11R

セントライト記念

15:45発走 / 芝2200m (右 外 B) / 天候:晴 / 馬場:良
4回 中山 5日目 サラ系3歳 オープン       (国際)(指) 馬齢 15頭
本賞金:5200,2100,1300,780,520万円
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 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 2000円

単勝

7

1点 1000円

複勝

7

1点 4000円

馬連フォーメーション
1着

4

7

2着

1

3

4

7

8

相手
7通り 各300円
3連複フォーメーション
1着

4

7

2着

1

3

4

7

8

相手

1

3

4

7

8

9通り 各100円

井内利彰の見解

 中山芝2200mで行われるセントライト記念は過去9年の調教タイプ傾向を見ても「調教本数が少ないから消し」とは言えないレース。ただ、調教本数が多いことは馬券の買い材料になります。それを示すのが、調教タイプが「スパルタ」「標準多め」「乗込」の「併用系統」成績。過去9年で15頭の出走しかありませんが、

 [1-1-4-9] 単勝回収率143% 複勝回収率265%

 勝ち馬は2005年のキングストレイルしかいませんが、複勝率は40%あって、単複の回収率はともに100%を超えています。台風の影響で、馬場は重、不良が必至でしょうし、そうなれば、より調教本数は重要になると思います。

 今年の出走馬で、この調教タイプに該当するのは、◎ビッグバンドジャズだけ。併せ馬で遅れており、中1週でも3本の調教をこなすなど、いかにもスタミナ比べになるレースには適性が高そうです。

 ○マイネルマエストロを評価した理由は西園正都厩舎の勝負調教に該当したということ、そして調教師から「逃げ宣言」が出ていること。順延となった京成杯では、レース週の追い切りを行わずに5着。当時のような逃げを打つことができれば、調教本数に関係なく、逃げ切る可能性も。ただ、馬場が調教本数の必要な状況になれば、完全に凡走する可能性もあります。

 全くタイプの違う2頭を本命、対抗評価にしたので、このレースは2頭をそれぞれ軸に据えるような形で馬券を買っています。基本は◎の単複、○の単勝でプラスを出す、そのように考えています。

1.トルークマクト
今回:乗込併用
前回:標準坂路主体

2.サイモンラムセス
今回:標準少め坂路
前回:標準少め坂路

3.ユールシンギング
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少めトラック

4.マイネルマエストロ
今回:急仕上げトラック
前回:急仕上げトラック

5.イレプレイスブル
今回:標準併用
前回:標準併用

6.ヒラボクディープ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

7.ビッグバンドジャズ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

8.ダービーフィズ
今回:標準坂路主体
前回:標準坂路

9.アドマイヤスピカ
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック

10.ナンヨーケンゴー
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準少め併用

11.バンデ
今回:標準多め坂路
前回:標準少めトラック

12.ヒロノプリンス
今回:標準坂路
前回:一杯平均トラック

13.ドラゴンレジェンド
今回:標準トラック主体
前回:馬ナリ平均トラック

14.ケイアイチョウサン
今回:軽目トラック主体
前回:標準併用

15.レッドルーファス
今回:馬ナリ平均トラック
前回:乗込併用

 高橋学の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

13

1点 4000円

馬連BOX

3

6

13

14

6通り 各1000円

高橋学の見解

 過去30年間から、■消える馬(連対圏外の馬)をチェックしてみよう。

アドマイヤスピカ…3カ月以上休養馬のうち、前走ダービー以外で連対外かつ0秒4以上敗退馬は[0-0-1-28]。昨年、4カ月休養のエキストラエンド(前走GII京都新聞杯0秒5差3着)がオッズ13倍の6人気と穴支持も、「一度使っていたら」で6着敗退。

イレプレイスブル…芝で連対がない馬は[0-0-0-21]。

サイモンラムセス…前走1800m未満使用馬のうち、前3走内に2000m以上使用歴がない馬は、前走芝重賞戦連対馬を除き[0-0-1-17]。

ダービーフィズ…8戦以上2勝以下馬で、前走非重賞戦着外(4着以下)かつ0秒4以上敗退は[0-0-1-33]。
また、前2走とも斤量54キロ以下で着外かつ0秒2以上敗退は[0-0-1-16]。

