今週土曜日の中山競馬場でのメインレースは春の障害GIの中山グランドジャンプです。

　本命にはマジェスティバイオを推します。障害に転向してから掲示板を外しておらず、さらに障害デビュー戦で複勝圏内を外していますが、そこから9戦してこれまですべて複勝圏内に入っていてひじょうに安定した成績を残しています。暮れの中山大障害も勝っており、さらに休み明けのレースも勝利。勢いもあるこの馬を軸とします。

　対抗にはバアゼルリバーです。平地で1600万下クラスまで行き、そのあと障害デビューをしましたが、障害転向あと4戦3勝と成功しており、現在3連勝中と勢いがあります。今回はこれまでよりも距離が長くなり、さらに初の中山コースが心配ですが、前走あっさり重賞を勝ちましたし好走できると思います。

　3番手にはクランエンブレムを推します。ここ2戦は掲示板にはきていますが、4、5着と少し精彩を欠いています。しかし、前走は斤量が他の馬よりも2キロ重い条件でのレースでした。今回、定量戦で他と同じ条件なので巻き返してくると思います。

　押さえには前走初重賞で好走したアグネスラナップと実績のあるキングジョイです。

東大ホースメンクラブ　キャラメル

4番：仕上がりは良い。馬場はちょっと微妙。
7番：デキ良いし、ここでも通用。
9番：デキ良いし、勝ち負け。
6・12・13番：馬場合いそう。

【一騎打ち】昨年の中山大障害の覇者で前走快勝のマジェスティバイオは状態さらに上向きでG1連勝も十分。新星バアゼルリバーは特殊なコースにいかに対応するかがカギながら魅力はたっぷり。アグネスラナップもセンス感じる存在で上位争いが見込める。G1ウイナーのバシケーンは前走を叩かれた効果に期待。トーセンオーパスは上昇中。クランエンブレムとディアマイホースにも注意を払いたい。

【実績断然】前哨戦のペガサスJSは、512キロと、気持ち余裕残し。63キロの斤量も少し気になったが、それでも後続を0秒8とチギる圧勝。マジェスティバイオの底力と充実振りを、如実に感じるトライアルだった。仕掛けを促すくらいで、飛越も慎重。なんといっても大障害馬、スタミナ勝負も望むところ。GI・V2十分。当面の敵はバアゼルリバー。スタートして1000mくらいから、飛越のたびに、グングンとスピードが乗ってくる、次代のハードル界を担う素質馬。ただ、63キロとバンケットが未知数。ペガサスJ経由で中山を経験したトーセンオーパス。バシケーンの底力、アグネスラナップの勢いと、二着争いは小波乱。

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