11R

エプソムC

15:45発走 / 芝1800m (左 C) / 天候:晴 / 馬場:良
3回 東京 4日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(特指) 別定 18頭
本賞金:4000,1600,1000,600,400万円
  • Course コース詳細
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走が4番人気以下かつ5着以下だった馬
※東京過去10年[0-1-3-93]
●2011年該当馬→キャプテンベガ(4着)、ミッキーパンプキン(5着)、アニメイトバイオ(7着)、ドリームゼニス(8着)、レインフォーレスト(12着)、チョウカイファイト(14着)、ヤマニンウイスカー(16着)、ロードキャニオン(17着)、ハンソデバンド(18着)
○2012年該当馬→セイクレットレーヴキングストリートマイネルスターリーアクシオンレディアルバローザトップゾーンサンライズベガダノンスパシーバヤマカツハクリュウオセアニアボスレッドデイヴィス

・前走で1秒以上の着差をつけられて負けていた馬
※東京過去10年[0-0-2-57]
●2011年該当馬→ミッキーパンプキン(5着)、アロマカフェ(11着)、ヤマニンウイスカー(16着)、ロードキャニオン(17着)、ハンソデバンド(18着)
○2012年該当馬→キングストリートアクシオンサンライズベガオセアニアボス

・前走重賞連対馬をのぞく、中9週以上の出走間隔となる馬
※東京過去10年[0-1-2-32]
●2011年該当馬→アクシオン(10着)、マストビートゥルー(15着)、ハンソデバンド(18着)
○2012年該当馬→アクシオンサンライズベガダイワファルコンレッツゴーキリシマ

2011年残った馬→ダークシャドウエーブチェアマンセイクリッドバレーダンツホウテイマッハヴェロシティスズジュピター

【昨年結果】
1着:ダークシャドウ(○)
2着:エーブチェアマン(○)
3着:セイクリッドバレー(○)

2012年残った馬→トーセンレーヴメイショウカンパクダノンシャークモンテエンシルクアーネスト

須田:井崎センセイ、事件ですよ事件!

井崎:……なんとなく先が読めるけど、一応聞いておこうか。どうした須田クン?

須田:先週の安田記念で、消去ネタを駆使して6頭もの馬を残した結果、そのなかの「たった1頭」しか馬券に絡まなかった予想コラムがあるらしいですよ! しかも3着馬!

井崎:そ、それはある意味、快挙だねえ……。

須田:ええ、いくら波乱に終わったとはいえ、これはまさに「逆神降臨」ですよね。人気のサダムパテックグロリアスデイズアパパネもキッチリ飛ばしたようですし!

井崎:ウン、もうそのあたりで勘弁してもらえないだろうか。さもないと……泣くぞ?

須田:ま、13番人気と15番人気が馬券に絡む結果だったワケで、そう簡単に当たるレースではなかったのも事実ですけどね(笑)。とはいえ、春G1はコレで残すところ……。

井崎:今月24日の宝塚記念だけか。しかも想定を見ると、ここも強烈に難解な出走メンバーになりそうなんだよなあ。まだ先の話だけど、今から胃が痛くなるよ(笑)。

須田:じゃあ、そんな先のことを考えてないで、今週のエプソムCを全力投球でお願いしますよ。ここも相当に難解だと思うんですが……おや、意外なほど絞れてますね。

井崎:じつは、最近ではいちばん自信があるレースだったりする。というのも、このレースで馬券に絡む必要条件といえる最初の消去ネタに該当する馬が、かなり多いからさ。

須田:「前走4番人気以下かつ5着以下」ってヤツですね。で、該当馬が……おお、18頭のうち11頭までが、このひとネタで消されてるんですか。逆に危なっかしいような……。

井崎:でも、過去10年[0-1-3-93]で連対率1.0%と本当に信頼度は低いし、唯一の連対馬である04年のダンツジャッジは2番人気2着。人気薄ならば自信を持って消せるんだよ。

須田:確かに、データの母数がそれだけ多いと、こちらも納得せざるをえませんねえ。それに2番目、3番目の消去ネタも、今週はけっこう信頼できそうじゃないですか?

