グレード制開始のS59年以降から、「消える馬」・「残り馬」を探ってみよう。なお、H10年は京都開催・H7ー11年は別定戦だった点に注意。
1.
ホクトスルタン
11か月ぶりの出走となるが、3か月以上休養明けの成績は1・10・4・4・2着で、10着は斤量58kg時。58kg未満時は負けても0秒4差止まり。「逃げ残り」特注候補。
2.
ナリタクリスタル
当レースハンデ58kg以上馬[2-2-0-5]で、ハンデ57.5kg馬は[0-1-2-3]と未勝利も、重賞2勝の同馬は昨夏小倉準OP芝1800m戦で57.5kg1着歴あり、斤量克服に問題なし。
3.
サンライズマックス
前3走ともG3以下のレースを使用して連対のなかった7歳以上高齢馬は[0-0-1-21]。
4.
ヤマニンキングリー
前2走とも1700m以上の芝良・稍重で10着以下大敗続きの馬は、3走前に重賞戦3着内好走歴があった馬を除き[0-0-0-15]。また、前走(3か月以上の休養明け戦を除く)G3以下戦で10kg以上の体重増減があり連対を外していた馬は[0-0-1-11]。
5.
アドマイヤメジャー
前3走内に1800m以上のG3以下戦で5番人気以下かつ6着以下が2回以上あった馬は、前3走内にOP戦54kg以上連対歴・重賞戦54kg以上5着内歴がある馬を除き[0-0-2-50]。
6.
リクエストソング
年明け3戦以上消化し、前走芝の非重賞戦で連対を外していた馬は[0-0-3-53]。他に、8
ホワイトピルグリム、16
アンノルーチェも該当。
7.
ホッコーソレソレー
2000m戦を10回以上走って連対0ー2回かつ小倉芝(H10年は京都芝)連対0ー2回は、前走重賞戦3着内好走馬を除き[0-0-0-16]。3番馬の項目も該当。
8.
ホワイトピルグリム
6
リクエストソングの項目参照。
9.
キタサンアミーゴ
前2走ともG3以下戦を使用し、前走1秒以上敗退のハンデ54kg以上馬[0-0-1-24]。
10.
トーホウアラン
前2走内にOP以上戦で3着内好走歴のない8歳以上の超高齢馬は[0-0-1-10]。
11.
ドモナラズ
前走G3以下戦・斤量53kg以下で連対を外していた馬は、別定戦時除き[0-0-1-20]。
12.
サンライズベガ
前3走内に7月以降のG3以下戦で5番人気以下かつ10着以下の大敗歴があった馬は[0-0-1-58]。
13.
ワルキューレ
前走条件戦使用し当レースで連対をはたした馬は軽斤量を生かして14頭もいるが、その14頭は前走でも連対をはたしていた馬で、前走負けても0秒1差内だった。前走1600万下戦で連対を外していた馬は[0-0-3-25]。
14.
ヤマニンウイスカー
前2走ともG3以下戦を使用し、前走10番人気以下の低評価馬は、斤量前走比4kg以上減馬を除き[0-0-1-42]で、別定戦時を除いても[0-0-1-28]。
15.
コスモファントム
芝8戦以上して0ー2勝馬のうち、前走G3戦4着以下・OP戦連対外・条件戦敗退馬は、別定戦時を除き[0-0-0-19]と好走例ないが、この19頭は前4走内に重賞戦・斤量56kg以上で連対歴のなかった馬ばかり。コスモFは芝2勝馬だが、重賞実績を評価。3か月以上の休養明け戦だった場合を除く芝のG3戦は2・2・1着。
16.
アンノルーチェ
6
リクエストソングの項目を参照。
17.
イタリアンレッド
開幕週の絶好馬場で「持ち時計不足プラス斤量増加が不安材料視されているが、H18年、1800ー2000m中距離[3-3-1-2]の5歳馬
スウィフトカレントが、2000m持ち時計出走メンバー中11番目の1分59秒6、しかも斤量前走比増加の55kgにもかかわらずレコード勝ちしているように、時計のなさは距離実績でカバーできるはず。イ
タリアンRは、1800ー2000m[5-1-2-7]。
また、7・8月は[5-0-0-0]の典型的な夏期稼働型。さらに、小倉芝=浜中騎手の組み合わせで4戦4勝と抜群の相性。
18.
エーシンジーライン
小倉芝(H10年は京都芝)を5回以上走って0ー1勝は、3か月以上の休養馬を除き[0-0-0-18]。また、13
サンライズベガの項目も参照。
以上から残った、◎17
イタリアンレッド、○2
ナリタクリスタル、▲15
コスモファントム、☆1
ホクトスルタンの4頭。