本命にはクラウンロゼです。キャリアはまだ浅いですが、前走は今回と同舞台のフェアリーSを勝っていますし、コース適性も実力も申し分ありません。内目の好枠を引いたので、脚質的にもプラスでしょう。

　対抗にはサクラディソールです。前走は同舞台で500万下勝ちを挙げています。負かした相手もその後500万下勝ちやGIII3着などしていますので、相手関係でみても実力は上位と見ます。枠は外目ですが、伸びる馬場を見極めてくる鞍上ですから問題ないと見ます。

　3番手にはジーニマジックを推します。中山マイルで内枠というのは大きなプラス材料ですし、前走GIIIで3着に粘った実績が光ります。ダイワメジャー産駒という点も後押しします。

　押さえには、内枠からナムラビジン、ファンアットコートをチョイスします。

東大ホースメンクラブ　PANYA

エルコンドルパサーは母父に入ると、牡にはスタミナを、牝には機動力を主に伝えるが、それはスペシャルらしい二面性でありフェアトライアルらしい二面性といえる。
だから母父エルコンの牝は、アイムユアーズもオメガハートランドもラブフールも小回り内回りで重い印を打ってきたが、◎も前走の大外捲りはまさに母父エルコン的といえるし、ダイワメジャー産駒も中山マイルはベストだ。
○もダイワメジャー産駒で、ディープインパクトの近親でヘイロー≒サーイヴァーのニアリークロスだから中山マイル向きの機動力があり、内枠の利を活かせば菜の花賞の雪辱もありうる。

【波乱含み】クラウンロゼは前走しぶとさ十分に重賞初勝利。本番に向けての叩き台も雰囲気は上々。サクラディソールは連勝中。レース内容良好で活気も十分。前走重賞3着のジーニマジックは安定感魅力。連闘のウリウリも素質上位で争覇圏。芝初挑戦ながらメイショウツバクロも侮れず、カスティエルとネロディアマンテにも注意を払いたい。

【実績かつ老練】サクラディソールの前走・菜の花賞は、やや重に加え、スローの上がり勝負。走破タイムは1分36秒1と、確かに地味だが、坂下からゴール板にかけての脚は、見た目も鮮烈なら、あの馬場で、あの急坂を上がり34秒5は出色。昨年の覇者パララサルーと、走破時計の過程やイメージがダブる。相手本線は、フェアリーSの覇者クラウンロゼ。しかし、フェアリーで0秒1差のジーニマジックは、菜の花賞3着。末脚とラップの確からしさは、サクラが上とみた。惑星は、連闘策で背水の陣を敷いてきたウリウリ(というより、OP特別を勝ちに来た?)。ネロディアマンテは、マイルは1Fが長く、勝ち切るまではどうか。

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