井崎:そうだな、実際に来てないパターンだし。で、消そうと頑張ることなく自然とこの5頭が残るカタチになったから、今週は妙に自信があるんだよな。人気スジだろうけど。

須田:いや、人気スジだろうがド本線だろうが、とにかく当てていただきたいというのがこちらの希望でございまして。現在何連敗中か、センセイ覚えていらっしゃいます?

井崎:いや、終わったことはサラッと忘れることにしてるからなあ(笑)。

須田:でしょうね(笑)。ではざっくりお伝えしますが、きわめてマズい状況だと思ってください。タイトルが「逆神・井崎の-」って変更になるとか、ならないとか……。

井崎:い、いや今週は自信があるし、きっと当たるって! 今週と来週のマーメイドSではずみをつけて、万全のコンディションで宝塚記念へと向かうとしよう。

須田:では、辞書で「万全」の意味を調べる準備をしつつ、今週末の結果を待つとしましょう(笑)。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 200円

馬連BOX

1

6

13

14

18

10通り 各200円

馬単フォーメーション
1着

14

18

2着

1

6

13

14

18

相手
8通り 各300円
3連複軸2頭流し
軸1

14

軸2

18

相手

1

6

13

3通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

14

18

2着

1

6

13

14

18

相手

1

6

13

14

18

24通り 各200円

東大ホースメンクラブの見解

本命はダノンシャーク。準OPを勝ってから重賞で2,5,2着となかなかの成績を残しています。これらの3走は全てマイル戦ですが、過去の4勝のうち3勝は1800mで挙げておりこの距離の方が得意なはずです。

対抗はレッドデイヴィス。重賞3勝の実績馬です。今年に入ってからの成績はぱっとしませんが、一応、前走GIIで5着に入っており、見限るにはまだまだ早い感じがします。東京は初参戦ですが期待したいと思います。

3番手評価はセイクリットレーヴ。3歳馬で斤量は52kgととても軽いです。GIで5着と成績も悪くはなく、内枠などの条件を加味すると狙いどころではないでしょうか。

4番手評価はトーセンレーヴ。OPクラスのレースでは勝っていますが、重賞ではあと1歩届かずという成績が多いです。ここでもあまり大きな期待はしないようにします。

5番手評価はダイワファルコン。前走より斤量が56kgでGIIIなら善走してくれるでしょう。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

1

1点 3000円

馬連流し

1

相手

5

6

8

11

14

17

18

7通り 各1000円

望田潤の見解

アドマイヤムーンはミスプロ×サンデーの柔らかさしなやかさを伝えるので、パワー型の牝馬との配合が成功しやすい。レオアクティブの母はオペラハウス×プリンスオブバーズだ。

◎の母もブライアンズタイム×サドラーだからパワーとスタミナの血統で、この母系からみても距離延長はプラスだろう。クロッカス賞の斬れ味と52キロで食指が伸びる。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 2800円

3連複軸1頭流し

6

相手

2

4

7

8

10

11

14

17

18

36通り 各200円

井内利彰の見解

 2004年以降のエプソムC勝ち馬の調教タイプを見てみると、坂路とトラックを本数多く併用した調教タイプが4勝を挙げており、勝ち馬の半数がこれに該当していることになります。通常の東京芝1800mはトラック調教馬に適性の高い条件ですが、開催も終盤、馬場が荒れてくると坂路調教が必要になり、さらに本数のアドバンテージもあるということでしょう。

 実は今年の出走馬で「標準多め併用」系統に該当する馬は多数。その選択がポイントになりますが、◎トーセンレーヴの決め手は池江泰寿厩舎の勝負調教である「最終追い切りで一杯に追われて併せ先着」に該当したことです。
 ちなみに池江泰寿厩舎の勝負調教に該当したトゥザグローリーが先週の鳴尾記念を優勝。当コラムで同理由で本命にしたマウントシャスタ(NHKマイルC/失格)のようなケースもありますが、全体的に見れば、非常に確率の高い勝負調教です。

