11R

天皇賞(秋)

15:40発走 / 芝2000m (左 B) / 天候:曇 / 馬場:良
4回 東京 9日目 サラ系3歳以上 オープン       (国際)(指) 定量 18頭
本賞金:13200,5300,3300,2000,1320万円
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 井崎脩五郎の予想

井崎脩五郎の見解

・前走6着以下馬
※東京過去10年[0-0-2-45]
●2011年該当馬→ペルーサ(3着)、トゥザグローリー(5着)、ナリタクリスタル(7着)、シンゲン(11着)、アクシオン(12着)、シャドウゲイト(13着)、ダノンヨーヨー(15着)、シルポート(16着)、ビッグウィーク(17着)
○2012年該当馬→シルポートネヴァブションサダムパテックアーネストリーフェデラリストエイシンフラッシュマイネルスターリートゥザグローリー

・前走で2着以下だった6歳以上馬
※東京過去10年[0-0-0-43]
●2011年該当馬→ジャガーメイル(9着)、シンゲン(11着)、アクシオン(12着)、シャドウゲイト(13着)、シルポート(16着)、メイショウベルーガ(中止)
○2012年該当馬→シルポートネヴァブションアーネストリージャガーメイルトーセンジョーダンマイネルスターリー

・前走2番人気以内馬をのぞく、前走G3出走馬
※東京過去10年[0-0-0-7]
●2011年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→トランスワープ

・前走オールカマー出走組
※東京過去10年[0-1-0-17]
●2011年該当馬→シャドウゲイト(13着)、アーネストリー(14着)
○2012年該当馬→ナカヤマナイトネヴァブションダイワファルコンマイネルスターリー

2011年残った馬→トーセンジョーダンダークシャドウブエナビスタエイシンフラッシュミッキードリームローズキングダム

【2011年結果】
1着:トーセンジョーダン(○)
2着:ダークシャドウ(○)
3着:ペルーサ(×)

2012年残った馬→フェノーメノルーラーシップジャスタウェイダークシャドウカレンブラックヒル

2012年下半期[星取り表]:●●●○●○●●●●●△○○●△●

井崎:いや?、ゴールドシップ強かった!! あの厳しい流れを、後方から早めにマクって押し切っちゃうんだから、もう完全に力が違ったとしか言いようがないね。

須田:そんな強い馬を「最内枠だから飛ぶ可能性もある」とか言って軸にも取らず、ボックスの買い目を推奨した上にハズレだったのは、どなたでしたっけ?

井崎:いやいや、「最後方まで下げてから外を回らされる」という見解自体は、バッチリ当たってるんだよ。それであっさり押し切られたんだから、降参するしかない(笑)。

須田:ですな(笑)。次走は有馬記念を予定とのことですが、中山適性もかなり高い馬。古馬との初対決でもかなりやれそうなだけに、これは楽しみですよ。

井崎:有力馬の戦線離脱が相次いだ現3歳世代だけど、層の厚さはかなりのものだよな。そういえば今週の天皇賞(秋)にも、無敗かつ有力な3歳馬がいたような……。

須田:え?っと……たいへん勝手ながら、本気で胃が痛くなってきますので、その話題についてはできれば触れないでいただければと。もう、マジでお願いしますって!

井崎:しかも須田クン! 光栄なことに、今回は7年ぶりの天覧競馬とのことじゃないか。面白いメンツが揃った上に行幸啓、自然と気合いも入ろうってものだよな。

須田:……すこぶる嫌な方向の精神攻撃を仕掛けてきますねえ。いや、ボクのことなんかどうでもいいですから、レース予想をしっかりみっちりお願いしますよ。

井崎:いや、意外なほど簡単に絞れちゃったから、「みっちり」というほど消去ネタはないんだよな。順当に消せるところを消していった結果、この5頭が残ったというか。

須田:にしても、ちょっと堅すぎませんかね? オッズはけっこう割れると思いますが、このラインナップだと、ジャスタウェイが激走してくれないと儲からない気が……。

井崎:そうなんだよ。エイシンフラッシュトーセンジョーダンが消せてるって程度では、なかなか浮かないだろうし……いっそのこと、サインでも探すかなあ。

須田:井崎センセイのサイン好きは承知してますが、よりによってこんなタイミングで出してきますか。では、どんなサインを?

