11R

毎日王冠

15:45発走 / 芝1800m (左 A) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 東京 2日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 16頭
本賞金:6000,2400,1500,900,600万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走G1出走馬をのぞく、前走が4番人気以下かつ3着以下だった馬
※東京過去10年[0-0-1-23]
●2011年該当馬→ビッグウィーク(11着)
○2012年該当馬→サンライズプリンスネオサクセス

・前走札幌記念組と前走1着馬をのぞく、前走G1以外出走馬
※東京過去10年[0-0-3-43]
●2011年該当馬→セイクリッドバレー(5着)、ビッグウィーク(11着)
○2012年該当馬→ダノンヨーヨーサンライズプリンスネオサクセスタッチミーノットダノンシャークスマイルジャック

・前走で2秒以上の着差をつけられて負けていた馬
※東京過去10年[0-0-1-4]
●2011年該当馬→エイシンアポロン(4着)、ビッグウィーク(11着)
○2012年該当馬→フェデラリスト

・16頭立て以上となった年に、3枠、4枠、7枠に入った馬
※東京過去10年[0-0-3-15]
●2011年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→サンライズプリンスネオサクセスジャスタウェイタッチミーノットエイシンフラッシュスマイルジャック

2011年残った馬→ダークシャドウリアルインパクトミッキードリームダノンヨーヨーナリタクリスタルシルポートアクシオンシンゲン

【2011年結果】
1着:ダークシャドウ(○)
2着:リアルインパクト(○)
3着:ミッキードリーム(○)

2012年残った馬→シルポートカレンブラックヒルエイシンアポロンリアルインパクトストロングリターングランプリボストーセンレーヴ

2012年下半期[星取り表]:●●●○●○●●●●●△○○

井崎:ついに、ついに白星連発っ! 悲願達成!!

須田:とはいえ、馬連と馬単はトリガミだったんですけどね(笑)。3連複と3連単の浮きでそれをカバーできていますので、今回に関しては白星扱いでいいのではないかと。

井崎:うん、そこはぜひ白星で頼む! 秋G1をいきなり的中させられたし、打率も何とか3割まで回復させられたし、この調子をキープして年末まで行きたいねえ。

須田:そんな井崎センセイの前に立ちふさがるのが、東京での毎日王冠。今年は16頭立てと多頭数な上に、G1馬6頭がエントリーする豪華ラインナップでの一戦となりました。

井崎:立ちふさがるとか言わないでくれよ(笑)。でも、ここまでメンバーが揃うと、かなり面白いレースになりそうなのは間違いないよな。それに、須田クンも楽しみだろ?

須田:カレンブラックヒルについては、古馬の一線級との初対決になるわけですから、楽しみでもあり不安でもありっていうのが正直なところですよ。

井崎:無敗のG1馬といっても、普通に考えればそう簡単にはいかないからねえ。ま、「残った馬」のラインナップには、しっかり入れさせてもらったんだけどさ(笑)。

須田:というか、さすがに7頭残しというのは多すぎません? かなり絞りにくいメンバーというのはわかるんですが、これだとまたしてもトリガミ注意報が……。

井崎:いや、データを調べてる途中で、ここはストロングリターン軸で行こうと決めたからね。軸馬を取っての6頭流しなら、とくに問題はないだろう?

須田:先週と同様に、3連複と3連単を的中させる自信があるならセーフです(笑)。ただ、なんで今週の場合は、ストロングリターンを軸馬にするとスッと決まったんです?

井崎:いや、あまりにも絞れないから血統データを調べてたんだけど、そのとき「前走G1組のロベルト系」の信頼度がものすごく強いと気付いたんだよ。

須田:ああ、ウオッカとか、ウオッカとかですね(笑)。

井崎:ちゃんとウオッカ以外にも、アリゼオトーホウシデンが走ってるよ! でも、過去10年で7頭が出走して、平均が3.4着というのは素晴らしい結果だろ?