 ○メイショウカンパク、☆ヤマカツハクリュウは標準多め併用ですから、当然評価しています。△シルクアーネストの順位付けを下げたのは好走時にはない併せ馬を行っているから。あと、標準多め併用系統ということで、△トップゾーン、標準多め系統ということで、△ダノンスパシーバ、△レッドデイヴィスに印を打っています。

 調教タイプに関連のない印を打った馬は、厩舎の勝負調教に該当しているから。△キングストリートはラスト1Fが西園正都厩舎の勝負調教、△アクシオンは最終追い切り併せ先着が二ノ宮敬宇厩舎の勝負調教です。標準多め坂路の△ダノンシャークは調教タイプだけでも十分印を打つべき存在ですが、大久保龍志厩舎の勝負調教にも該当しています。

1.セイクレットレーヴ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

2.キングストリート
今回:標準併用
前回:急仕上げ坂路

3.マイネルスターリー
今回:急仕上げトラック
前回:一杯平均併用

4.アクシオン
今回:標準多め併用
前回:標準トラック

5.レディアルバローザ
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路主体

6.トーセンレーヴ
今回:標準併用
前回:標準多め坂路主体

7.トップゾーン
今回:標準併用
前回:標準多め坂路主体

8.メイショウカンパク
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

9.サンライズベガ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

10.ダノンスパシーバ
今回:標準トラック主体
前回:標準多めトラック

11.ヤマカツハクリュウ
今回:標準多めトラック主体
前回:標準多め併用

12.オセアニアボス
今回:連闘
前回:標準坂路

13.ダイワファルコン
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

14.ダノンシャーク
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

15.モンテエン
今回:標準多めトラック
前回:標準多めトラック

16.レッツゴーキリシマ
今回:標準坂路
前回:標準坂路

17.シルクアーネスト
今回:標準坂路主体
前回:標準多め併用

18.レッドデイヴィス
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

6

相手

5

8

12

13

4通り 各1700円

馬連流し

6

相手

10

17

2通り 各1600円

山崎エリカの見解

 エプソムCは新潟大賞典の出走馬や安田記念を除外された馬、条件戦で優勝した馬が参戦するレースです。年によって出走馬の質にレベル差があるのですが、今年は「残念、安田記念」と表現されるように、トーセンレーヴレッドデイヴィスダイワファルコンなどの安田記念を除外された実力馬が揃い、なかなかの好メンバーとなりました。07年の優勝馬エイシンデピュティや、昨年の優勝馬ダークシャドウのようにその後のG1で活躍する馬が誕生するかもしれません。

 ◎は昨秋のアイルランドTや今年3月の洛陽Sを勝利しているように、東京芝1600m?1800mを得意としているトーセンレーヴ。不良馬場では2度敗れていますが、1度は青葉賞でダービー出走権を取り逃し、連闘策でプリシパルSを勝利した後の昨春の日本ダービー。2度目は本来差しの同馬が、押し出されるようにして逃げてしまったAJCCです。どちらもシッカリとした敗因があり、また2F目から11秒台のラップが続き、ラスト2Fが13秒7-13秒4という超オーバーペースで流れたアイルランドTを勝利していることから、スタミナを要す流れでの対応は問題なさそうです。前走でマイル戦の速い流れを経験しているのも良いでしょう。

 ○は3走前の中山牝馬S勝ちを含めて、重馬場で2戦2勝のレディアルバローザ。オーバーペースで流れた昨春のヴィクトリアマイルを先行勢で唯一の一桁着順(3着)を果たしていることから、スタミナ特化型の馬と言えるでしょう。時計の掛かる馬場は理想的で、長期休養明けでは早々とタレるであろう逃げ馬レッツゴーキリシマを3?4コーナーあたりで交わし、そのまま捻じ伏せるようなイメージが湧きます。