井崎:馬名に「テンラン」がいちばん含まれてるのって、「ン」と「ラ」が入ってるカレンブラックヒルだよな! というわけで、ここから勝負と……。

須田:本気でも冗談でも、全力で却下します(笑)。というか、一応はデータを扱っているコラムなんですから、東京芝2000mで8枠を軸に指名なんかしちゃダメですって!

井崎:そこまで言われたら仕方がない。じゃあ、実績のわりに妙味がありそうなダークシャドウ軸で行こう。ここから相手4頭に流す馬券なら、たぶん浮くよな?

須田:それだったら、組み合わせ次第ではけっこういい配当も期待できると思いますよ。いやー、リスクを覚悟で白星を狙いに行く姿勢、素晴らしいですね!

井崎:……軸馬に指名されるの、本気で嫌だったんだねえ(笑)。

須田:井崎センセイが無敗馬を高く評価するって知ってますからねえ……。いずれにせよ、『秋の盾』にふさわしい好メンバー。見応えのあるレースを期待しましょう!
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

15

相手

4

6

13

16

4通り 各300円

馬単1着流し
1着

15

相手

4

6

13

16

4通り 各200円

馬単フォーメーション
1着

6

15

16

2着

4

6

13

15

16

相手
12通り 各200円
3連複BOX

4

6

13

15

16

10通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

6

15

16

2着

6

15

16

相手

4

6

13

15

16

18通り 各200円

東大ホースメンクラブの見解

本命はトーセンジョーダン。前走から少し間が空きます。しかし、去年のこのレースではレコード勝ち、続くジャパンカップでもブエナビスタとクビ差の2着と実力は相当なもの。外目の枠が少し嫌ですが、東京が大の得意舞台でもあり大丈夫でしょう。

対抗はルーラーシップ。今年になって、GIでも馬券に絡むようになってきました。騎手は乗り替わりですが、騎乗経験のある騎手であり、外国人騎手がよく乗っているので大丈夫でしょう。去年よりも順調に来ており期待大です。

3番手評価はカレンブラックヒル。3歳馬ですが前走の古馬とのレースでも勝利し、今のところ5戦全勝です。ただ、距離が不安で少し評価を落としました。

4番手評価はダークシャドウ。去年よりも少しローテーションが悪いですが、GIで勝ち負けできるぐらいの実力は持っています。

5番手評価はフェノーメノ。まだ古馬と戦ったことがなく実力は未知ですが、大敗するようなことはないでしょう。

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

6

-

15

1点 2000円

馬単BOX

6

15

2通り 各1000円

馬単1着流し
1着

6

相手

4

13

16

3通り 各1000円

馬単1着流し
1着

15

相手

4

13

16

3通り 各1000円

望田潤の見解

▲はストームキャットの血を強力増幅しつつそこにワイルドリスク系の斬れも加わって、スピードの乗りは決してマイラーっぽくないし、前走の追っての味ならもう1F延長にも耐えられそうだ。
しかしシルポートが緩めず逃げるとなると、昨年同様、ゴール前はハイペリオン的な我慢強さや持続力がモノを言いそうで、ハイペリオン基調の配合をしていて、ハイペリオンらしさが発現している中距離馬2頭を上位にとってみたい。
◎はホーンビーム≒パロクサイドのニアリークロスで両親の東京向きのナタの斬れを受け継ぎ、アクションが大きくて瞬時にトップスピードに乗れないので、宝塚のように4角で外に持ち出せるかどうかがカギだろう。
○はジャングルポケット×ノーザンテーストでハイペリオンの濃厚な継続クロスをしていて、東京の長い直線を我慢強く同じ脚色で伸び続ける脚質は頼もしいし、裂蹄でローテが狂ったのは痛いが中10週以上は[2.1.1.2]、東京では2戦とも勝っている。
フェノーメノも距離はこれぐらいがベストだろうし地力も強化しているが、トモがパンとしてデインヒル的ないかつさが一層発現してきたようにみえる今は、東京より中山で力を込めて買うべき馬ではないかとも思うのだ。
ダークシャドウまでの5頭が上位だろう。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

