11R

小倉記念

15:35発走 / 芝2000m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 小倉 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) ハンデ 18頭
本賞金:4300,1700,1100,650,430万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走、5番人気以下で重賞以外に出走していた馬
※小倉過去10年[0-0-3-22]
●2010年該当馬→ステップシチー(5着)、シルクネクサス(10着)、トーホウレーサー(17着)
○2011年該当馬→アンノルーチェワルキューレ

・前走、重賞以外に出走して2着以下だった馬
※小倉過去10年[0-1-4-30]
●2010年該当馬→ステップシチー(5着)、ホワイトピルグリム(8着)、シルクネクサス(10着)、オースミスパーク(13着)、メイショウレガーロ(16着)、トーホウレーサー(17着)、アドマイヤオーラ(競走除外)
○2011年該当馬→アンノルーチェホクトスルタンホワイトピルグリムリクエストソングワルキューレ

・前走、七夕賞に5番人気以下で出走していた馬
※小倉過去10年[0-0-0-14]
●2010年該当馬→アルコセニョーラ(9着)、ドモナラズ(11着)、ゼンノグッドウッド(15着)
○2011年該当馬→アドマイヤメジャーイタリアンレッドエーシンジーラインコスモファントムサンライズベガドモナラズ

・前走G1&G2出走馬をのぞく、前走で2秒以上の着差をつけられていた馬
※小倉過去10年[0-0-0-15]
●2010年該当馬→ステップシチー(5着)、シルクネクサス(10着)、オースミスパーク(13着)
○2011年該当馬→ヤマニンウイスカー

・前走連対馬をのぞく、半年以上の休養明けで出走する馬
※小倉過去10年[0-0-0-2]
●2010年該当馬→該当なし
○2011年該当馬→ヤマニンキングリーホッコーソレソレー

2010年残った馬→ニホンピロレガーロバトルバニヤンスマートギアナリタクリスタルサンレイジャスパーサンライズベガラインプレアーマキハタサイボーグ

【昨年結果】
1着:ニホンピロレガーロ(○)
2着:バトルバニヤン(○)
3着:スマートギア(○)

2011年残った馬→ナリタクリスタルサンライズマックスキタサンアミーゴトーホウアラン

須田:勝ったのが8歳馬キングトップガンで、2着に10歳馬マヤノライジンオマケに3着も8歳馬アクシオン! ボクが危惧していた以上に「しょっぱい結果」なんですが!?

井崎:マヤノライジンが勝つか!? って思ったくらいだもんな(笑)。コース適性が高いっていうのもあるんだろうけど、松田ジョッキーがじつに上手く乗ったよ!

須田:あ、ボクもそう思いましたね。もう少しで重賞を勝てるところだっただけに、アレは悔しかったんじゃないかと。

井崎:ってところで先週の回顧はサラッと済ませて、さっそく今週の小倉記念へと話題を移そうじゃないか。さあ、何から話そうか?

須田:いやいや、ここは引き続き、井崎センセイが先週「函館記念の高齢馬は消し」とのたまった件について、みっちりお聞きしていくのが話の筋ではないかと。

井崎:……最近の馬は高齢になっても意外なほど衰えないから、そろそろ認識を改める必要があるな、ウン。高齢馬の消去ネタを使う際には気をつけよう、以上!

須田:振り返りたくないという気持ちがミエミエですなぁ……。ま、そのぶん今週頑張っていただけると信じて、小倉記念の消去ネタを見ていきましょう。手応えはどうです?

井崎:うーん、多頭数のハンデ戦というのもあって、当たり前だけど難解だよな。開幕週の小倉だからある程度は前有利、内枠有利だろうけど……ウン、自信はない(笑)。

須田:そういう予想家にあるまじきことを平然と言ってのけるから、センセイはすごいですよねえ(笑)。とはいえ、結果的に4頭残しと、かなり絞れた印象を受けますけど?

井崎:ただ、ガツンと消せて信頼度も高いという「大ネタ」がまったく見あたらないレースでな。小ネタでじわじわと対象を絞り込んでいった結果だから、どうだろうねえ。

須田:それをボクに聞かれても困りますが、気になるのは七夕賞組の取捨。勝ち馬のイタリアンレッドがバッサリ切り捨てられてますけど、コレ……大丈夫ですかね?

