11R

中山牝馬S

15:45発走 / 芝1800m (右 A) / 天候:晴 / 馬場:重
2回 中山 6日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際) 牝[指] ハンデ 16頭
本賞金:3500,1400,880,530,350万円
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 井崎脩五郎の予想

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予想印
4エオリアンハープ(11人気)
6アプリコットフィズ(1人気)
14ドナウブルー(4人気)

井崎脩五郎の見解

・今回斤量減となる、前走5番人気以下かつ4着以下の馬
※中山過去10年[0-1-2-32]
●2010年該当馬→サンレイジャスパー(10着)
○2012年該当馬→スピードリッパーアニメイトバイオ

・前走でも牝馬限定戦に出走し、そこで6着以下だった馬
※中山過去10年[1-0-2-35]
●2010年該当馬→レジネッタ(5着)、ジェルミナル(9着)、サンレイジャスパー(10着)、レインダンス(14着)、ショウナンラノビア(15着)、マイネレーツェル(16着)
○2012年該当馬→イタリアンレッドスピードリッパーダンスファンタジアアニメイトバイオレディアルバローザコスモネモシン

・前走京都牝馬S組をのぞく、4歳馬
※中山過去10年[0-2-1-37]
●2010年該当馬→コロンバスサークル(4着)、ジェルミナル(9着)
○2012年該当馬→マイネイサベルアカンサスカルマートオールザットジャズスピードリッパーホエールキャプチャ

・前走2番人気以内馬をのぞく、前走ダート戦出走馬
※中山過去10年[0-0-0-13]
●2010年該当馬→ブラボーデイジー(6着)、ウエスタンビーナス(11着)、ザレマ(12着)
○2012年該当馬→パールシャドウ

・前走でも1800m戦に出走して3着以下だった馬
※中山過去10年[0-1-1-21]
●2010年該当馬→該当なし
○2012年該当馬→カルマートブロードストリートパールシャドウ

2010年残った馬→ニシノブルームーンウェディングフジコチェレブリタリビアーモブライティアパルスアルコセニョーラ

【昨年結果】
1着:ニシノブルームーン(○)
2着:ウェディングフジコ(○)
3着:チェレブリタ(○)

2012年残った馬→エオリアンハープアプリコットフィズドナウブルー

須田:井崎センセイが「今年も順当な決着になる可能性濃厚」とか言ったせいで、弥生賞が珍しく波乱決着になっちゃったじゃないですか!

井崎:予想が当たっていれば波乱でもまったく問題ないんだろうけど、先週も2着3着だったもんなあ。いやはや、我ながら申し訳ないというか、情けないというか。

須田:しかも「この4頭で2着までなら大丈夫」って言った上での2着3着ですからねえ。あまりのふがいない結果に、目頭に熱いモノがこみ上げてきますよ……ううっ。

井崎:確かに情けない結果だったけどさ、さすがにウソ泣きはどうかと思うぞ(笑)。ま、もうすぐG1シーズンに突入するワケだし、このあたりでギアを上げていくからさ!

須田:……井崎エンジンにはギアが1速しかないからギアチェンジできないって噂がなくもないんですが。まあ、マジでそろそろ気合いを入れていただきたいものです。

井崎:で、今週は中山牝馬Sがお題レースなんだけど、昨年は震災の影響で競馬開催中止になったろ? だから今回は、一昨年の結果をベースに進めさせてもらうよ。

須田:それはいいんですが、16頭立てのこのメンバーで、残ったのが3頭。しかも、人気馬をかなり消しまくっているように見受けられるんですが……気のせいですかね?

井崎:気のせいじゃないねえ(笑)。ただ、何の根拠もなしに消してるワケじゃないよ。中山牝馬Sで4歳馬が不振なのは、須田クンも知ってるだろ?

須田:阪神での代替開催となった昨年こそ4歳のレディアルバローザが勝ちましたが、それ以前は[2-4-1-43]で複勝率14.0%とイマイチ。確かに、相性は良くないですね。

井崎:しかも、連対馬6頭のうちじつに5頭までが、前走マイル戦組なんだよな。それを考えると、今年の4歳馬で期待できるパターンに合致するのは、2頭しかいない!

須田:あとは、最後の消去ネタでも使われているデータですが、前走1800m戦組が[1-1-1-29]と異様なまでに弱いのも特徴的ですよね。コレ、人気サイドでも全滅してますから。

井崎:オマケに外枠がダメなのも、中山芝1800mらしい結果だよな。で、こういった各種データを加味しながら考えていくと……なんと、たった3頭しか残らないんだよ!

須田:まあ、先週の弥生賞とは違って、もともと波乱傾向の強いレースですからねえ。こういう結果になるのもわかる気はするんですが……うーん。

井崎:ん? なんか気になる点でもある?