12

1点 1900円

複勝

12

1点 4500円

3連複フォーメーション
1着

11

12

2着

1

4

10

11

12

13

16

18

相手

1

4

10

11

12

13

16

18

36通り 各100円

井内利彰の見解

2009年
1着カンパニー(5)/標準多め併用
2着スクリーンヒーロー(7)/乗込併用
3着ウオッカ (1)/乗込坂路主体

2010年
1着ブエナビスタ(1)/標準トラック主体
2着ペルーサ (4)/乗込坂路主体
3着アーネストリー(2)/標準併用

2011年
1着トーセンジョーダン(7)/標準併用
2着ダークシャドウ(2)/標準トラック
3着ペルーサ(6)/標準多め併用

 過去3年の天皇賞秋で馬券圏内に入った計9頭の調教タイプをご覧いただいていますが、圧倒的に有利な調教タイプは併用系統。9頭中、8頭が併用調教馬という点からこの調教タイプを軽視することはできません。

 該当馬が多数いる中、あえて◎エイシンフラッシュを選んだ理由、それはたくさんあります。まず、ひとつめは藤原英昭厩舎の勝負調教。今回の調教タイプ、乗込併用がそれに該当しますが、実はエイシンフラッシュ自身、この調教タイプ、いわゆる藤原英昭厩舎の勝負調教で出走するのが初めて。過去に何度も経験のあるタイプであれば、重視するつもりもないのですが、初めてともなれば、これまでに見せたことのない走りの可能性は広がります。

 ふたつめは競馬予想TV!で使用している調教チャートの形がダービー1着時と似ていること。これは毎日王冠にも共通することなので、あまり強調できないようにも思えますが、毎日王冠自体が状態ではなく、なし崩しに脚を使ってしまったことが敗因だと考えているので、今一度、今回の調教チャートで好走を期待。

 そして最後は見た目の追い切り。いつもいい動きするんでしょ、という突っ込みには反対しません。むしろ、そうですよ、と答えたいところ。ただ今回はアイカップを着用して馬の後ろで我慢させる調教を行ったというところが肝。昨年の天皇賞秋も早めに前を捕まえに行くようなレースをして負けているだけに、我慢させて爆発させる、これが今のエイシンフラッシュには必要な調教ということでしょう。そしてそれを操縦するミルコ.デムーロ騎手との相性が抜群。とにかくミルコの指示通りに動けるようになったエイシンフラッシュなら再びG1を勝つチャンスがあるはずです。

 見た目の動きと標準多め坂路に魅力を感じた○ジャスタウェイでしたが、調教タイプを重視すると、どうしても併用調教でない点がマイナス。逆に言えば、それだけが気になるだけで、あとは勝っても全く不思議ない存在だと見ています。前走よりも更に成長している、そんな印象を受けています。

 調教内容、調教タイプ、ともに文句ない▲カレンブラックヒルですが、枠が悪すぎます。仮に後ろからレースを進めるようになれば、見せ場すらない可能性もあると思います。あくまで先行して、前走のようなレースをしてどこまで。調教タイプの適性から先行粘り込みのイメージですね。

 △ナカヤマナイトは勝っても不思議ないと思える標準多め併用。併用ではない△フェノーメノは調教チャートの形が抜群なので外せません。△ダークシャドウは昨年2着時と同じ調教タイプであり、同じ調教チャートを評価。最終追い切りで速い時計を出してきた△フェデラリストは巻き返しがあって不思議ありません。

 最後に☆トゥザグローリー。調教タイプから適性は十分にあります。ただ大外枠はもちろん不利。これを岩田康誠騎手がどう乗りこなすか。追い切りの動きから、このコンビがこれまで以上の力を発揮しそうな走りを見せていただけに、この枠でもあえて狙ってみました。

