【相手探し】上位三頭とは、やや離されたものの、猛然と追い込んだ桜花賞のメデタシの脚は、実に印象深い。牝馬限定なら、いずれは重賞の一つが狙える素材。音無厩舎所属馬にしては珍しく、調教も動く馬だが、17日の栗東坂路・50秒9―36秒9―12秒3にも能力が凝縮。フラットコースなら1800mも守備範囲だ。当面の敵はクリスティロマンス。こちらもこの中間のDPの動きは、ピークを予感させる動き。戦法が落ち着かないが、シーキングフェイム、テーブルスピーチも好調線上。

　小倉は面白いコースで、1800mと2000mではレースの傾向が全然違う。

　1800mは最初のコーナーまでの距離が短いためにレース前半の流れが速くなり、切れ味勝負というよりは持続力勝負になる。能力はあるけどキレない、という馬を買いたいコースだ。

　今回注目するのは◎テーブルスピーチ。このところ1400mで人気を裏切る競馬が続いたが、昨年の鹿屋特別（芝1700m）が示すように、道中ペースのよどむところがない小倉の中距離戦は合うはず。

　上のクラスでも掲示板に載っていた馬で地力だけはあるし、フレンチデピュティ産駒で切れ味を問われない競馬は向くと見る。

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【波乱含み】メデタシは今春の桜花賞4着馬。オークス11着以来だが仕上がり良好で、このクラスならいきなり勝ち負けだ。クリスティロマンスは1000万下で好勝負を演じていた。降級後も2、3着と安定しており、今回も崩れない。シーキングフェイムは使いつつ気配良化。牝馬限定でもうひと押しが利くか。マイネマオは決め手に欠くが堅実に走る。ジュヴェビアン、テーブルスピーチ、タガノエベンヌを押さえる。