【吹っ切れた】紆余曲折を経て、
リルダヴァルが復活の狼煙。振り返れば、平成21年夏。小倉1800mを1分50秒2の一気差しを起点に(上がりは34秒0)、続く
野路菊Sを連勝。
毎日杯3着、
皐月賞が0秒4差。大レコード決着となった、NHKマイルを0秒4差に踏ん張った好素材。その時計の余波か。骨折の影響もあり、馬が走るのを自分でセーブしてしまう時期もあったが、
ジュライSは外一気の0秒5差。あの一戦で、多くが吹っ切れたのではないか。ウィ
リアムズから浜中へと、連勝のリレー。
サンライズプリンスは、その
リルダヴァルの同期。二年以上の長期休養明けになるが、無事ならマイル王として君臨していただろうGI級の逸材。休み明けは、先週の
札幌記念の
ロジユニヴァースのような惨敗も、もちろん考えられるが、稽古の精度はロジとは違う。
小倉大賞典組が勢ぞろいしたが、Bコース替りでも差し有利とみて、
ニシノメイゲツを一番手に抜擢。関東馬だけに、前走後は小倉に滞在。関西馬より却ってリスクが少ないか。本来の末脚勝負に徹すれば、
ワルキューレにもチャンスの芽。
ミキノバンジョー、
ダローネガ以下、連下は手広く。