過去29回から、■消える馬をチェック。なお、文中の「着外」は4着以下。
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エイシンアポロン…前2走とも9月以降のレースで着外かつ0秒6(約3馬身)以上敗退は[0-0-0-37]。不振から一変は?
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ガルボ…キャリア20戦以上あり、前走G3富士S・斤量57キロ以下で着外かつ0秒2以上敗退馬は[0-0-0-16]。変わり身は?
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グランプリボス…
スワンS1着馬は[3-4-4-12]。このうち、
(a)
スワンSで2馬身以上快勝
(b)
スワンSの前走が1600m以上の重賞1馬身以上?あるいはOP4馬身以上楽勝
この2条件どちらもあてはまらなかった馬は[0-1-1-11]で、このうち
マイルCSで斤量が2キロ減だった馬を除くと[0-0-1-10]
昨年の2番人気14着
リディルも該当し、同馬は斤量55キロ以上での4勝すべてが0秒2差内だった。
グランプリボスの5勝もすべて0秒2差内で、上昇軌道に乗るも快勝歴がないのがどうか
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コスモセンサー…1600mを10回以上走って連対率が5割未満の斤量56キロ以上馬は[0-0-2-32]。
コスモセンサーは4歳以降の重賞戦[0-1-2-9]で大化けは?
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サダムパテック…前走秋の天皇賞出走組は10勝、2着5回の好成績だが、
(a)天皇賞で着外
(b)1600m戦で芝重賞を含む2勝以上を挙げていない
(c)2走前に1600mG1戦で0秒3差内の好走歴がない
以上の3項目すべてに当てはまる前走秋の天皇賞出走馬は[0-0-2-24]
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サンカルロ…6歳以上馬のうち、前2走内にG1またはG2戦で連対歴がなく、1600m戦2勝以下馬は[0-0-0-52]。キャリア34戦では変わり身なし
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シルポート…キャリア40戦以上で前走着外かつ0秒4以上敗退は[0-0-0-14]、すべて0秒8(約4馬身)以上の完敗だった。キャリア47戦、大逃げもゴール手前30mで止まる
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テイエムアンコール…前走G1・G2戦連対除く7歳以上は[0-0-0-27]
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ファイナルフォーム…前走G3以下芝敗退(体重10キロ以上増加時除く)の芝1600m3勝以下馬で斤量増加は[0-0-0-29]。この中には前走G3富士Sで僅差0秒1差内敗退馬が5頭いたが馬券に絡まず
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フィフスペトル…前3走とも斤量58キロ以下戦使用馬のうち、2・3走前に芝重賞で連対歴がなく、前走芝良・稍重で10着以下大敗は[0-0-0-38]
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フラガラッハ…前3走ともG3以下戦を使用し、前走敗退or1馬身未満辛勝で斤量減のなかった57キロ馬は[0-0-0-41]
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リアルインパクト…芝2勝以下馬は、前2走内に1600m重賞戦で連対歴がある馬を除き[0-0-3-41]
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レオアクティブ…前走斤量54キロ以下で連対を外していた馬は[0-0-1-18]
芝1600m持ち時計最速馬だが、その年のメンバーで芝1600m持ち時計がNo.1馬は[3-0-5-29]、勝った3頭は前2走内にG1戦1着or0秒3差内好走または
京成杯AH4馬身以上の圧勝だった馬。
No.1持ち時計をその年の
京成杯AHで叩きだした馬は10頭もいたが、馬券に絡んだのは2頭だけで、高速馬場での時計を額面通りに受け取るのは危険。
牝馬に注目。
牝馬は、1着4頭、2着8頭いて、この連対した12頭はすべて阪神または京都の1400mから2000mのG1・G2戦3着内、G3戦1着があった。また、この12頭中9頭が前3走内に1400m以上のG1戦3着内またはG2戦連対またはG3戦2馬身以上1着の好走歴があった。
前走
府中牝馬S使用馬は[1-0-0-17]で、2馬身以上の快勝馬が4頭もいたが馬券に絡まず、
ステップ戦としては低調だが、勝った1頭は前3走内にG1戦で0秒3差内の好走していた馬で、着外17頭には近走にG1実績がなかった。
前走
府中牝馬S出走組の
桜花賞馬
マルセリーナの復活だ。
3走前のマイルG1戦ではメンバー最速の上がりで3着。休み明けの前走でも体重10キロ増ながらメンバー2位の上がり32秒台。調教の切れからも叩き良化は明らかだ。前年
マイルCS(0秒4差6着)はメンバー最速の上がりを計時も、4角17番手から「うまく捌き切れなかった」(談:安藤勝)なら、名手デムーロへの手替わりは期待値が上がる。
ただし、土曜の降雨による極端な馬場悪化だけは避けたいが…。