【クラシック級】
ウインマーレライは、初陣の東京1800mを2着。追い込み届かずに終わったものの、上がり3Fは10秒台の連続ラップを含め33秒2。この新馬戦に能力のすべてが集約している。父は
マツリダゴッホ、母の父は
フサイチペガサス、半姉は準OP。クラシックに耐えうる血統も完備。来春までの一連のクラシック戦線の核として、対戦比較や力関係を計るには、もってこいの素材。未勝利勝ち上がりゆえ、
札幌2歳Sは回避せざるを得なかったが、輸送疲れもなく、4日の追い切りでは坂路11秒9を計時。昨年のアスター賞・1分46秒4以上のパフォーマンスを期待。当面の敵は
パシフィックギャル。
母アイランドファッションは米GI3勝。日本での産駒は三番仔となるが、兄姉に比べ2歳夏デビューができるほど、体質はしっかり。2歳馬然とした幼さや呑気さも残しているが、いざ実戦では好位3番手から二枚腰。1分51秒7と時計は平凡ながら、ラスト3Fは推定11秒9-11秒4-11秒5とラップも確か。前記二頭に比べると、血統も時計もやや小粒だが、
イオラニは、
新潟2歳S2着の、同厩舎の
イスラボニータとデビュー前五分の動き。坂路・上がり11秒台で登板の調教の意味を、推定11秒1-10秒5-11秒6の瞬発力で示して見せた。母は芝マイルで3勝、祖母も4勝馬。母系に
ミホシンザンの名前があるのが、オールドファンには泣ける(笑)。