須田:いや、「来るパターン」の4歳馬であるにもかかわらず、ご丁寧にセンセイが別ネタで消したダンスファンタジアが気になって(笑)。いかにも来そうじゃないですか。

井崎:ああ、ドナウブルーを残すも、来たのは切ったほうだったというパターンな(笑)。ありそうな話だけど、それはさすがにご遠慮願いたいものだねえ……。
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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連複軸2頭流し
軸1

15

軸2

6

相手

5

7

9

11

13

14

6通り 各1000円

東大ホースメンクラブの見解

 今週日曜日の中山競馬場でのメインレースは、牝馬限定重賞の中山牝馬Sです。

 本命にはホエールキャプチャを推します。牝馬クラシック戦線ではGIを勝つことができませんでしたが、全レースで複勝圏内に入り、現4歳の中でも実力は上位です。先行力があり、さらに渋った馬場も問題ありません。これまで複勝圏内を外したのは1回だけと非常に安定した成績を残しているので、この馬を軸とします。

 対抗にはアプリコットフィズです。一時期極度の不振が続いていましたが、ここ近走は復調してきました。前走のキャピタルスSでは牡馬相手に勝ち、前々走の富士Sと3走前の京成オータムハンデで2着と好走しています。枠もいいですし、うまく先行できそうなので期待します。

 3番手にはイタリアンレッドです。前走のエリザベス女王杯では負けましたが、その前に重賞3連勝をしています。今回休み明けですが、本メンバーではもっとも重賞を勝っている実力馬なので、怖い存在です。

 押さえには去年このレースで3着に来たコスモネモシンと前走重賞を勝ったドナウブルーです。

東大ホースメンクラブ キャラメル

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 2000円

複勝

4

1点 5000円

3連複軸1頭流し

4

相手

2

6

10

12

14

15

15通り 各200円

井内利彰の見解

 施行時期が移動し、阪神競馬場で行われた2011年中山牝馬Sを例外として、2008年以降の3年で最も調教適性を発揮しているのが「坂路とトラックを本数多く併用」している調教タイプです。2008年ヤマニンメルベイユ、2009年キストゥヘヴンは標準多め併用で1着、2010年ウエディンフジコチェレブリタは標準多め坂路主体で2着、3着という結果を残しています。特に最終追い切りを「ポリトラック」で「馬なり」で行った場合に良績があり、その数字は[2-0-1-0]と抜群の複勝率を誇ります。

 本数が重要なレースではあるものの、繊細な牝馬。全体的な調教量は多い必要があっても、最終追い切りは負荷の軽いポリトラック馬場で馬なり追いでソフトに仕上げることが好走に繋がっていると理由付けできます。

 併用系統の調教タイプでポリトラック追い切りを行ったのは、◎エオリアンハープと▲レディアルバローザの2頭ですが、前者を本命に選んだのは最終追い切りの内容。レディがややスピード不足の最終追いだったのに対して、エオは好走時とほぼ変わりない最終追いの内容。これに[2-0-1-0]のうち、2勝を挙げているのが美浦所属馬という事象から、本命にするならエオとなったわけです。

ホエールキャプチャは併用系統ではないので、本命にこそできませんが、その調教内容は休養明けとは思えないしっかりしたもの。力は出せそうです。

最終追い切りが一杯に追われたため、文頭の調教パターンに該当しなかったのが☆ブロードストリート。全体の調教内容は中山牝馬Sに最適ですが、肝心の動きに素軽さがないので、4番手評価が妥当だと思います。

ドナウブルーは坂路単一だけに、初めてのコーナー4つが心配材料。△アプリコットフィズは本数が足りないだけで、併用調教はこのレースに適しています。△アカンサスは2010年1着馬と同じ馬ナリ平均坂路なので押さえました。

1.マイネイサベル
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック

2.アカンサス
今回:馬ナリ平均坂路
前回:軽目坂路

3.カルマート
今回:標準少めトラック
前回:乗込併用

4.エオリアンハープ
今回:乗込坂路主体
前回:標準多め併用

5.イタリアンレッド
今回:急仕上げ坂路
前回:標準坂路主体

6.アプリコットフィズ
今回:馬ナリ平均坂路主体
前回:乗込坂路

7.オールザットジャズ
今回:標準併用
前回:標準坂路主体

8.スピードリッパー
今回:馬ナリ平均併用
前回:馬ナリ平均トラック主体

9.ダンスファンタジア
今回:乗込併用
前回:乗込併用

10.ブロードストリート
今回:標準多め併用
前回:標準併用

11.アニメイトバイオ
今回:標準トラック
前回:標準少めトラック

12.レディアルバローザ
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

13.コスモネモシン
今回:標準トラック
前回:標準トラック

14.ドナウブルー
今回:一杯平均坂路
前回:急仕上げ坂路

15.ホエールキャプチャ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

16.パールシャドウ
今回:標準多めトラック
前回:地方

 三田明太の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

12

1点 1000円

複勝

12

1点 5100円

3連複フォーメーション
1着

12

2着

1

6

7

12

相手

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

39通り 各100円

三田明太の見解

 開幕から2週続けて道悪競馬が続く中山。先週から指摘しているように、今開催は芝の育成が悪く、パワー指向の馬場になっているが、それ以上に顕著なのが日曜日の内伸び。ここ2週を見る限り、馬場は内から乾いているようで、さらに芝丈が長くないため、結果的に内が踏みならされて路盤が固まり、走りやすくなっている印象だ。

