【2着争いは熾烈】さすがのランリョウオーも、58キロだと伸び切れずのシーンもあるのではないか――前回のノベンバーSは、斤量差のぶん、対抗に止めたが(勝ったのは本命馬)、最速の33秒4を駆使してハナ差の2着。キツい重量を背負う外国人ジョッキーというのは、斤量を苦にしないもんだなと、改めて感心したが、前回と同じ58キロでも、今度は定量戦。誰が乗っても普通に勝ち負け。当面の目標は、ハナガン騎乗・リーチコンセンサスの前残り。アスカクリチャンは、腰の入った豪腕ムルタ騎乗で懸案の阪神の坂越え。目下絶好調のナムラオウドウは、ドミンゲスで、さらなる新味。二番手争いは、ジョッキー効果で横一線。

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【上位拮抗】昨年のオークス3着馬アグネスワルツを支持する。出遅れた前走は度外視できる。先手を奪えばしぶといタイプで、開幕週の馬場も味方する。ランリョウオーは休養を挟んで3走連続で2着。決め手は強烈で流れひとつで逆転も。アスカクリチャンの前走はメンバー最速の末脚で2着。追ってしっかりしており今回も上位争い。ナシュワンヒーローは現級勝ちしたときの2着馬が、後に京王杯SCを制したストロングリターンだった。叩き2走目で変わり身があっても不思議はない。ナムラオウドウ、リーチコンセンサス、リフトザウイングスにも注意を払う。