中山芝1600mで行われたダービー卿CTは荒れるハンデ戦で定着していますが、調教タイプ的には2008年を境にして、それ以前と以後で歴然とした差があります。例えば2010年。この年は馬ナリ平均トラック、標準多めトラック、標準トラックで馬券圏内を独占。主導権を握ったのがトラック調教馬だったため、立ち回り適性が優先される調教傾向となったのでしょう。
逆に2006年は馬ナリ平均トラックの
ニシノシタンが逃げたものの、番手に標準多め坂路
キネティクスがつけていたため、ゴールでは標準多め坂路が馬券圏内を独占する結果に。坂路調教馬がレースをつくりにいけば、坂路調教馬が上位独占する可能性もあるということです。
2008年以降はトラック優勢のレースが続いていますが、今年は坂路調教馬が主導権を握ることは濃厚。このレースの前哨戦ともいえる
東風Sで1着馬ナリ平均坂路、3着標準多め坂路という結果から、馬場的にも坂路優勢だと考えられます。
美浦坂路で十分すぎるくらいに調教を積んでいるのが◎
ネオサクセス。1週前には4F49.4秒、最終追いは4F50.6秒とその中身もしっかりしています。前走
中山記念での走りから重賞でも十分馬券になる脚を持っていることは明らかなので、調教適性の助けがある今回は勝ち負けも可能でしょう。
喉の手術明けで普通なら軽視すべき○
リーチザクラウンですが、それを差し引いても良く見えた最終追い切り。この馬らしいスピードを見せており、狙うならここしかないという感じ。馬券はこちらからも買いました。
調教内容から減点材料がない▲
アプリコットフィズ、坂路系統の調教タイプということで△
オセアニアボス、△
タガノエルシコ、△
ツクバホクトオーを押さえて、最後は連闘実績のある☆
キングストリートまで。
1.
ミキノバンジョー
今回:標準少めトラック
前回:軽目トラック
2.
ツクバホクトオー
今回:標準多め坂路
前回:馬ナリ平均坂路
3.
ダイワファルコン
今回:標準トラック
前回:標準トラック
4.
サトノタイガー
今回:軽目トラック
前回:標準少めトラック
5.
キングストリート
今回:連闘
前回:一杯平均併用
6.
タガノエルシコ
今回:標準坂路
前回:急仕上げ坂路
7.
ベルシャザール
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路
8.
ガルボ
今回:標準トラック
前回:標準多め併用
9.
ネオサクセス
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路主体
10.
オセアニアボス
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路
11.
テイエムオオタカ
今回:標準坂路
前回:標準坂路主体
12.
アプリコットフィズ
今回:乗込坂路
前回:馬ナリ平均坂路主体
13.
スピードリッパー
今回:馬ナリ平均坂路
前回:馬ナリ平均併用
14.
ミッキードリーム
今回:標準坂路
前回:一杯平均坂路
15.
リーチザクラウン
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路
16.
マンハッタンスカイ
今回:標準併用
前回:障害