井崎:「七夕賞での連対馬は小倉記念で不調だから来ない!」と言いたいところだけど、今年は七夕賞が中山開催だったからなあ。例年より警戒が必要という気がしないでもない。

須田:そう、だから余計に気になったんですよ。まあ、ここは斤量が一気に3キロ増になるなど、けっして楽ではない面もありますけどね。

井崎:それにさ、今年の出走メンバーでクサい馬を残していたら、それこそキリがないよ。ズバッと開き直って、消去ネタをクリアしたこの4頭で潔く勝負といこう!

須田:まあ、何がどうなっても、先週よりしょっぱい結果にはならないでしょうからねえ。このままズルズルいかないためにも、このあたりで景気のいい的中がほしいところです。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

4

相手

3

15

2通り 各2000円

馬連流し

4

相手

2

5

12

14

16

17

6通り 各1000円

望田潤の見解

 開幕週小倉のAコースは予想通りグリーンベルト馬場でイン有利先行有利内枠有利が顕著。外差し馬場の七夕賞でインを走らされた○の巻き返しが狙い目だと思っていたが、外枠を引いてしまったので◎▲のどちらにひねるかで悩んだ。

 小牧がテン乗りできれいにイン差しを決めるという絵も描きづらいところはあるので、ヤマニンメルベイユの半弟でヤマニンシュクルのイトコで小回り巧者が出るティファニーラス牝系で、小回り内回り[5.3.0.4]1枠2枠[3.1.0.1]とこの内枠を活かせる機動力がある◎をとりたい。札幌記念勝ち馬が56キロも恵まれた。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 2000円

複勝

18

1点 5000円

馬連流し

18

相手

2

3

5

11

12

5通り 各200円

3連複軸1頭流し

18

相手

2

3

5

11

12

10通り 各200円

井内利彰の見解

 過去5年の小倉記念で馬券圏内に入った調教タイプを分析しても、調教馬場や調教本数、調教の強さではその偏りを認めることはできませんでした。

 強いて挙げるとすれば、過去5年で2勝しているのは標準併用という点から単一調教よりも併用している方がよいということでしょう。

 ならば通常の小倉芝2000mで適性の高い調教パターンを狙いましょう。

 それが「小倉競馬場での最終追い切り」です。

 これまで京都、阪神といった大箱の競馬場でレースが行われてきているため、小倉開催になると急に小回り適性が求められます。

 そんな時、レースと全く同じコーナーリングで追い切りしておけば、レースで戸惑うどころか、逆にしっかりと走れるというわけです。

 今年は小倉芝2000mで行われた中京記念もこの調教パターンに該当していたシャドウゲイトを本命にして馬券を的中させることができました。

 ちなみに2010年以降で小倉芝2000m重賞の最終追い切りを調べたところ、小倉競馬場で追い切られていた馬の成績は、

[1-1-0-6]

 そして、これを併用系統の調教タイプにフィルターすると、

[1-1-0-4]

 となるので、理想は美浦、栗東のトレセンでは坂路調教を課し、現地でトラック調教というパターンが最も適性の高い調教内容だということです。

 今回の出走メンバーでいち早く現地入りして最終追い切りを小倉競馬場で行ったのがエーシンジーライン

 その調教タイプは標準多め併用ですから、結果を残せる調教パターンになっています。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

18

相手

2

5

6

10

12

5通り 各2000円

山崎エリカの見解

 注目が集まるのは七夕賞を制したイタリアンレッドのようですが、七夕賞が行われた中山4週目は、やたらと外差しが決まっていました。中山3週目までは逃げ、先行馬が有利な馬場状態でしたが、4週目で馬場の内側が一気に悪化し、馬が走ると砂埃が舞っていました。中山開催なのに、結局例年の福島開催とは変わらない決着になってしまったのです。

 つまりイタリアンレッドは、2コーナー辺りで極端にペースが緩んだところから進出を開始し、馬場の外を回って追い上けたことが勝因だったということです。

 その"展開ドンピシャ”だったイタリアンレッドは今回で前走比3kg増の斤量を背負います。また、今年は小倉記念が小倉の開幕週で行われるため、内枠の先行馬が有利になる可能性が高いです。(土曜日の結果も内枠の先行馬有利でした)

