開幕週の少頭数のスローなら○タイキパーシヴァルの逃げ残りと▲ヒシカツジェームスの瞬発力が有望だが、◎サニーヘイローはサニーサンデーの半妹でサニーブライアンの姪で、トニービン(ハイペリオン5×3・5)、スイフトスワロー(ハイペリオン4×4)と母系はハイペリオン的なスタミナで固められている。

　そこにキングヘイローだからスプリンターではなくマイラーで、最近はスタートも安定し揉まれても平気だし、心身ともに本格化を感じさせる2連勝。

　1200mでの行きっぷりからしても1600mなら楽に好位を取れるはずで、今の充実ぶりで4角射程圏なら差し届くのではないかと期待した。

【一騎打ち】惜敗続くフルアクセルだがコース替りは明らかにプラス。状態もよく本命に推す。対抗にはこちらも2着続きのタイキパーシヴァル。ここに目標にデキも上々。ハッピーパレードは仕上がり良好で52kgも魅力。セイウンジャガーズも能力はクラス上位で、ヒシカツジェームスもしまい生きる展開なら侮れない。トゥザサミットとミヤビファルネーゼは押さえの評価。

【好調そのもの】タイキパーシヴァルは、近4走[1300]と絶好調。当該マイルは、紅葉S・1分32秒7。時計レベルも頭一つ抜けている。若駒時代は、使い減りによる摩耗とイレ込みに課題を抱えていたが、500キロ台を維持。最終追い切りも、CWで6F追いをビッシリやれている。フルアクセルも、根岸S出走のストローハットと併せ、負荷の高い調教をこなせた。11月の東京では、上がり33秒3で一閃。ポテンシャルは互角だ。セイウンジャガーズは、脚色は完全にフルアクセルが上だったものの、市川Sで同タイムの4着。走る意欲を取り戻している。サニーヘイローの中京圧勝も目を引くが、少し間隔が開き、いくぶん馬が緩んでいるかもしれない。トゥザサミットは、直線勝負で一か八か。

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