【もう一丁】熊沢なら、ひょっとして折り合い、違った競馬ができるのでは?--前回の阪神JSのコラムで、テイエムハリアーに対して、そう述べたが、先陣争いを微妙に避け、しかも勝負どころは見逃さない、ベテランならではの味のある競馬。「障害の熊沢」は、まだ衰えていない。ちなみに斤量は60キロ据え置き。前走で下したナリタシャトルは、もちろん。バアゼルリバー、エムエスワールドは62キロ。もう一丁いける。

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【小波乱】テイエムハリアーは昨年の同レース勝ち馬で、一昨年も2着。京都は9戦して【6210】と好成績で、前走の阪神JSもレコードで快勝した。斤量60キロならV最短とみる。エムエスワールドは今春の京都HJでテイエムハリアーを破ってレコード勝ち。斤量62キロだが、重賞2連勝の勢いで食い下がる。ナリタシャトルは2年前に同レースを制したランヘランバの全弟。飛越センスがよく、今秋も連続2着と安定感がある。ひと息入れて立て直されたバアゼルリバーに、ノボリデューク、アグネスハイヤーを押さえる。