1.ナカヤマナイト
前回:標準トラック
今回:標準多め併用

2.シルポート
前回:標準少め坂路
今回:標準坂路

3.ネヴァブション
前回:標準坂路主体
今回:標準トラック

4.フェノーメノ
前回:標準トラック
今回:標準多めトラック

5.サダムパテック
前回:標準坂路
今回:標準少め坂路

6.ルーラーシップ
前回:乗込併用
今回:標準多め併用

7.アーネストリー
前回:一杯平均坂路
今回:標準坂路

8.ジャガーメイル
前回:標準トラック
今回:標準トラック

9.ダイワファルコン
前回:標準少めトラック
今回:一杯平均トラック

10.フェデラリスト
前回:標準トラック
今回:馬ナリ平均トラック

11.ジャスタウェイ
前回:標準坂路
今回:標準多め坂路

12.エイシンフラッシュ
前回:標準多め併用
今回:乗込併用

13.ダークシャドウ
前回:標準トラック
今回:標準トラック

14.トランスワープ
前回:標準トラック
今回:標準トラック

15.トーセンジョーダン
前回:標準多め坂路主体
今回:標準坂路主体

16.カレンブラックヒル
前回:標準併用
今回:標準多め併用

17.マイネルスターリー
前回:標準トラック
今回:標準併用

18.トゥザグローリー
前回:標準多め坂路
今回:標準多め併用

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

13

1点 3000円

馬連

2

-

13

1点 500円

馬連流し

13

相手

5

6

16

3通り 各1500円

馬連流し

13

相手

7

12

2通り 各1000円

山崎エリカの見解

 今年の天皇賞(秋)は、「古馬vs3歳馬」の世代間対決に注目が集まり、3歳馬がこのところ勢いに乗っている影響もあるのか(?)、金曜日の前売り1番人気はカレンブラックヒル、2番人気はフェノーメノと3歳勢優勢が世間の評価です。

 確かにデビューから5連勝目で毎日王冠を制したカレンブラックヒルやダービーの2着馬フェノーメノは3歳馬同士なら強いですが、現時点での能力は古馬G1で上位争いしている馬たちのほうが上。3歳勢の斤量の恩恵(高速馬場では更に有利)を考慮しても、揃いも揃って古馬が崩れるのかというと「?」です。3歳馬に人気が集中なら、狙うはお得な古馬からでしょう。

 そこで今回の◎は昨年の天皇賞(秋)の2着馬ダークシャドウとします。能力は今年の宝塚記念の2着馬ルーラーシップや昨年の天皇賞(秋)の勝ち馬でジャパンC2着のトーセンジョーダンのほうが上ですが、両馬とも今回は休養明けで目標は先です。それに対してダークシャドウは前走で札幌記念を使っているように目標はここです。Bコースに替わって前と内枠有利の馬場状態になっているのがやや気がかりですが、同馬は前走の位置取りからある程度は積極的に行くと見ています。

 ○はセントライト記念の2着馬スカイディグニティ菊花賞で2着と好走したことで人気高騰中のフェノーメノ。個人的にはセントライト記念勝ちはそこまで高く評価していませんが、団子状態の弥生賞で鞍上が進路を失わなければ馬柱に1着、1着、1着、2着、1着と掲載されていた可能性が高く、底知れぬ不気味さを感じさせます。前、内枠有利の馬場状態で、「4番」という絶好枠を引き当てた点も好ましいです。

 ▲は噛み合わせが悪くてG1タイトルを手に入れていませんが、昨年の金鯱賞や今年のAJCCをG1級の指数で勝ち、前走の宝塚記念も相手がオルフェーヴルでなければ勝てていたルーラシップ。日経賞ネコパンチにやられてイメージを悪くした同馬ですが、ネコパンチはそれほど弱い馬ではないし、休養明けでもそれなりに走れている点は魅力です。

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

6

-

16

1点 2000円

馬連

4

-

13

1点 2000円

馬連流し

6

相手

4

13

2通り 各3000円

高橋学の見解

 距離が芝3200mから芝2000mに短縮されたS59年以降の28年間から、■消える馬・□残る馬をチェック。なお、データ中の「着外」は4着以下、H14年は代替中山開催。

■1.ナカヤマナイト…2000m戦を4回以上走って0勝、または10回以上走って1勝の斤量58キロ馬[0-0-0-30]。9番馬も該当

■2.シルポート…前走9月以降のレース1秒以上敗退で斤量増加は[0-0-0-35]。3・10・17番馬も該当

■3.ネヴァブション…キャリア25戦以上で前走1秒以上敗退は[0-0-0-38]。このうち、キャリア30戦以上で前走日本のレース10着以下かつ1秒以上敗退馬は6頭いて、すべて本番も10着以下。2・7・8・17番馬も該当

