今週土曜日の中山競馬場でのメインレースはオープンクラスのダート1200m戦、千葉ステークスです。

　本命にはマルカバッケンです。一時期は精彩を欠くレースが続いていましたが、前走のジャニュアリーSでは3着、前々走の重賞カペラSでも4着と好走しており復調気配です。中山コースでは勝ち経験はありませんが、安定した成績を残しており、去年のこのレースでも四着と好走しており、今回はこの馬を軸とします。

　対抗にはデュアルスフォードを推します。前走0.2秒差の五着と健闘し復調気配を見せています。中山コースを得意としていて、これまでに3勝しています。去年には今回と同じオープンクラス条件のレースを勝っており、今回のメンバーでは実績は上位なので今回期待します。

　3番手にはエーシンジェーワンです。今回はダート戦で初めてのオープンクラスでの競争となりますが、ダート戦では安定した成績を残しており、前走は差し馬が好走したレースで逃げ切って勝っています。中山コースでは成績がよくありませんが、今回内枠に入り逃げ馬のこの馬にとっては好条件なので期待します。

　押さえには前走このクラスを勝ったキョウエイカルラと前走昇級初戦で4着だったエクセルシオールです。

東大ホースメンクラブ　キャラメル

【上位拮抗】エクセルシオールはまだダートで底を見せていない。力量アップも顕著で好勝負期待。キョウエイカルラは条件ベストで状態も良好。マルカバッケンは安定感あるレース振りが魅力。状態上がってきたフィールドシャインは巻き返しが狙える。エーシンジェイワンは昇級も即通用の器。デュアルスウォードやニシオドリームなども差はなく要注意。

【横山典の丁寧さ】短距離ダートの差し馬というイメージが強かったマルカバッケンだが、前走のジャニュアリーSは、好位3番手に押し出し0秒1差の3着。丁寧な騎乗で横山典が新境地を切り開いて見せた。ハンデ戦から別定替りとなるが、ジャニュアリー上位組は、それぞれ斤量増。騎乗機会二度目、横山がより精緻を凝らして勝ちに来る。第一本線は、ジャニュアリーS5着のデュアルスウォード。出遅れグセはともかく、前走は内を突くか外に持ち出すか。一瞬判断が遅れた。ベリーも同じように連続騎乗。昨年の京葉Sを上がり35秒0で一気差しを決めた実力馬でもある。ジャニュアリーS勝ち馬キョウエイカルラは、戸崎起用のプラスもある代わりに3キロ増。同4着のエクセルシオールも、常に他馬の目標とされる上に2キロ増。再度展開次第の僅差の接戦となりそうだが、まずは軸はバッケン。

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