【波乱含み】仕上がり途上に思えた前走を逃げ切ったタンゴグラチアは上積みが大きく昇級初戦から通用する。一方、勝ち上がりに時間を要したダイワズームは使われつつ地力が強化されている。実績上位のサンキューアスクももちろん争覇圏。潜在能力の高さならシャンボールフィズ。トップスカーレットはスピード上位。ターフデライトとクラウディーハートも展開次第で浮上十分。

【経験値】シャンボールフィズの前走ミモザ賞は、武豊らしい、ソツのない好位のポケット。ただ、勝負どころで外から被せられ、一瞬追い出し遅れのロス。重馬場で切れを削がれたのも痛かった。中一週の強硬軍になるが、とりあえず坂路で時計は出た。オークスに路線を切り替え、次のトライアル出走にも権利のかかる2勝目。是が非でもここは勝ち抜けたい。思い切りのいい武幸起用も、いいほうに捉えよう。ライバルはサンキューアスク。ひいらぎ賞・アタマ差5着以降、消化不良の競馬が続いていたが、最速の上がりでフラワーC3着が能力だ。ダイワズームは、中山2000mで2分2秒4、東京2000mで2分1秒9。順調さと持ち時計で三番手。距離適性や能力の在り処が未知数だが、タンゴグラチア、ココロチラリの新興勢力を連下に押さえておきたい。

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