◎はイン伸び馬場の外々を捲りあげた前走勝ちが秀逸で、母父がネヴァーベンド系でクロスがフラワーボウル≒ユアホストだから洋芝向きのパワーをかなり秘めていたということだろう。当時より外差しもきく馬場になっているし、あの勝ちっぷりならば昇級関係なしとみる。

　○も母父がオペラハウスで全体にラトロワンヌ血脈のパワーが勝った配合で、体質が硬くて掻き込む走りはいかにも洋芝向きで、実際函館では1戦1勝でツヨイキモチ相手に楽逃げ切り。近走も苦手の高速馬場にしてはソコソコ踏ん張っており、ここは行ききれれば頭まであるとみてこの◎○で買いたい。

【資質重視】サンキューアスクは、2歳暮れのひいらぎ賞を、1分34秒2(勝ち馬からアタマ差の5着)。同レースを見て、これは将来はOPと、幾度か重い印を打ってきたが、ガス欠を起こし、しばし低迷。見立てが間違っていたのかなと、悩んだ時期もあったけれど、5月の500万戦、激闘のオークス5着で、素材のほどを再確認。もとより、スラリとした足長の重巧者。洋芝も、きっと合っている。古馬実績では、断然クラックシード。ただ、一度函館で、意味不明に大敗を喫している。もしやのために、シーキングフェイム、ウインクリアビュー以下にも、丁寧に手を広げておこう。

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【上位拮抗】ツヨイキモチは連闘策だが引き続き差し脚発揮が期待できそう。ウインクリアビューは滞在2走目で前進が濃厚だ。クラックシードは流れ次第も能力的に逆転も視野に。ケープタウンシチーは休み明けだが流れ込みに注意を払いたい。マイネノーブレスは地力互角で限定戦なら上位が十分。シーキングフェイムは昇級戦だが、相手なりに走れる力がありそうだ。