須田:あ、ソレは素直に凄いですよ。それによく考えてみると、そのデータに該当する馬が今年はストロングリターンしかいないんですねえ。

井崎:そういうこと! だったら、人気でも素直にこの馬を軸に取って、手広く流すほうがいいと思ってさ。相手の組み合わせ次第では、それなりの配当も見込めそうだし。

須田:そういうデータ的な裏付けがあるのであれば問題ナシですよ。今週は「奇跡の白星三連発」もかかっていますし、ぜひカッコイイところを見せていただきましょう!
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複BOX

1

4

9

12

13

10通り 各800円

東大ホースメンクラブの見解

 今週日曜日の東京競馬場でのメインレースはGIIの毎日王冠です。GIが複数頭出走していて非常に楽しみなレースです。

 本命にはエイシンフラッシュを推します。前走の宝塚記念では休み明けも影響したのか6着と負けましたが、これまでに日本ダービーを勝っていて、他にもGIでも好走実績があります。今回は久々の2000m以下のレースとなりますが、得意の東京コースなのでこの馬を軸とします。

 対抗にはシルポートです。前走の安田記念では大敗していますが、前々走のマイラーズカップでは見事に逃げ切って勝っています。今回は東京の開幕週なので逃げ馬のこの馬にとって好条件で、さらに今回最内枠となったので逃げることができそうなので期待します。

 3番手にはカレンブラックヒルです。3歳馬ですが斤量56キロな点が気がかりではありますが、これまで4戦4勝でNHKマイルCを勝っていて現3歳で実力は上位です。今回初めての1800mという点と古馬とのレースなので少し評価を下げました。

 押さえには以前このレースで僅差の2着があるエイシンアポロンと前走安田記念を勝ったストロングリターンズです。

東大ホースメンクラブ キャラメル

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

4

-

10

1点 2000円

馬単1着流し
1着

4

相手

10

12

2通り 各2000円

馬単1着流し
1着

4

相手

1

11

15

16

4通り 各1000円

望田潤の見解

 カレンブラックヒルは母がドローン≒ターリングア3×3とルファビュリュー4×4、自身はスカーレットブーケ≒ストームキャット2×3と、ダイワメジャーのマイラーとしては最高に爆発力のある配合をしている。

 ただスピードが抜群なゆえにストームキャットの単調な面もみられたので、東京マイルをスピードだけで押し切れるのかどうかが半信半疑だったが、母からナスキロ柔さだけでなくワイルドリスク的なナタの斬れも受け継いでいるのがこの馬の凄いところで、東京の直線で追っぱなしたら更にストライドが伸びて、フォームが大きくなって後続を突き放してしまった。

 ここでもスピードの絶対値では一枚上ではないかと思うし、東京1800mでも番手で押さえがきけばレースは楽で、開幕週の高速馬場でタイムトライアル的なレースになればなるほど有利だろう。

 リアルインパクト安田記念を勝ったがマイラーというには動きがしなやかすぎて、ベストは1800mだと書いてきたし、だから去年の毎日王冠も本命ダークシャドウ、対抗リアルインパクト、とした。

 実際1800mでは凡走したことがないし、今年は馬券的な妙味もあるからまた対抗としたい。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

14

1点 1700円

複勝

14

1点 5000円

馬連流し

14

相手

4

10

11

12

13

16

6通り 各300円

3連複軸1頭流し

14

相手

4

10

11

12

13

16

15通り 各100円

井内利彰の見解

 毎日王冠を調教予想する上で重要なポイントはふたつ。まず調教タイプが併用系統であること。過去5年の優勝馬のうち、3年が併用調教でした。しかも調教本数は少なすぎず、多すぎずの標準が理想的。

 そしてもうひとつの調教条件は「併せ馬での先着」。今年取り上げたのは「最終追い切り場所がトラック馬場で併せ馬先着」というもの。2004年以降で、この調教条件に該当した馬の成績は[4-3-2-9]で複勝率は50%。もちろん単勝、複勝ともに回収率は100%を超えています。実は「2週連続併せ馬先着」という調教条件でも同様の好成績が残っており、併せ馬で先着することは毎日王冠好走の必須条件と言えます。

 併用かつトラック馬場追い切りで併せ先着という条件をクリアした馬が多かった中、◎スマイルジャックを選択したのは、前走からの好調の維持。個人的には安田記念あたりから調教内容が7歳らしくない魅力的なものだったので、注目し続けていました。2着となった京成杯AHは調教本数が極端に多いわけでなく、また追い切りの強さも適度。これが今のスマイルジャックには最適な調教だと思います。今回も中間の調教は前走とほぼ同じ。休養明けで調教内容が100%ではない馬より、力を出し切れる状態にあると判断したわけです。

