【異次元のチカラ】今年の3歳世代は、言われているように近年まれにみる逸材が目白押し。中でも
イジゲンは、3歳世代のみならず、次代のダートシーンを担う資質の持ち主。4月の
端午Sでは、後の
ジャパンダートダービー馬や
ホッコータルマエに後れをとったものの、上がりは最速。勝ち馬は別として、終いの脚色は、明らかにホッコーよりは上だった。出遅れグセ、どうしても、もう1勝を積み上げねばの思いもあり、前走の
彦星賞は、意識的に4コーナーから動き、果敢な大マクりをかけたが、鞍上の内田博も、今度はもうひと呼吸余裕をもってレースを組み立ててくるはずだ。当面の目標は
ホッコータルマエ。
端午S3着後、順当に1000万条件を突破。上位二頭に離されはしたが、前走の
ジャパンダートダービーも、きわどい3着争いを5着に粘りこみ、3歳世代のダートシーンにおける立ち位置を示している。大勢逆転があれば、
ナムラビクターの、破天荒なポテンシャル。二走前の加古川特別でOPレベルの厳しい競馬を経験。即、前走の快勝につなげている。ちなみに稽古は走らない。
ダノンゴールドの前走・1分43秒4も、馬場コンディションに違いはあるものの、翌日のOP特別と0秒2差。
伏竜Sのころとは別馬。今、急激に力をつけている。
彦星賞2着の
キングブレイクは、前走がいっぱいいっぱい。ならば
アドマイヤレイ。若干の馬場差はあるものの、前走時計は
彦星賞より速かった。