◎は[1.1.0.2]の鉄砲実績があり、陣営によると「使い込むとテンションが上がってゲートも悪くなる」だけに、むしろ休み明けこそが狙い目だろう。1400mはベストだし、馬場が渋りそうなのもプラス。

　ちなみにフジキセキ産駒はニュー中京の芝1400mで[2.1.2.5]、ブライトラインがファルコンSを、ネオザウイナーが清州特別を勝っているが、どちらも母系にサドラーズウェルズ≒ヌレイエフの血を引くという共通点があり、◎の母母父もサドラーズウェルズだ。

【ジャッカルの日】明らかに距離の長い、ダービー挑戦で摩耗してしまったが、エーシンジャッカルは、ニュージーランドT2着馬。坂のある阪神1400m・1分21秒3と、ベストは7F。二階級落ちの1000万なら、58キロでも勝ち負けに持ち込める。デンコウジュピターも、58キロは仕方ないか。本命か対抗か。印に悩んだが、中京はまだ開幕二週目。タイトなコース形態と合わせ、先行馬エーシンに、やや分があるか。ゴールデンムーンは、葵Sで上がり33秒2。52キロ、終い一手の気楽さで、ハマれば単。タツミリュウの流れ込み。勝ちきるまではどうかだが、ハンデ戦なら、ウインドジャズ、パープルタイヨーにも連下の目。

　ここは4歳馬が強そうな一戦。降級緒戦を取りこぼした馬もいるので隙があるように見えるが、各馬が上のクラスで出してきた時計レベルは明らかに高い。5歳以上でこのクラスの常連、という馬たちが上位独占という形は考えづらい。

　唯一不安材料があるとしたらハンデで、4歳実績馬はいずれもある程度背負わされた。その中で57キロで済んだ◎タツミリュウから入る。準オープンでの実績が人気薄での2着のみなので信用されていない(前走も7番人気)ようだが、準オープンでも最大着差は0.7秒。1000万条件ならば当然狙うべきところだ。前走は1、2着馬がいずれもオープンで連対歴のある馬で、相手が悪すぎた。

　タツミリュウが前回1000万条件勝ちしたときは東京芝1400m。今回とはコース形態として近いものがあるし、短い休養を叩かれた2戦目というのも良い。

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【伏兵注意】エーシンジャッカルは2階級降級すれば地力が一枚上。トップハンデタイの58kgでも地力を信頼する。末脚秘めるデンコウジュピターは、流れひとつで巻き返せる。タツミリュウの前走は休み明けで小差の4着。降級2戦目で粘り込みを図る。ゴールデンムーンの決め手は古馬相手でもヒケを取らない。ハンターワディ、タマモコントラバス、ウインドジャズを押さえる。