 ▲は3走前のダービー卿CT中山金杯2着のダイワファルコンなどの有力馬を退けてクビ差2着のオセアニアボス。しばらく芝1400mを使われてきましたが、距離は芝1600-1800mが理想的のように思われ、前走で久しぶりの芝1800mを経験した後の今回はペース慣れが見込めるだけに巻き返しが怖い一頭です。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 4000円

馬連BOX

1

6

14

18

6通り 各1000円

高橋学の見解

 ハンデ戦→別定戦に変更されたH8年以降の16年間から、■消える馬・□残る馬をチェックしてみよう。

■東芝…東京の芝コースを6回以上走って0-1勝馬は、前走重賞戦連対馬orOP戦57kg以上連対馬を除き[0-0-2-40]。アクシオンオセアニアボスキングストリートダイワファルコンマイネルスターリーレディアルバローザが該当。

■高齢…前走GII以下のレース、斤量58kg未満で0秒8以上敗退の6歳以上馬は[0-0-3-53]。アクシオンオセアニアボスキングストリートサンライズベガが該当。

■条件…前2走内に2馬身差以上の快勝歴がない前走条件戦使用馬は[0-0-0-19]。シルクアーネストが該当。同馬の5勝はすべて着差が2馬身差未満。終い確実も、重賞戦ではワンパンチ足りない。

■距離…1800mを5回以上走って0-1勝かつ2000m連対率5割未満(未経験含む)の中距離実績今ひとつの馬は、前走重賞戦連対馬or東京芝2勝以上馬を除き[0-0-3-23]。オセアニアボストップゾーンが該当。

■左芝…左回りの芝を4回以上走って0勝馬は、前走重賞戦連対orOP戦57kg以上連対馬を除き[0-0-0-28]。ダイワファルコンダノンスパシーバメイショウカンパクレディアルバローザが該当。

■不足…前2走とも非重賞戦で連対を外していた力量不足馬は[0-0-1-20]。モンテエンが該当。同馬は東京芝[2-0-2-1]とコース適性あり穴に警戒したいが、過去1年、1000万戦3/4馬身差1着・1600万戦ハナ差1着とパンチ力不足で、「不器用な面がある」と陣営が語るように展開頼みなのが気がかり。

■斤量…前3走内に1600-2000mのGIII以下芝のレース、斤量55kg以下で6着以下敗退がある牡馬・セン馬は、前3走内にOP戦1着or重賞戦連対歴ある馬を除き[0-0-2-58]。ダノンスパシーバトップゾーンヤマカツハクリュウが該当。

■休養…6か月以上の長期休養馬は[0-0-2-21]。サンライズベガレッツゴーキリシマが該当。H15年、9か月半ぶり8歳馬エーピーグリードが稍重馬場を逃げ粘っての18番人気3着激走例があり、レッツゴーの逃げに警戒したいが、1年10か月休養は長すぎる。

□重賞…前2走内(年明け以降に限る)に芝良・稍重の重賞戦、牡馬56kg以上・牝馬55kg以上で連対歴があった4歳以上馬は[4-2-4-5]。このうち、

(a)前走GIII以下戦で6着以下or前4走内にGIII以下戦で10着以下敗退ある馬は×
(b)前3走内に非重賞戦で0秒4以上敗退ある馬は×
(c)前走GIII以下戦で10番人気以下の低評価馬は×
(d)1800-2000mの中距離を8回以上走って0-1勝馬は×
(e)中10週以上レース間隔があいた馬は×

以上の5項目をクリアしていた馬は[4-2-0-0]。該当馬はダノンシャークで本命◎に。

□実績…芝5勝以上かつ芝連対率4割以上ある実績馬で、前3走内に芝OP戦1着or重賞戦連対歴ある馬は[3-8-2-7]。このうち、

(a)前4走内に1800m以上のGII以下芝良・稍重、58kg未満で1秒以上or1800m以上のGIII以下芝で10着以下大敗がある馬は×
(b)キャリア10戦未満馬は×
(c)中10週以上レース間隔があいた馬は×