 ○トーセンレーヴは2週連続の併せ馬先着であり、池江泰寿厩舎の勝負調教にも該当。こちらを本命に選ぶことも考えましたが、最終追い切りの6F時計が少し遅い点、それと最終追いでビッシリ追われたことが当日のテンションの高さに繋がるのではないかという懸念から対抗妥当と判断しました。

 ▲ストロングリターン堀宣行厩舎の鉄板スポットに該当。特に毎日王冠に最終追い切りで併せ先着した2頭はアリゼオダークシャドウが1着。アッサリ勝つならこの馬でしょう。ただ休養明けでの好走実績がなく、どれが久しぶりの好走調教か判断しにくい状況なので単穴という印にとどめました。

 2週続けてCWで追い切った☆カレンブラックヒルは動き良好。強く追わずとも速い時計が出るようになったのは、いかにも成長の証ですが、現状調教の動きを見ていると、1800mが少し長かったという可能性がありそうなので、この評価にしました。

 馬券圏内に入った馬が少ない標準多め系統ですが、△ダノンシャーク大久保龍志厩舎の勝負調教に該当したので印を打ち、△エイシンフラッシュは追い切りの動きがあまりに印象的(いつものことなんですが)だったので、印を打ちました。

1.シルポート
今回:標準少め坂路
前回:一杯平均坂路

2.フェデラリスト
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

3.ダノンヨーヨー
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

4.カレンブラックヒル
今回:標準併用
前回:標準少め併用

5.サンライズプリンス
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

6.ネオサクセス
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路

7.ジャスタウェイ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

8.タッチミーノット
今回:標準トラック
前回:標準併用

9.エイシンアポロン
今回:標準坂路
前回:標準坂路

10.リアルインパクト
今回:標準併用
前回:標準多め併用

11.ダノンシャーク
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

12.ストロングリターン
今回:標準併用
前回:乗込トラック

13.エイシンフラッシュ
今回:標準多め併用
前回:標準併用

14.スマイルジャック
今回:馬ナリ平均トラック主体
前回:標準併用

15.グランプリボス
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路主体

16.トーセンレーヴ
今回:標準併用
前回:標準多め坂路主体

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

13

相手

3

4

10

16

4通り 各2000円

馬連流し

13

相手

1

9

2通り 各1000円

山崎エリカの見解

 出走馬16頭中、12頭が休養明けというメンバー構成。毎日王冠天皇賞(秋)マイルCSへ向けての前哨戦ということもあり、例年休養明けの馬が勢揃いするのですが、ローカルを使われてきた馬では能力が足りない場合が多く、休養明けの実績馬に軍配が挙がることがほとんどです。

 しかし、休養は良くも悪くもその後の結果を支配します。好調な馬を使えるレース条件がないからという理由で休養させれば、急に不振に陥ることもしばしばだし、不振な馬を休養させればよいリフレッシュ効果となって、急に調子を取り戻すこともしばしばです。実際に前走でその馬にとっての高指数をマークしている馬ほど、休養明けでは走らない傾向にあります。

 前走で力を出し切れなかったアリゼオエイシンアポロンでワン、ツー決着した一昨年がその典型と言えるでしょう。また、昨年のダークシャドウは前走で高指数をマークしながらも、毎日王冠を勝利しましたが、そういう馬というのはその後のG1でも活躍が期待できます。昨年のダークシャドウは次走の天皇賞(秋)でも2着と好戦しました。

 今年は昨年のダークシャドウのような馬が、私の見立てでは見つかりませんので、◎は実力と休養明けで走る条件を兼ね備えたエイシンフラッシュとします。前走の宝塚記念はドバイワールドCに照準を合わせた後の一戦だったために力を出し切れませんでしたが、それゆえ休養明けが吉(リフレッシュ)と出て、能力をおおよそ出してくるはず。昨年の宝塚記念3着、有馬記念2着の成績が示すように今回のメンバーでは能力が一枚上ですから、上位争いが濃厚でしょう。また、高速馬場の決め手比べはこの馬の最も得意とするところです。

