【混戦】カネトシディオスは休養明けから使われつつ良化。末脚の力強さを取り戻しており今度こそ。クリーンエコロジーはスムーズさを欠いた前走で健闘し力量アップを証明。久々を叩かれて上昇のキッズニゴウハンも地力は上位。ディープフィールドは昇級でも通用の素材。コスモソーンパークはレース振り安定。マイネルアダマスも潜在能力は評価でき、イデアも力をつけている。

【資質注目】2-3歳時は、体質の弱さ--特に腰に弱点のあったディープフィールドだが、地方転戦を経て、中央再転入の前走が、直線一気の楽勝。転戦前と数字こそ変わっていないものの、馬体に緊張感が増し、甘かったトモの踏み込みも深くなった。前走時計は1分37秒5。確かに新潟の高速馬場での時計決着に課題は残るが、中京の荒れ馬場で上がり34秒5の脚が使えるのなら、新潟に換算すれば33秒前半となる。ポテンシャルに期待だ。キッズニゴウハン、カネトシディオスの豊栄特別4・2着馬が相手。ハンデと、たたき上昇ぶんを見込んで、印はキッズが上位。ディープが時計対応に泣く可能性も一考、タテ目も抑えておきたい。クリーンエコロジーは、1400mで最速の上がりをマーク。マイルもギリギリこなせるが、本質的に距離が長い。蛯名が完璧に乗ったとしても惑星まで。

　私が再三主張しているのが、「夏競馬・1000万条件の芝は3歳馬、特に今年は4歳馬と比べても3歳が強い」ということ。ここは3歳馬が2頭出走しているが、買うべきは◎マイネルアダマスの方だろう。

　500万条件を勝つのに手間取った同馬だが、その後葵Sで3着。3歳のオープン特別で好走する馬は古馬1000万条件で通用するというのがおおまかな物差しだし、距離の面では葵Sの1200mより今回の1600mのほうが安心して見ていられる。

　今回は大外枠を引いてしまったが、新潟芝1600mはどちらかというと外枠有利のコースだし、中途半端な外よりはかぶせられる心配のない大外のほうがむしろ良い。先週の馬場を見ても差しに回るよりは好位に構えたほうがよいと思うのだが、このコースではきんもくせい特別の際に道中4番手に構えており、今回も同様の競馬になると予想する。

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