【加速ラップ】
アロマティコは、最速の上がりで
福島牝馬S4着、
マーメイドSが3着。牝馬限定戦とはいえ、重賞路線で良績を残してきた実力馬。準オープンに入れば決め手は上だ。全4勝のうち3勝が、直線がフラットコースの小倉と京都。その勝ち鞍のいずれもが、ゴール板が近づくにつれ速力を増す加速ラップ。新潟の外回り2000mは、持ち味の瞬発力も一割増しでいい。小回りのマクリ型だけに、福永も工夫が必要になってくるが、スローの前残りとなっても、直線勝負で足りる。
秋華賞では55キロを背負い、0秒2差の3着。斤量対応も、見えている。
マイネオーチャードも、
エリザベス女王杯4着、
マーメイドS5着と、本命馬に準ずる成績を重賞路線で残してきた。新潟の2000mにも1分58秒1で快勝歴あり。末脚に比重の高いタイプだが、先週の芝の競馬を見ると、上がり1Fは12秒台が多く、差し有利と風向きが変わっている。割って入れば
マイネルメダリストの先行力。このクラスで2着2回、新潟コースは〔1400〕と、抜群の安定感あり。3か月振りの実戦となるが、14日の坂路を50秒3―11秒9で登板。仕上がりもいい。
ダイワズームは、東京1800mのオープン特別・
スイートピーS勝ち、
オークス6着とあれば、昇級不問。当該コースのイメージは、北村宏も頭に入っているか。
ヒラボクビクトリーも
日本海Sは0秒3差の4着と好調。
関門橋Sでは、本命馬に0秒2差に食い下がっている。速い上がりと高速決着に一抹の不安は残るが、
アロマカフェも
ラジオNIKKEI賞勝ちの実力馬だ。