今週から函館が開幕。中央開催が異常な高速馬場だっただけに、函館・札幌開催は、中央場所で能力を発揮できなかった持久力タイプの巻き返しに期待したい。

　指数的にはルリニガナ、ミスターマスタードの2頭が抜けているが、人気薄で面白そうなのがツカサリボン。昨秋はダートを使われ、休み明けの前走が京都1600mで13着に惨敗しているが、デビューからの指数動向を見る限り、洋芝の短距離戦はベスト条件。また、指数的には距離短縮のローテが狙い目だけに、先行馬が揃った函館1200mで、淀みない流れになれば一発の可能性はある。

【御当地馬】北海道開催は特に、「御当地馬」と呼ばれる限定馬がいるが、ルリニガナもその一頭。2歳夏の函館1200mで新馬勝ち。函館2歳S3着・すずらん賞3着と、まさに函館の申し子。降級の500万、満を持して御当地凱旋だ。ベリアルも好調。持ち時計の見えなかった馬が、前走の新潟1200mを1分8秒9。新潟開催の500万戦では、上位ランクで勝ち負けを演じてきた。力を要する函館の洋芝も向いている。イトククリも、基本的にはパワー型。ストレスがたまりやすいタイプだけに、滞在もプラス。惑星はセイウンシェンロン。昨夏の函館の仁山特別で、芝を快勝。

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【相手探し】ルリニガナのスピードが上位で、降級戦なら軸不動。前走好走のベリアルを対抗に据える。イトククリは仕掛けが決まれば首位争いが視野に。マリエンベルクは休み明けだが得意コースでの一発には注意が必要だ。ミスターマスタードは叩き3走目で降級戦なら上位が十分。ウインラーニッドの流れ込みにも警戒しておきたい。