福島競馬場がBコースになったのは先週から。その初日、つまり5日目に行われた芝1200mでは特に見られなかったのですが、6日目になると顕著だった「外枠有利」の傾向。前半に行われた未勝利戦と新馬戦はともかく、午後のレースでは、

8R
1着15番
2着13番(南P)

12R
1着16番(堀宣行)
2着15番

　8Rは7枠、8枠、12Rでは8枠での連対決着と、明らかな傾向になりました。ただ外枠を狙うというだけでは調教捜査官としての予想の組み立てになりません。重要なのは()内に記した内容。つまり外枠でも、福島芝1200mに適している最終追い切り南Pか、併用調教の堀厩舎という調教適性が必要になるというわけです。

　☆サトノディライトは堀宣行厩舎の勝負調教に該当していて併用調教ですが、枠が真ん中。それなら外枠の最終追い切り南Pから◎ブエノディオスを選択しました。前走10着時は最終追い切りが南Pだったものの、3F時計が40秒を超える遅さ。今回は38秒台で2走前1着時の時計に非常に似ています。状態としてもかなり良好なのでしょう。

　○エーブポセイドーンは馬なりで速い時計を出した南P追い。併用調教でもあり、雨の影響がなければ、かなり好走する確率は高いはず。▲コスモドロスは真ん中の南Pですが、本数が多いのは魅力。あとは外枠の坂路調教で△レッドストラーダ、△キングダムキングを選択しました。

1.リズミカルステップ
今回:標準少め併用
前回:標準トラック主体

2.トルサード
今回:標準多め坂路
前回:標準少め坂路

3.ミヤジエムジェイ
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少めトラック

4.アマレット
今回:馬ナリ平均坂路
前回:馬ナリ平均坂路

5.フローラルホール
今回:標準併用
前回:標準少めトラック主体

6.アユミチャン
今回:馬ナリ平均坂路
前回:乗込坂路

7.アグネスアンジュ
今回:急仕上げ坂路
前回:標準少め坂路

8.コスモドロス
今回:標準多めトラック
前回:地方

9.セルリアンレッド
今回:標準トラック
前回:急仕上げトラック

10.サトノディライト
今回:標準併用
前回:軽目トラック

11.カイシュウタビビト
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック

12.ブルースター
今回:標準少め坂路
前回:馬ナリ平均坂路

13.エーブポセイドーン
今回:馬ナリ平均併用
前回:軽目併用

14.レッドストラーダ
今回:標準多め坂路
前回:乗込坂路

15.キングダムキング
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準少め併用

16.ブエノディオス
今回:標準トラック
前回:標準トラック

【伏兵注意】ミヤジエムジェイはOP2着の実績馬。使い詰めも元気一杯で一歩リードと見る。サトノディライトは長い休養があったが気配復調。能力高く逆転も十分。条件変更にメドのフローラルホールはさらに前進できる。レッドストラーダは距離短縮カギも地力は上位。ブエノディオスは変わり身に期待。セルリアンレッドは着順ほど負けてない。リズミカルステップにも注意したい。

【一騎打ち】3歳早期の実績とはいえ、ミヤジエムジェイは、橘S・葵Sで勝ち負けを演じてきた実力馬。さすがに500万条件では、クラス二つ力が違う。不器用な馬だが、外差し有利の最終週なら、信頼度も一割増し。サトノディライトも、医王寺・湯沢特別を、1番人気を背負って、きっちり2着。捌き次第では首位の目も。フローラルホールは、洋芝・平坦の恩恵にあずかり、前走3着に好走したが、前二騎とは地力に差がある。レッドストラーダも、左回りの1400mに実績。福島1200mは、微妙にイメージが異なるんだよなぁ…。

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　◎フローラルホールは「オペラハウス×サクラバクシンオー」という組み合わせ。長らくダートを主戦としていたが、前々走から芝に転じると5着、3着と好成績を挙げている。土曜日の福島競馬場は雨の影響で馬場が悪化することが予想されている。父オペラハウスは道悪の鬼で、フローラルホール自身、掻き込む走法なので馬場悪化は歓迎だろう。3着に敗れた前走は3、4コーナーで終始大外を走らされる距離損がこたえた。今回は5番枠と枠順にも恵まれた。