□4.フェノーメノ…3歳馬は[2-4-2-16]。このうち、

(a)芝3勝以下は×
(b)前走G2以下芝良馬場で着外は×
(c)前2走内に10着以下大敗×

以上の3項目クリアの3歳馬は[2-4-2-0]。16番馬も該当

■5.サダムパテック…前走重賞1着を除く1800m未満使用は[0-0-0-25]。このなかには、前走芝G1戦2着馬が3頭いたが馬券に絡まず

□6.ルーラーシップ…年明け3戦以上消化し、前2走内にG1宝塚記念3着内の好走がある馬は[7-7-2-19]。このうち、

(a)芝5勝以上
(b)左芝2回以上走って0勝は×
(c)宝塚記念の前走にG1戦連対あり
(d)キャリア20戦以下
(e)2か月以上休養し体重10キロ以上減は×

以上の5項目クリア馬は[7-0-0-1]。着外1回は、H3年のメジロマックイーンの1位降着

■7.アーネストリー…前走日本の芝で1秒5以上惨敗馬のうち左芝(H14年は右芝)1勝以下は[0-0-0-22]。10・17・18番馬も該当

■8.ジャガーメイル…前2走とも連対外の7歳以上高齢馬は[0-0-0-23]。このうち15頭がフタ桁着順。2・3・7・17番馬も該当

■9.ダイワファルコン…前3走内にG3以下戦、斤量57キロ未満で6着以下かつ0秒6(約3馬身)以上敗退があった斤量58キロ馬は[0-0-0-31]。3番馬も該当

■10.フェデラリスト…前走ステップ戦のG2毎日王冠で6着以下かつ0秒8以上敗退のうえに斤量増加は[0-0-0-25]。2番馬も該当

■11.ジャスタウェイ…前走芝良・稍重で敗退のうえに斤量2キロ以上増加は[0-0-0-24]

■12.エイシンフラッシュ…左芝(H14年は右芝)連対率5割未満馬のうち、前2走とも1600m以上2500m未満のレース、斤量58キロ以下で着外かつ0秒2以上敗退のうえに斤量増加は[0-0-0-32]。2・3・17番馬も該当

□13.ダークシャドウ…左芝(H14年中山右芝除く)を4回以上走って連対率が8割以上の左利き牡馬は[4-5-4-4]。このうち、

(a)前3走内にG3以下戦、斤量56キロ以下敗退が2回以上は×
(b)前走2200m以下芝良・稍重で0秒6以上敗退は×
(c)前3走内2500m以上の長距離戦を2回以上使用は×
(d)2000mで連対なしは×
(e)芝3勝以下は×

以上の5項目クリア馬は[4-5-0-0]。4番馬も該当。

■14.トランスワープ…前2走ともG3以下戦使用馬のうち、前走芝良・稍重のレース敗退もしくは1馬身未満辛勝で斤量増加は[0-0-0-40]

■15.トーセンジョーダン…キャリア20戦以上の6歳以上馬で、2か月以上の休養馬は[0-0-0-29]。前走G1戦連対馬が4頭いたが馬券に絡まず

□16.カレンブラックヒル…1800m戦3着内が1回以下かつ2000m以上で連対がない馬は[1-0-1-10]。好走例が少なく、中心視は微妙。また、枠順も15番から外は[2-2-2-65]で、このうち2000m以上0勝馬は[0-0-0-13]

■17.マイネルスターリー…前2走とも斤量57キロ以下で6着以下だった斤量58キロ馬は[0-0-0-19]。18頭までがフタ桁着順。3番馬も該当

■18.トゥザグローリー…前3走内に1800m以上2300m未満の中距離戦で6着以下が2回以上ある斤量58キロ馬は[0-0-0-42]。3・7・9・10・12・17番馬も該当。