 そこで今回の◎は前走七夕賞で馬場の悪い内側を逃げて力を出し切れなかったエーシンジーラインを推します。理想を言えばもっと内枠が欲しかったですが、逃げると腹を括って行ききってしまえば、そこまで大きなロスが強いられることもないでしょう。ハンデも前走から据え置きならまずまずです。

 ○はハンデ重賞なら見劣りしない力があり、休養明けの前走で芝1600mを使ったことで、先行力が増すと思われるリクエストソング。▲は前記した七夕賞の先行馬アドマイヤメジャー

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

1

1点 4000円

馬連BOX

1

2

15

17

6通り 各1000円

高橋学の見解

 グレード制開始のS59年以降から、「消える馬」・「残り馬」を探ってみよう。なお、H10年は京都開催・H7ー11年は別定戦だった点に注意。

1.ホクトスルタン
11か月ぶりの出走となるが、3か月以上休養明けの成績は1・10・4・4・2着で、10着は斤量58kg時。58kg未満時は負けても0秒4差止まり。「逃げ残り」特注候補。

2.ナリタクリスタル
当レースハンデ58kg以上馬[2-2-0-5]で、ハンデ57.5kg馬は[0-1-2-3]と未勝利も、重賞2勝の同馬は昨夏小倉準OP芝1800m戦で57.5kg1着歴あり、斤量克服に問題なし。

3.サンライズマックス
前3走ともG3以下のレースを使用して連対のなかった7歳以上高齢馬は[0-0-1-21]。

4.ヤマニンキングリー
前2走とも1700m以上の芝良・稍重で10着以下大敗続きの馬は、3走前に重賞戦3着内好走歴があった馬を除き[0-0-0-15]。また、前走(3か月以上の休養明け戦を除く)G3以下戦で10kg以上の体重増減があり連対を外していた馬は[0-0-1-11]。

5.アドマイヤメジャー
前3走内に1800m以上のG3以下戦で5番人気以下かつ6着以下が2回以上あった馬は、前3走内にOP戦54kg以上連対歴・重賞戦54kg以上5着内歴がある馬を除き[0-0-2-50]。

6.リクエストソング
年明け3戦以上消化し、前走芝の非重賞戦で連対を外していた馬は[0-0-3-53]。他に、8ホワイトピルグリム、16アンノルーチェも該当。

7.ホッコーソレソレー
2000m戦を10回以上走って連対0ー2回かつ小倉芝(H10年は京都芝)連対0ー2回は、前走重賞戦3着内好走馬を除き[0-0-0-16]。3番馬の項目も該当。

8.ホワイトピルグリム
6リクエストソングの項目参照。

9.キタサンアミーゴ
前2走ともG3以下戦を使用し、前走1秒以上敗退のハンデ54kg以上馬[0-0-1-24]。

10.トーホウアラン
前2走内にOP以上戦で3着内好走歴のない8歳以上の超高齢馬は[0-0-1-10]。

11.ドモナラズ
前走G3以下戦・斤量53kg以下で連対を外していた馬は、別定戦時除き[0-0-1-20]。

12.サンライズベガ
前3走内に7月以降のG3以下戦で5番人気以下かつ10着以下の大敗歴があった馬は[0-0-1-58]。

13.ワルキューレ
前走条件戦使用し当レースで連対をはたした馬は軽斤量を生かして14頭もいるが、その14頭は前走でも連対をはたしていた馬で、前走負けても0秒1差内だった。前走1600万下戦で連対を外していた馬は[0-0-3-25]。

14.ヤマニンウイスカー
前2走ともG3以下戦を使用し、前走10番人気以下の低評価馬は、斤量前走比4kg以上減馬を除き[0-0-1-42]で、別定戦時を除いても[0-0-1-28]。

15.コスモファントム
芝8戦以上して0ー2勝馬のうち、前走G3戦4着以下・OP戦連対外・条件戦敗退馬は、別定戦時を除き[0-0-0-19]と好走例ないが、この19頭は前4走内に重賞戦・斤量56kg以上で連対歴のなかった馬ばかり。コスモFは芝2勝馬だが、重賞実績を評価。3か月以上の休養明け戦だった場合を除く芝のG3戦は2・2・1着。