以上の3項目をクリアしていた馬は[3-8-0-0]。該当馬はトーセンレーヴ。前日土曜の降雨状況(金曜日17時時点)によるが、不得手の渋った馬場が気がかりで○に。

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複フォーメーション
1着

7

2着

5

6

7

8

10

11

14

15

18

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

100通り 各100円

三田明太の見解

 土曜日時点で、4コーナーを回る際に内を4-5頭分空ける競馬が続いた東京芝。天気予報を見る限り、馬場の大幅な回復は見込めないだけに、日曜も同じような展開だろう。

 馬場が外伸びであることは間違いないが、Cコースで内を空ける展開と言うことは、外枠の差し馬は物理的に相当な距離ロスがあるわけで、大穴を狙うなら持久力指向の先行タイプだろう。

 本命はトップゾーン。近4走の重賞では物足りない結果が続いているが、指数的には全て3桁台をマークしていて、オッズに表れるほど明らかな格下という存在ではない。指数動向を見ても、中盤が緩む上がり勝負は向かないが、ラップ上下差の小さい展開は得意にしている。また、過去走を見る限り、他馬を極端に気にするのか、包まれた状態でコーナーを回ると明らかにギアが落ちるのだが、今回は1ターンコースで、しかも道悪で馬群がばらけやすい展開が見込めるだけに、一発の期待がある。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 8000円

馬連

6

-

14

1点 2000円

古澤秀和の見解

6番:素晴らしいデキ。上位争い。
14番:完成してきた。ほぼ勝てそう。
18番:マズマズ。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

5

6

11

13

18

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

11

相手

1

5

6

13

18

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

6

相手

1

5

11

13

18

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【波乱含み】ダノンシャークは状態上々。自慢の末脚で安田記念に出られなかった鬱憤を晴らす。ヤマカツハクリュウは重賞でも通用の力をつけてきた。距離延長もプラスに働くか。潜在能力の高さトップレベルトーセンレーヴも争覇圏。実力馬レッドデイヴィスは復調気配。ダイワファルコンも力差なく、レディアルバローザは距離得意。3歳馬セイクレットレーヴもはまれば怖い存在だ。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【指針となる記録】エプソムCは、夏のローカル重賞のステップなのか。それとも来たる秋のGIの布石となるのか。距離適性や将来像を含め、微妙な分岐点となる重賞だが、レッドデイヴィスは、3歳春のシンザン記念を、歴代1位の1分34秒0で快勝。サンプル数は6回と少ないが、鳴尾記念の1分45秒6は、ルーラーシップに次ぐ第2位。特に鳴尾記念は、1000m通過が59秒2という、澱みのない平均ラップで進み、6F過ぎからゴールまでのレースラップは、11秒7―11秒5―11秒0―12秒2。デイヴィスは、ラップが急激に11秒0と上昇した残り2F目に、自ら動いて、先頭首位で押し切るチカラの競馬。重賞実績と走破タイムやラップに一日の長あり。別定条件のGIIIなら、レッドデイヴィスの力量が一枚上だ。前回のマイラーズCは、リズムに乗れない中でも、最速の上がりはマーク。復調気配は示している。夏に強いとされる騸馬。エプソムCで近い未来の将来像を描いておきたい。トーセンレーヴブエナビスタの半弟。ウィリアムズとのコンビで、東京2000mのプリンシパルS勝ち。アイルランドTでOP勝ちと、東京の中距離とは相性のいい、誰もが認める良血馬だが、持ち時計やラップに、確たる重賞水準の数字が見えないんだよなぁ。ダノンシャークは、GIIIの京都金杯2着。前走のマイラーズCは、前半1000m・57秒5というHラップを楽に追走。4コーナー近辺では、前の馬に乗っかからんばかりの手ごたえ。以前と比べトモ回りが充実し、身体に芯が入り、ある程度自分で動いてもブレが少なくなった。ツボにハマれば、当然単式圏内。メイショウカンパク新潟大賞典3着と好調。八坂特別の上がり32秒9を見たときから、いずれ重賞戦でも穴にと温めてきた馬だが、今回は別定。坂のあるコースに実績のないのが痛い。新味は、NHKマイルを最速の上がりで5着に押し上げた、横山典が大事に育てている、3歳馬セイクレットレーヴダイワファルコンは、左回り未勝利だけに、主軸まではどうか。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