 〇は前々走安田記念4着、4走前はマイルCS4着のダノンヨーヨー。出遅れ癖のある馬なので安定した成績では走れませんが、一昨年のマイルCSでは2着の実績もある格上の馬です。ほとんどの馬が休み明けの中で、夏場の中京記念を使っていることを順調さという意味で評価します。

 ▲は3歳春に安田記念を勝利してしまうほど、高い潜在能力の持ち主リアルインパクト。昨秋の毎日王冠以降はスランプ気味でしたが、前走安田記念で先行馬に苦しい流れを6着まで粘ったあたりに復活の兆しを感じます。

 三田明太の予想

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予想印
3ダノンヨーヨー(13人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

3

相手

1

2

4

5

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

14通り 各100円

3連複フォーメーション
1着

3

2着

2

3

4

7

8

9

10

11

12

13

16

相手

1

2

3

4

5

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

85通り 各100円

三田明太の見解

 昨年も同じことを書いたが、東京芝は春の開催を含め、連続開催の開幕週は芝丈を長くする傾向があり、馬場状態は絶好でも、驚くほどの高速決着にならないケースが多い。また、芝丈の影響か、意外に差しが利くのもポイントだ。

 予想も同じアプローチで、去年に引き続き、懲りずにダノンヨーヨーを狙いたい。去年も今年と同じ3番枠だったが、直線で内に突っ込むもゴール前まで前が開かず6着。で、春の安田記念でも本命したが、最内枠から直線坂上まで前が開かず、残り1Fで猛烈に追い込むも4着(17番人気)…。

 今回も内枠を引いただけに、2度あることは3度あるパターンに陥りそうな予感がするが、昨年は少頭数で超スローの上がり勝負で、今年は多頭数で、明確な逃げ馬に加え、人気の先行勢がいるメンバー構成。安田記念でメンバー3位の「117」をマークしていて、指数的には衰えより復調気配を示しているだけに、中盤が緩まない得意の形になれば一発あっても驚かない。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

4

7

11

12

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

4

相手

1

7

11

12

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

11

相手

1

4

7

12

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】一昨年のダービー以来の勝利を目指すエイシンフラッシュが動き抜群で好勝負を期待。NHKマイルC圧勝の無敗馬カレンブラックヒルは古馬相手カギもまだ底を見せていない。力をつけているダノンシャークは惜敗続きにピリオドを打ちたい。ジャスタウェイも能力は高くこの距離なら楽しみ。シルポートは単騎から粘り込み狙う。ストロングリターントーセンレーヴももちろん上位の候補だ。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【見果てぬ夢】トーセンレーヴという馬の可能性もしくは限界を、どこに定めればいいのか。半姉のブエナビスタと違って、胸前が大きいぶん、やや前脚が伸びきらず。後肢やトモ回りも、まだいくぶん角ばっているため、けっぱりにもロスがある。ディープインパクトが父であることは、必ずしもプラスに作用しているとは思わないけれど、その部分が研磨されたとすれば、いったいどんな馬になるのだろう。なんて、3歳春は、是が非でもダービーへのヘビーローテーションに最後は力尽き、3歳秋は心房細動。マイル路線も睨んだ春も、どこか中途半端に終わったものの、エプソムCで初重賞制覇。もちろん、エプソムCは、湿り気を帯びた良馬場とはいえ、1分46秒7は若干平凡。時計的・ラップ的根拠は、3歳3月のアルメリア賞の上がり33秒3が最大と、数字的根拠は依然として薄い。しかし、この秋の一連の調教の伸びやかさをみると、ひと化け――もうひと進化。半姉ブエナビスタにならい、ジワリジワリと能力と実績を積み上げ進化を予感させる一族。最低限の能力は保ちつつ、ジワリまた強くなったと感心させられる血統でもある。鞍上はピンナ。トーセンジョーダンとのコンビで、昨年秋の天皇賞を空前のレコ勝ち。外国人ジョッキーは、奥に秘めるポテンシャルを、その時々で引き出してくれる。4歳秋の毎日王冠は、GIかGII止まりかの分水嶺だ。ストロングリターンも懐は深い。3か月以上の休養は6度を数え、まともに使えた数のほうが少ないくらいの、仕上げがデリケートな馬だが、春シーズンは骨折明けの京王杯SC4着をステップ安田記念を1分31秒3でレコード勝ち。距離適性も含め、まだまだ伸びしろあり。これまでのどの休養明けより、質量ともに充実した調教をこなしてきた。58キロをこなさなくては、天皇賞も見えない。エイシンフラッシュは、昨秋は天皇賞がぶっつけ。JC、有馬記念のどこかで、ひとつGIをというローテを敷いてきたが、今回は毎日王冠から出発と、狙いを変更。むろん、目標は次走の天皇賞にあり。ただ、これまでの休み明けは、ある程度GIを意識し、調教もテンからハードに攻めていたが、今回は上がり重点とし、ストレスを与えない調教に切り替えてきた。見た目は相変わらず細く、変に生真面目で、リキむとギスギスなる馬だけに、この調教が案外プラスに働くのではないか。カレンブラックヒルは、前走のNHKマイルCが1分34秒5。安田記念の1分31秒3と比べると、さすがにどうかを思うかもしれないが、二走前のニュージーランドT・1分33秒2は、一週前のダービー卿より0秒3速い。その時点で古馬には追いついているし、たとえばエイシンアポロンや、トーセンレーヴの3歳時と比べて、カレンが見劣るとは決して思えない。あのエルコンドルパサーの3歳時ほどのインパクトはないけれど、惑星の資格は十分。スマイルジャックも、緩めたり絞ったりのない今。前走2着の順調さに引き続き注目。エプソムC2着のダノンシャークにも、まだ伸びしろあり。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