16.アンノルーチェ
6リクエストソングの項目を参照。

17.イタリアンレッド
開幕週の絶好馬場で「持ち時計不足プラス斤量増加が不安材料視されているが、H18年、1800ー2000m中距離[3-3-1-2]の5歳馬スウィフトカレントが、2000m持ち時計出走メンバー中11番目の1分59秒6、しかも斤量前走比増加の55kgにもかかわらずレコード勝ちしているように、時計のなさは距離実績でカバーできるはず。イタリアンRは、1800ー2000m[5-1-2-7]。

また、7・8月は[5-0-0-0]の典型的な夏期稼働型。さらに、小倉芝=浜中騎手の組み合わせで4戦4勝と抜群の相性。

18.エーシンジーライン
小倉芝(H10年は京都芝)を5回以上走って0ー1勝は、3か月以上の休養馬を除き[0-0-0-18]。また、13サンライズベガの項目も参照。

 以上から残った、◎17イタリアンレッド、○2ナリタクリスタル、▲15コスモファントム、☆1ホクトスルタンの4頭。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイドBOX

5

6

9

12

6通り 各900円

3連複フォーメーション
1着

6

2着

5

6

9

12

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

45通り 各100円

三田明太の見解

 開幕週ということで、基本的には速い時計の決着になるだろうが、震災の影響で4月中旬まで開催していた馬場の回復具合も気になるところ。例年のような典型的な行った行った馬場ではない予感もする。

 その一方、当レースは顕著な傾向があって、前半のペースに関係なく、1000m通過以降のラップが速くなる典型的なロングスパート勝負になりやすい。過去の好走馬を見ても、小倉実績馬はもちろん、新潟外回りコースで高指数をマークしている馬が多いように、瞬発力タイプではなく、高速ラップを刻み続ける持久力タイプの方が、当レースで求められる適性に合致している。

 本命はリクエストソング。近4走はマイル戦を使われているが、3歳時に淀みない流れの皐月賞で「110」をマークした実績を持つ。実際の競馬を見ても、マイル戦はやや忙しい印象で、近4走のマイル戦指数を見ると、上がり勝負の展開になった京都の2戦では90台の指数に終わるも、中盤でラップの落ち込みがなかった阪神外回りで「105」、一貫した流れになった東京で「115」をマークしている。

 昨夏に距離延長の新潟外回り2000mで一気に指数を上げたように、高速馬場での持久力勝負はベスト条件。近3走の着順で人気が落ちるようなら、指数的には美味しい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

18

1点 2000円

馬連

2

-

18

1点 2000円

馬連

15

-

18

1点 1500円

馬連

5

-

18

1点 1000円

馬連

4

-

18

1点 1000円

馬連

2

-

6

1点 1500円

馬連

6

-

15

1点 1000円

古澤秀和の見解

2番:キッチリ仕上がる。ハンデだけ。
4番:好仕上がり。
6番:悪くない。
15番:デキ良さそう。
17番:悪くないが、人気ほどでもない。
18番:馬体良く見せる。ハナ切ればチャンス。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【力量互角】ホワイトピルグリムは、小倉2勝を含め、京都・福島など、直線の起伏が少ない平坦コースで全5勝をマーク。前回の夏至Sは、中山の急坂に伸びひと息の4着に終わったものの、走破タイムは1分47秒3。前半1000mが1分0秒4・ラスト3Fのレースラップは11秒6―11秒2―11秒6(3Fは34秒4―自身の上がりは34秒2)。対する七夕賞は、1800m通過が1分48秒3。前半1000mが1分1秒4・ラスト3Fのレースラップは11秒5―11秒7―12秒2(3Fは35秒4―イタリアンの上がりは34秒9)。1800mと2000mの違いはあるものの、レース内容や質は夏至Sが上だ。ちなみに、前走の夏至Sは、宝塚記念の裏のメイン。中山競馬場のパドックも、観客は宝塚の動向をうかがうべく、いつもより閑散として、馬の状態をチェックする人も少なかったように思うが、うーん。凄いデキ。パドックの気配にも感じ入るところがあったが、夏といえば芦毛。状態はすこぶるいい。ハンデ戦の基本は、理詰めの予想ではなく心に掛かる材料を携えての「一点突破」。夏至Sの思いを大事に、小倉記念はピルグルムで大胆に攻めたい。相手本線はアドマイヤメジャー。昨年6月の下鴨S・1分58秒2は、一週前の金鯱賞を1秒3上回る好記録だった。叩き四戦、体調も上向き。イタリアンレッドは、55キロに増量。前記したように七夕賞は多少恵まれた観。前回あたりがピークだっただけに三番手に止めた。ナリタクリスタルも57・5キロ。動き出しがハマるかどうか、実は難しい馬でもある。斤量差をついて、リクエストソングの粘り込み。サンライズベガサンライズマックスの強襲も十分考えられる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