 日曜午後からの降雨予報で馬場状態が気がかり。重得意のシルポートが好枠を利して果敢に逃げ、穴に不気味な存在も、2000m以上は4戦すべて1秒以上惨敗と直線失速。なら、不良馬場のG2戦2勝があるルーラーシップパワー炸裂、待望のG1奪取だ。コース巧者ダークシャドウが相手。3歳馬では適性重視フェノーメノが一歩リード。距離未知数カレンブラックヒルは枠順からも強気には推せない。

 三田明太の予想

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予想印
6ルーラーシップ(2人気)
12エイシンフラッシュ(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

6

-

12

1点 10000円

三田明太の見解

 指数的に3歳馬の伸びしろを読むのがポイントになるが、現時点の指数を見ると例年以上の水準にあるのは高か。ただし、中距離路線の古馬勢は、マイル路線のような手薄な陣容ではないのも確か。馬券的には、指数実績を持つ古馬勢で妙味を見つけたい。

 本命はルーラーシップ。調教後の馬体重プラス30キロが話題になっているが、ストライドや走法を見れば一目瞭然だが、跳びが大きくギアチェンジに時間が掛かるタイプで、指数的にも小回りより外回りの直線が長いコースがベスト。昨年1月の日経新春杯で「124」を叩き出して、それ以降は海外を除くと、実は使っているのは全て直前の短い小回りコース。また、指数の跳ね上げ幅を見ると距離短縮時に偏っているだけに、自己最高指数をマークした以来の大箱コースで、さらに距離短縮ローテと来れば、素直に◎を献上したい。

 相手はエイシンフラッシュ。スローの上がり勝負向きというのが世間の評価になっているが、指数的には昨年の宝塚記念など持久力勝負への適性は見出せる。好走しているレースではペース・位置取り関係なく、直線まで動かない競馬をしているのがポイント。昨年の天皇賞・秋は超ハイペースを3番手で追いかけたのが全ての敗因で、あれが能力、ならびに東京コースの適性だとは思わない。前走は外枠の差し馬が不利な馬場だっただけに、人気落ちの今回は絶好の狙い目だろう。

 馬券はルーラーシップエイシンフラッシュの1本釣りで利益を狙いたい。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

16

1点 2000円

馬連

4

-

13

1点 2000円

馬連

1

-

4

1点 1500円

馬連

4

-

11

1点 1000円

馬連

4

-

5

1点 1000円

馬連

13

-

16

1点 1500円

馬連

1

-

16

1点 1000円

古澤秀和の見解

1番:どっしり仕上がる。
4番:きっちり仕上がる。
5番:デキ目立つ。
11番:馬場合いそう。
13番:デキ良い。
16番:やや踏み込み浅く映るが許容範囲。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

