過去30年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。
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アドマイヤスピカ…3カ月以上休養馬のうち、前走ダービー以外で連対外かつ0秒4以上敗退馬は[0-0-1-28]。昨年、4カ月休養の
エキストラエンド(前走GII
京都新聞杯0秒5差3着)がオッズ13倍の6人気と穴支持も、「一度使っていたら」で6着敗退。
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イレプレイスブル…芝で連対がない馬は[0-0-0-21]。
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サイモンラムセス…前走1800m未満使用馬のうち、前3走内に2000m以上使用歴がない馬は、前走芝重賞戦連対馬を除き[0-0-1-17]。
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ダービーフィズ…8戦以上2勝以下馬で、前走非重賞戦着外(4着以下)かつ0秒4以上敗退は[0-0-1-33]。
また、前2走とも斤量54キロ以下で着外かつ0秒2以上敗退は[0-0-1-16]。
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トルークマクト…前走GI以外のレースで連対外の1勝馬は[0-0-0-15]。
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ナンヨーケンゴー…前4走内に500万以下戦で掲示板外の6着以下敗退が2回以上ある馬は[0-0-0-16]。
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バンデ…前走500万戦使用馬のうち、前4走内にOP・重賞戦3着内の好走歴がなく、3着内率が5割未満の馬は[0-0-0-31]。
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ビッグバンドジャズ…前走着外の芝0勝馬は[0-0-1-13]。
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ヒロノプリンス…夏7月以降に3戦以上消化し、前走で連対外は[0-0-1-28]。
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マイネルマエストロ…前4走内に1着歴がなく、前走芝で1秒以上惨敗は[0-0-2-18]。
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レッドルーファス…OPまたは重賞戦未使用のキャリア4戦以下馬で、0秒5以上の敗退歴がある馬は[0-0-0-11]。
また、キャリア4戦以下馬は[3-2-3-26]と好走例あるが、このうち、前走重賞戦連対馬を除く斤量2キロ以上増加は[0-0-1-11]。
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ステイゴールド産駒
産駒はこれまで5頭が出走し3勝をマークと相性がいいレース。今回は産駒が2頭出走しているが、注目したいのは1600m新馬戦勝ちがある
ドラゴンレジェンドのほう。
血統スペシャリストの栗山求氏も指摘しているが、晩成型のステゴ産駒にあって「新馬戦」を勝っている点に資質の高さがあらわれている。
2006年-2010年産のステゴ産駒で、2歳新馬戦を勝ったのは15頭だけ。2009年産駒だと僅か2頭で、それが
フェノーメノ(昨年セン
トライトV)と
ゴールドシップというのだから恐れ入る。
また、上記年度産駒で1600mの新馬戦を勝ったのは、2006年産
ナカヤマフェスタ(4年前の
セントライト記念V)と2008年産
オルフェーヴルの2頭だけで、この2頭とも
凱旋門賞2着馬。ドラゴンの祖母の父経由で派生する
ノーザンテーストクロス(4×5)は、オルフェ(4×3)と同工だけに、順調に使いきれない体調面での課題は残るが、化ける下地は十分にあるはず。
過去30年、前走1000万戦敗退ながら、
セントライト記念で連対をはたしたのは9頭いて、H15年前走0秒6差3着
ニシノシンフォニーが8人気2着、H20年前走0秒6差3着
ダイワワイルドボアが9人気1着、さらに、昨年前走0秒8差6着
スカイディグニティが14人気2着と穴馬券を演出している。
過去30年、斤量が前走比4キロ以上増加で馬券にからんだのは11頭もいて、H6年、前走900万戦4着の
ラグビーカイザーが斤量4キロ増も8人気2着と穴馬券を演出している。
ドラゴンレジェンド、前走1000万敗退は久々好走の中一週使いが裏目に出たとみてとさそう。前走0秒6差、斤量4キロ増加とマイナス
ファクター目立つが、その分血統が
バックアップしてくれる。晩成へ血がさわぐ、飛躍の秋緒戦に注目だ。