3

10

15

12通り 各400円

3連単BOX

2

3

10

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

高配当もズバリ! netkeiba関西本紙の予想

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netkeiba関西本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

17

相手

2

3

5

8

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

2

相手

3

5

8

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

17

2着

15

相手

2

3

5

8

16

30通り 各100円

netkeiba関西本紙の見解

【波乱含み】イタリアンレッドが本命。前走の七夕賞は末脚を伸ばして重賞初制覇。ハンデ52キロだったとはいえ、鮮やかに突き抜けた。小倉は5戦4勝と好相性で、ハンデも55キロなら心配ない。ナリタクリスタルは昨夏のサマー2000シリーズで優勝。前走は集中力を欠いたが、重賞2勝馬で巻き返しがあっていい。コスモファントムは今春の中山金杯勝ち馬。叩いた上積みで前進を見込む。アドマイヤメジャーは使いつつ上昇ムード。素質はここでも見劣らない。アンノルーチェホワイトピルグリムサンライズマックスを押さえる。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

4

5

12

17

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

4

5

12

17

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎コスモファントムは「スティーブンガットイーヴン×パリスハウス」という組み合わせ。母サザンハウスは伊1000ギニー(G2・芝1600m)2着馬。父はダートホース、母は芝のマイラーという異なる個性がぶつかり、産駒に何が表現されるのか予測しづらい配合だが、これまでの戦績を振り返ると小回りコースで安定している。

 小倉コースでは昨年暮れの中日新聞杯(G3・芝2000m)でトゥザグローリーと同じ斤量を背負って2着。トゥザグローリーは次走の有馬記念で勝ち馬とタイム差なしの3着に食い込んだ実力馬なので価値が高い。

 前走、休み明けの七夕賞は7着と敗れたが、先行勢が総崩れとなった展開で4番手を追走したものなので上々の内容だった。ひと叩きして順当に良化しているならば57.5キロでも勝ち負けになる。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

8

11

2着

2

3

5

8

11

12

15

相手

2

3

5

8

11

12

15

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 小倉記念が行なわれる小倉芝2000mから注目の直結コースは、阪神芝2000m、小倉芝1800m、京都芝2000m、中京芝2000m、同コースの小倉芝2000m。直結コースの激走馬は、同じ適性が要求される今走のコースに合うため、高い適性を活かして大駆けできる。

 小倉記念はハンデ戦なので、軽量馬の中から◎ドモナラズに注目する。小倉では、直結コースの1800mを2勝している。昨年の七夕賞をハンデ52で大駆けしたように、ローカルハンデ戦の穴馬。休養明けを叩いて良化した前走は、ハンデ53で14人気5着に善戦、今回も斤量53で叩いての上積みあれば馬券圏内を争える。

 人気サイドでは、同コースの中京記念を制した○ナリタクリスタルを推奨する。昨年の夏に直結コース・小倉芝1800mの釜山S(1600万下)を制し、直結+同コースを勝利している。前走は相手が強かったことや、不良馬場が応えての敗戦。今回は得意とするローカル・中距離戦で巻き返せる。

 ▲ホワイトピルグリムは、平坦・小回りの2000mを得意にしている。直結コースでは、京都芝2000mの寿S(1600万下)を制し、中京芝2000mの金鯱賞で馬券(3着)になった。また、小倉では同コースの2000mで1000万クラスを勝ち上がった。前走は坂のある中山を4着までだが、平坦コースに替わる今回の方が合っており、前進を期待できる。

