる状態に仕上がりました。