【上位拮抗】前走快勝はサクセスパシュート叩かれ良化。クラス上位実績も十分で好勝負を見込む。ヴァーゲンザイルは去勢放牧明けがカギも力量最上位で逆転十分。カポーティスターは自己条件に戻って改めて。前走の勝利内容優秀なセイクリッドロードも争覇圏。条件合うマイネルマークも力をつけている。マイネルリヒトはマイペースでしぶとく、クリールカイザーの巻き返しにも注意したい。

【力量互角】春先は、主に重馬場で良績を挙げてきたクリールカイザー。父がキングヘイローということもあって(母の父はステイヤーのサッカーボーイだが)、印象は地味だが、ラジオNIKKEI賞が0秒5差。大勢が決着したあととはいえ、セントライト記念のゴール前の脚色は、一番印象的だった。吉田隼のひと工夫が必要になってくるだろうが、53キロなら行き脚もつくだろうし、あの位置でしか競馬ができない馬ではないように思う。対抗はカポーティスター。神戸新聞杯は9着に終わったが、新緑賞の11秒3-11秒1-11秒1(自身の上がりは33秒0)という上がりは、いまだ鮮烈。破壊力や数字的根拠は、前記二騎に少し劣るものの、セイクリッドロードは長丁場を主に、この夏メキメキと頭角。サクセスパシュートやマイネルマークも好調線上にあるが、力が互角と思えば、若い馬に印を厚くするのが予想や馬券のセオリー。

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