 △サンライズマックスは、直結コースの小倉芝1800mにて小倉大賞典を勝利した。また中京芝2000mの中日新聞杯も制し、ローカル中距離重賞に実績がある。近3走は小倉の中距離戦を狙って出走、馬券になっていないが4ー5着の惜しいところまできている。今回も小倉、立て直して緒戦から注意する。

 の予想

の見解

 今週末の重賞は、平地の小倉記念と障害の小倉サマージャンプ。小倉が暑くて熱い週末になりそうです!…と言いつつ、そんな折に私は函館に現地参戦の予定ですがf(^^;

 サマー2000シリーズ第3戦・小倉記念は、真夏のローカルハンデ重賞。前走重賞で馬券になった馬すら1頭しかいないという大混戦メンバーで、予想のしがいがありそうです。

小倉記念(G3・小倉芝10F)
2006:34.7-47.8-35.3=1:57.8(スウィフトカレント)
2007:34.9-48.5-35.3=1:58.7(サンレイジャスパー)
2008:34.8-48.1-35.0=1:57.8(ドリームジャーニー)
2009:34.7-47.8-35.8=1:58.3(ダンスアジョイ)
2010:34.3-48.4-35.2=1:57.9(ニホンピロレガーロ)
※「テン3F-中盤4F-上がり3F」で表記、( )内は勝ち馬。

 過去5年のラップを見ると、一目瞭然。「テン3Fは34秒台」「中盤4Fは48秒前後」という、明らかな急流になっています。これは「小回りで直線短いので早めに動かないと届かない」というコース設定によるもので、更に「向こう正面がずっと下り坂なので、中盤で脚が溜まらずに加速してしまう」という起伏の影響が大きく出たものと言っていいでしょう。つまり、メンバーに関係なく同様の展開になる材料があるのだから、決して無視できない要素ということになります。

 余談ですが、ラップに興味がない人の中には「ラップなんてメンバー次第で変わるんだから、もっと馬固有の血統や馬体を見た方がいい」と考える人も多いでしょう。しかし一定の条件が揃えば、ここまで毎年同じラップになり、同じような資質が問われることは覚えておいて損はありません。先週の函館記念でもここで挙げた「注目馬」に1-3着馬全てがいたように、荒れるイメージで攻め手がなさそうな重賞で大きな手掛かりとなることもあります。
函館記念の予想(http://yoso.netkeiba.com/?pid=yoso&id=201102020411&yid=270856&mode=kaime)

 では、テンも中盤も速い「急流」になる小倉記念はどのような馬を買えばいいのでしょうか。

 第一に「急流でスピード負けしない、8-9Fでも追走できる機動力がある馬」。但し純粋なマイラーでは失速するので、10Fでも一定の実績がある方がいいのは言うまでもありません。今回で言えば、9F重賞でも置かれずに追走する脚があり、10F重賞でも勝ち負けする底力を見せている、ナリタクリスタルイタリアンレッドサンライズベガなどはこれに該当するでしょう。

 そしてもう一つの好走パターンは「大回り長距離戦でバテないスタミナを見せている差しタイプ」。特に「小倉と同様に直線手前に下り坂がある京都外回り長距離戦」で格の高い実績を持っているステイヤータイプが、一見脚が遅くて間に合わないかと思わせておいて、下り坂で加速したまま止まらずに差し込む、という好走を見せています。一昨年の勝ち馬ダンスアジョイや、昨年の1、3着馬ニホンピロレガーロスマートギアは、それぞれ京都GI・GIIでの好走やOP勝ちという実績がありました。今回で言えば、菊花賞京都大賞典で上位入線の実績があるヤマニンウイスカーサンライズマックストーホウアランあたりがこれに該当します。大回り長距離戦という意味では、ダイヤモンドS3着があるキタサンアミーゴもこれに準じます。

●注目馬=ナリタクリスタルイタリアンレッドサンライズベガ(9Fを追走する機動力と10Fで勝ち負けする底力を兼備)、ヤマニンウイスカーサンライズマックストーホウアランキタサンアミーゴ(スタミナ勝負の大回り長距離戦で格の高い実績)。

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