【波乱含み】ティアップゴールドにナシュワンヒーロー。マイネルカリバーンに、ハミがかかると止められないノーブルディード。さすがにこれだけ逃げ馬が揃えば、Hペースは必至。デンコウジュピターの追い込みに賭けたい。1400mは初めてだが、間延びすることの多い1800mよりは、緊張感のある7F戦のほうがレースは組みたてやすい。二の筆頭はノーブルディード。前走の1400m通過ラップは1分20秒0。追い込みにも実績があり、単調なティアップやマイネルよりは、狙うべき根拠は大。

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【小波乱】ティアップゴールドの前走は流れが厳しく、距離も微妙に長かったか。地力上位で適距離なら勝ち負けになる。G?勝ちの実績があるジュエルオブナイルは、昇級&休み明けの前走が2着と地力をアピール。1ハロンの距離延長さえクリアできれば。末脚堅実なデンコウジュピターは久々の1400mになるが、外回りなら対応可能。ノーブルディードは昇級でもスピードは通用する。ナシュワンヒーロー、マイネルカリバーン、バンガロールを押さえる。

　◎マイネルカリバーンは「デュランダル×プレゴ」という組み合わせで、母スリリングデイはNZ1000ギニー(G1・芝1600m)2着馬。このスピードゆえに鋭いダッシュ力を持ち味としており、1400mがベストディスタンス。とくに京都芝1400mは2年前の春にレコードタイムで逃げ切った実績がある。これまで準OPではやや家賃が高いかなという印象だったが、前走の晩春S(東京芝1400m)では3着に逃げ粘った。ここにきての充実ぶりがうかがえる。

　稽古にもそれは表れており、水曜日の坂路では53.3-12.6秒。1週前に比べてラスト1ハロンの時計をグンと伸ばしてきており、この馬としては過去最高といえるデキに仕上がった。直線に坂のある東京から平坦京都に移り、さらなる前進が見込める。