 今週も金曜正午段階で芝コースが重発表だけに、基本的に内枠有利で組み立てたいが、敢えてレディアルバローザを狙ってみたい。

 昨年のヴィクトリアマイルで「116」をマークしているように、高速馬場の時計勝負にも対応できるタイプだが、過去の指数動向を見る限り、淀みない流れで一定のラップを刻み続ける能力も保証済み。昨年は震災の影響で阪神1800mだったが、当レースを含め中山1800mの重賞は、コース形態から上がりだけの勝負になることは稀だけに、各馬が内を意識した競馬をするのであれば、外枠でもパワー指向の馬場を利して差し込めると読む。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

15

相手

2

5

6

11

13

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

14

相手

2

5

6

11

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

15

2着

11

相手

2

5

6

13

14

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】昨年のクラシック戦線の主役の1頭だったホエールキャプチャは久々も覇気ある動き。休み明けも問題ないタイプで好勝負必至。前走で重賞初Vをマークしたドナウブルーは成長途上で素質もそん色ない。実力馬アニメイトバイオも好仕上がりで争覇圏。昨年重賞3連勝と活躍のイタリアンレッドも上位の候補。アカンサスは地力アップ。アプリコットフィズコスモネモシンの底力も侮れない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【美しき強きドナウ】体質の弱さに泣き、クラシック戦線では好結果を残せなかったドナウブルーだが、本格化の起点は二走前の京都。優に3秒以上時計を要する不良馬場で、1分49秒5。1Fが長いと思われた1800mを、二番手追走から自ら勝ちに動き、上がり3F・11秒5―11秒3―11秒7というHレベル決着を楽々の完勝。紐解けば、2歳暮れの白菊賞で、11秒8―11秒5―10秒8という加速ラップを、上がり33秒4でクシ差しにした切れ者。直線半ばで先頭に立つ積極策で、他馬をねじ伏せ京都牝馬Sが、本来イメージした真の姿だ。まだハンデは54キロ。ちなみに、二走前は重馬場。馬場対応は確実に見えている。当面の敵はホエールキャプチャ。牝馬クラシックは2・3・3着と、無冠に終わったものの、明け4歳牝馬のフロントランナーであることは確か。幾度の遠征競馬でストレスもあったろうが、立て直しを図って、ホームの関東。適距離の1800mなら、新たな風景を構築できる。イタリアンレッドは、夏から秋を駈け抜けた疲れ。コスモネモシンも、前走はパドックで妙にイライラ。ともに消化不良の着外に終わったものの、再調整して立ち直りの気配がうかがえる。ブロードストリートも含め、牝馬限定戦なら地力は五分。アプリコットフィズも、キャピタルSを1分32秒9の好タイムで快勝。勢いなら。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

4

10

13

16

12通り 各400円

3連単BOX

4

10

13

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

2

5

13

2着

2

5

6

11

13

14

15

相手

2

5

6

11

13

14

15

90通り 各100円

奥田隆一郎の見解

 ◎コスモネモシンは、同コースの重賞・フラワーCを連対している。直結コースでは、中山マイルのフェアリーSを勝ち、中山芝2000mの紫苑Sを3着で、中山芝の中距離実績は十分ある。近走では、5走前に直結コース札幌芝1800mのクイーンSを人気薄ながら連対している。牝馬限定なら重賞でも勝ち負けになり、得意コースでの変わり身を警戒する。

 ○イタリアンレッドは、4走前に直結コース中山芝2000mの七夕賞を勝ち、前々走にて直結コース東京芝1800mの府中牝馬Sを制した。近走で直結コースの重賞を2勝したことから、適性×実績ともに最上位となる。休み明けは割引材料だが、府中牝馬Sはポン駆けしたため、ここでも好勝負を期待する。

 ▲アカンサスは、近2走で同コースの1600万特別を激走した。さらに3歳時は、直結コース東京芝1800mのスイートピーS(オープン特別)を勝利している。条件戦を勝ち上がったばかりだが、G1の秋華賞で4着に善戦した馬なので、牝馬限定G3なら通用する。

 △アニメイトバイオは、直結コースの七夕賞で3着、府中牝馬Sを2着に激走したが、それらのレースの勝ち馬はイタリアンレッド、今回も一緒に馬券になる可能性がある。また、3走前のクイーンSコスモネモシンと一緒に馬券になっている。上記推奨した馬と同じような適性と能力を持っていそうで、今回も同じように推奨したい。

厳選予想 ウマい馬券