6

12

13

14

12通り 各400円

3連単BOX

6

12

13

14

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

16

相手

2

4

10

12

13

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

16

相手

2

4

10

12

13

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎トーセンレーヴは「ディープインパクト×カーリアン」という組み合わせ。ジョワドヴィーヴル(最優秀2歳牝馬)の全兄、ブエナビスタ(年度代表馬)、アドマイヤオーラ(重賞3勝)、アドマイヤジャパン(京成杯)の半弟にあたる超良血。母方にカーリアンを持つディープインパクト産駒は成功しており、本馬の全妹ジョワドヴィーヴルを筆頭に、ボレアスマウントシャスタの兄弟、ダノンシャークパララサルーなど高確率で走っている。それらは本質的に末脚で勝負するタイプなので、長い直線コースは合っている。本馬も例外ではなく、東京芝コースは不良馬場の日本ダービーを除けば[3・0・1・0]。エプソムC(G3)の競馬を見るかぎり一皮剥けた印象があり、高速馬場にも適性があると思われるので、ここは首位争い必至だろう。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

13

16

2着

2

4

9

10

12

13

16

相手

2

4

9

10

12

13

16

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 ◎フェデラリストは、直結コースの阪神芝2000mにて大阪杯を連対した。さらに直結コースの中山芝2000mで中山金杯を勝ち、東京芝2000mで東京ウェルカムP(1600万下)を制した。東京芝1800mは初出走だが、複数の直結コースを激走していることから、コース適性は高いといえる。

 ○エイシンフラッシュは、昨年に直結コースの大阪杯ダークシャドウ(2011毎日王冠の勝ち馬)のクビ差3着に好走した。また、直結コースのGIレース皐月賞にて、人気薄ながら3着で馬券になった。最近はGIで勝ちきれないレースが続くが、GIIの今回は勝ち負けまで期待できる。

 ▲トーセンレーヴは、同コースの重賞・エプソムCの勝ち馬。昨年の毎日王冠を制したダークシャドウエプソムCを勝っていたように、やはり同コースの重賞勝ちは高評価となる。トーセンレーヴは、直結コースの東京芝2000mにてプリンシパルSアイルランドTのオープン特別を2勝。直結+同コースを勝ち、東京中距離実績も十分なので、GIIに格が上がる今回も勝ち負けになる。

 △リアルインパクトは、昨年の毎日王冠の2着馬。東京芝コースは【2-2-1-1】の戦績で、6戦中5戦で馬券にからんでいる。近走は精彩を欠いたが、前走後に間隔をあけて立て直したことがプラスに働きそう。昨年の毎日王冠は休み明けで激走しており、得意の東京で緒戦から注目する。

厳選予想 ウマい馬券