6

相手

4

11

13

14

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

13

相手

4

11

14

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

6

2着

15

相手

4

11

13

14

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】ルーラーシップは気配良好。ここに来て力量アップ顕著で国内G1初制覇を期待。ダークシャドウは昨年の2着馬。ここに照準絞り状態前走以上で逆転も十分。昨年の覇者トーセンジョーダンも力量確かで好勝負が見込める。連勝中のカレンブラックヒルも見劣らず、フェノーメノも3歳トップクラスの実力を誇る。毎日王冠好走のジャスタウェイに勢いあるトランスワープも侮れない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【これぞ完成形】ルーラーシップよ、奮い立て。そのキャリアにおいて、3歳春のプリンシパルSを起点に、鳴尾記念を1分44秒9のレースレコードで快勝。アブミの外れる大出遅れを挽回し、外一気を決めた4歳秋の金鯱賞AJCC制覇、クイーンエリザベスII世Cの楽勝と、幾度も能力の片鱗は示してきた。ま、春の宝塚記念オルフェーヴルに、確かに完敗。しかし、スタートで後手は踏んだものの、2コーナーを抜けるまでに、コースロスのない中団前よりの内目。3コーナー手前でジンワリと外にもちだし、あとはゴールになだれ込むのみと思えたその一瞬。馬場の内めから、スルスルとオルフェーヴル。気がつけば、何か次元の違う別な生き物が、ルーラーのひとつ前を走っていた。陣営にとっては「このデキで負けてしまうのか」――残念という言葉では補えない、ショックがありあり。ただ、先着を許したオルフェは、凱旋門賞2着の、ひょっとしたら実質の世界最強馬?。少なくとも春シーズンは、オルフェに次ぐ、西の横綱格であったことは間違いない。木曜日発表の体重は宝塚記念から30キロ増だが、首、肩、胸前、後肢の筋肉が盛り上がり、それでいて腹周りは引き締まって映る。増加分はすべて成長ぶん、これぞルーラーの完成形。あの宝塚から、もう一段上の、凄味のある体を造り上げてきた。不良馬場の金鯱賞AJCCで2勝をマーク、雨も大丈夫。逆転があればダークシャドウ札幌記念をひと叩きして、いよいよGIモードに突入。大レコード決着となった、昨年の天皇賞1分56秒2・半馬身差2着の内容は、一年たっても色あせてはいない。割って入ればフェノーメノセントライト記念は、ダービー2着の実力と秋の決意がにじみ出る4角先頭の横綱相撲。しかも、5F連続の11秒台のラップで完勝。3歳と古馬の違いこそあれ、タマモクロススーパークリークなど「底力型」と呼ばれる、歴代の秋の盾の勝者と同レベルの数値を前走で示している。昨年の覇者トーセンジョーダンも、ギリギリだが間に合った。個人的には、言われているより、仕上げは進んでいるように思う。オールカマーを完勝したナカヤマナイトは、春とは別馬のようにパワーアップ。カレンブラックヒル毎日王冠は、前後半のバランスが秀逸。あのラップなら、2000mでも勝負になるが、ただ8枠が痛い。エイシンフラッシュの取捨にも迷ったが、デムーロ騎乗なら押さえに。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

6

13

15

12通り 各400円

3連単BOX

4

6

13

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

4

6

11

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

4

6

11

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ダークシャドウは「ダンスインザダーク×プライヴェートアカウントという組み合わせで、2代母ユーセフィアがスピードタイプの名種牡馬グリーンデザートの全妹という良血。半兄にユノナゲットダノンブライアンチョイワルグランパといった活躍馬がいる。母方に速いアメリカ血統を入れ、ヘイロー≒サーアイヴァー3×4、フレイミングペイジ≒ディナーパートナー≒バックパサー4・5×4という父のスピード血脈を活かしたクロスを持っているため、ダンスインザダーク産駒にしては俊敏さがある。スピードと底力を感じさせる好配合馬で、直線の長いコースの芝1800mから2000mはベスト条件。強いと評判の3歳馬相手でも十分通用する。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

6

13

18

2着

4

6

12

13

15

16

18

相手

4

6

12

13

15

16

18

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

ダークシャドウは、東京芝で6戦5勝(6連対)のコース巧者、昨年の天皇賞秋は2着に激走している。また、前走にて直結コース札幌芝2000mの札幌記念を連対した。その前走は、海外帰りの初戦で休み明けだったことを考えると、上々の内容といえる。前走を叩いた上積みと東京へのコース替わりにより、勝ち負けになる。

ルーラーシップは、前走にて直結コース阪神芝2200mのGI、宝塚記念を連対した。その宝塚記念は2人気2着だが、今回はオルフェーヴル(宝塚記念1人気1着)が出走しないため、ルーラーシップが実績上位。東京は久々の出走だが、3歳時に東京芝2000mでプリンシパルSを制し、直結+同コースの激走馬として信頼できる。

トゥザグローリーは、前々走で直結コースの阪神芝2000mにて施行された鳴尾記念を制した。前走の宝塚記念は惨敗だが、もともとムラ駆け傾向が強く、近4走の戦績を見ても勝利とふたケタ着順が交互になっている。よって、惨敗後の人気のないレースほど狙い目となる。昨年の天皇賞秋は休み明けで人気薄ながら5着に善戦、今回も休み明けだが、大駆けを警戒する。

トーセンジョーダンは、昨年の天皇賞秋を7人気で制した。直結式馬券術は、昨年の天皇賞秋で穴馬に推奨したが、当時から東京芝2000mに対するコース適性を高く評価していた。もちろん、今年も適性の高さを評価でき、さらに昨年の同レース勝ち馬という実績も加わるため、好勝負を期待する。

厳選予想 ウマい馬券