【3歳馬重視】タガノビッグバンの初勝利は、7月7日の中京。0秒6差の完勝は、確かに見るべきものがあったが、連闘での勝利。昇級戦の印は、どうしても慎重にならざるをえないが、内にモタれながらも、ミドルラップを4角先頭でしのぎ切った。小倉と洋芝の北海道組の時計を横並びにはできないものの、開催最終日に2分39秒1も上々。この中間は、CWで6F追いを3本。デキはむしろ、前走以上だ。実は隠れた良質ステイヤー、3歳馬の上昇度と本格化に◎。マキハタテノールも、今夏の充実振りが目を引く3歳馬。前走の玄海特別は2000m。距離不足を承知の、ここへの叩き台くさい。オマワリサンは、逃げ差し自在に頑張っているが、どちらかというと間隔を詰めて使ったほうがいいタイプ。アドマイヤパーシアは、前走が大幅な馬体減。あの体重でいいのかどうか。当日のパドックで、今一度チェック。

　阪神芝2400ｍは土曜に500万条件のレースが組まれていたが、そちらは3連単100万馬券の大波乱。上がり3ハロンがすべて11秒台というスローペースで、上位人気馬が軒並み後方。上がり勝負で3着馬フェニックスソードを予想するのが難しかったので取れる馬券だったとはとても言えないが、荒れる構造のレースではあった。

　兵庫特別は1000万条件のレースだが、それでも展開はスローを想定しておいたほうがいい。また。この条件である程度ペースが流れても結局好位にいる馬が好走することが多い。

　ここは◎オマワリサン、○タガノビッグバン、▲マキハタテノールと先行勢から入ってみたい。オマワリサンは近走の中では赤倉特別が今回のレースと似たものになると見る。ハナに行ってもよし控えてもよしの自在性も魅力。○タガノビッグバンは母の父リアルシャダイでこのくらいの距離が合うと見る。

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【波乱含み】オマワリサンは3走前に現級勝ちして、その後も2、3着と惜しい競馬が続いている。久々になるが地力で踏ん張る。タガノビッグバンは芝に矛先を向けてから成績が安定。2連勝中と波に乗っており、ハンデ53キロならここでも侮れない。2走前が好内容のマキハタテノールは、ペースひとつで巻き返せる。アドマイヤパーシアは前走の控える競馬が今後に生きるはず。シャイニーブレーヴ、スマートリバティー、マッキーバッハを押さえる。