13

相手

6

7

10

14

15

16

17

7通り 各1000円

ワイド

7

-

13

1点 3000円

須田鷹雄の見解

 古馬の中距離G3というのは微妙な立場のレースで、レースによって上がり馬が強いこともあれば、G1に出ていたような格上タイプが強いこともある。

 エプソムCの場合、G1から転身してきたような馬は意外と結果が出ておらず、一方で前走準オープン組はここで人気になるような馬ならば好走が期待できる。ただ、今年は唯一の前走条件戦組であるシルクアーネストが人気上位とまでは言えないので、別な選択肢を探さなければならない。

 G2やG3を使われてきた馬はどうかというと、2ケタ着順級の大敗を喫してきた馬は苦しいが、「馬券には絡まなかったが1ケタ着順」くらいの馬が巻き返してきて馬券になるケースはよくある。今回そのイメージに合うのが◎ダイワファルコンだ。東京替わりが嫌がられているようだが一方で距離延長はプラス。前走人気で今回人気がないのはおかしい。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
15モンテエン(6人気)
10ダノンスパシーバ(7人気)
8メイショウカンパク(10人気)
12オセアニアボス(14人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

8

10

12

15

12通り 各400円

3連単BOX

8

10

12

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

10

13

14

18

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

6

相手

1

10

13

14

18

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎トーセンレーヴは「ディープインパクト×カーリアン」という組み合わせ。ブエナビスタ(年度代表馬)、アドマイヤオーラ(重賞3勝)、アドマイヤジャパン京成杯)の半弟、ジョワドヴィーヴル(最優秀2歳牝馬)の全兄にあたる。母方にカーリアンを持つディープインパクト産駒は成功しており、本馬の全妹ジョワドヴィーヴルを筆頭に、ボレアスマウントシャスタの兄弟、ダノンシャークパララサルーなど高確率で走っている。末脚勝負型なので長い直線が合っており、東京芝コースは不良馬場の日本ダービーを除けば〔2・0・1・0〕という成績。本質的には1600-2000mあたりに適性がある馬なので、東京芝1800mはほぼベストといえる舞台。ウィリアムズ騎乗も心強い。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

6

15

18

2着

1

5

6

13

14

15

18

相手

1

5

6

13

14

15

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

モンテエンは、東京芝1800mにて甲斐路S(1600万)を勝ち上がり、コース適性がある。昨年のエプソムCの予想では、6人気のエーブチェアマンを本命◎に推奨した結果2着に激走したが、この馬は前走で同コースの1600万特別を勝っていた。このように、エプソムCは条件戦を勝ったばかりでも通用する重賞。モンテエンは実績不足だが、コース適性があって休み明け3走目の走りごろなので、穴馬に推奨したい。

トーセンレーヴは、直結コースの東京芝2000mにてプリンシパルSアイルランドTを勝利している。また、前々走は直結コース京都芝1600m外の洛陽Sを制し、複数の直結コースの勝ち馬となる。これらをあわせて直結コースのオープン特別を3勝しており、今回で重賞制覇の期待がかかる。

レッドデイヴィスは、直結コース阪神芝1800mの鳴尾記念毎日杯を制している。さらに直結コース京都マイルではシンザン記念を勝ち、直結コースの重賞3勝馬である。前走は出遅れて流れに乗れなかったのが敗因、今回はスタート五分なら好勝負になる。

レディアルバローザは、直結コースの阪神芝1800mで開催された11年中山牝馬Sを勝っている。東京では、直結コースのヴィクトリアマイルを3着に好走するなど、重賞実績がある。近2走の敗戦もあって人気はないため、穴馬として狙いたい。

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