トルークマクト…前走GI以外のレースで連対外の1勝馬は[0-0-0-15]。

ナンヨーケンゴー…前4走内に500万以下戦で掲示板外の6着以下敗退が2回以上ある馬は[0-0-0-16]。

バンデ…前走500万戦使用馬のうち、前4走内にOP・重賞戦3着内の好走歴がなく、3着内率が5割未満の馬は[0-0-0-31]。

ビッグバンドジャズ…前走着外の芝0勝馬は[0-0-1-13]。

ヒロノプリンス…夏7月以降に3戦以上消化し、前走で連対外は[0-0-1-28]。

マイネルマエストロ…前4走内に1着歴がなく、前走芝で1秒以上惨敗は[0-0-2-18]。

レッドルーファス…OPまたは重賞戦未使用のキャリア4戦以下馬で、0秒5以上の敗退歴がある馬は[0-0-0-11]。
また、キャリア4戦以下馬は[3-2-3-26]と好走例あるが、このうち、前走重賞戦連対馬を除く斤量2キロ以上増加は[0-0-1-11]。

ステイゴールド産駒
産駒はこれまで5頭が出走し3勝をマークと相性がいいレース。今回は産駒が2頭出走しているが、注目したいのは1600m新馬戦勝ちがあるドラゴンレジェンドのほう。

 血統スペシャリストの栗山求氏も指摘しているが、晩成型のステゴ産駒にあって「新馬戦」を勝っている点に資質の高さがあらわれている。

 2006年-2010年産のステゴ産駒で、2歳新馬戦を勝ったのは15頭だけ。2009年産駒だと僅か2頭で、それがフェノーメノ(昨年セントライトV)とゴールドシップというのだから恐れ入る。

 また、上記年度産駒で1600mの新馬戦を勝ったのは、2006年産ナカヤマフェスタ(4年前のセントライト記念V)と2008年産オルフェーヴルの2頭だけで、この2頭とも凱旋門賞2着馬。ドラゴンの祖母の父経由で派生するノーザンテーストクロス(4×5)は、オルフェ(4×3)と同工だけに、順調に使いきれない体調面での課題は残るが、化ける下地は十分にあるはず。

 過去30年、前走1000万戦敗退ながら、セントライト記念で連対をはたしたのは9頭いて、H15年前走0秒6差3着ニシノシンフォニーが8人気2着、H20年前走0秒6差3着ダイワワイルドボアが9人気1着、さらに、昨年前走0秒8差6着スカイディグニティが14人気2着と穴馬券を演出している。

 過去30年、斤量が前走比4キロ以上増加で馬券にからんだのは11頭もいて、H6年、前走900万戦4着のラグビーカイザーが斤量4キロ増も8人気2着と穴馬券を演出している。

 ドラゴンレジェンド、前走1000万敗退は久々好走の中一週使いが裏目に出たとみてとさそう。前走0秒6差、斤量4キロ増加とマイナスファクター目立つが、その分血統がバックアップしてくれる。晩成へ血がさわぐ、飛躍の秋緒戦に注目だ。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

3

相手

4

6

8

9

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

14

相手

4

6

8

9

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

3

2着

8

相手

4

6

9

11

14

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】ユールシンギングはしまい堅実。まだ底を見せていない印象で重賞初挑戦でも勝ち負けを期待できる。ラジオNIKKEI賞勝ちのケイアイチョウサンは乗り込み順調で力を出せる態勢。ダービーフィズは潜在能力そん色なく状態も良好。アドマイヤスピカもはまれば怖い存在。ヒラボクディープも実績上位で侮れず、マイネルマエストロも底力上位。スムーズならバンデの粘り込みも要警戒。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

丹下日出夫の見解

【波乱含み】春のクラシック上位入線馬不在でメンバーは小粒。この組み合わせならヒラボクディープの格が上。気の小ささがストレスとなり、いざダービーは極度の緊張感に身悶えし13着に終わったものの、当該中山2200mの水仙賞勝ち。青葉賞奪取の実績は一枚上だ。確たる数字で能力を証明しきれない馬ではあるが、ただし水仙賞は11秒4-11秒5のレースラップを差し切り。中山の急坂で加速ラップを叩きだしている。直前の追い切りは、テンションの高くなるのを慮り、意識的に軽めに抑えたが、一週前に南Wで6F・80秒9をマーク。馬体も息もこれで整った。二の筆頭はケイアイチョウサンラジオNIKKEI賞・1分47秒9は、1000万レベル。時計的強調材料を挙げるとするなら、京成杯・2分2秒5の3着のほうが説得力があるが、鞍上・横山典の力が何よりの買い材料。ステイ×クリスエス配合だけに、マイルから2200mまで守備範囲も広い(ただ、ラジオNIKKEI賞奪取は、あくまで横山の手腕。盲目的な信頼となるとどうか)。単穴はユールシンギング。新潟でジックリ馬を見させてもらったが、立ち居振る舞いもレース内容も、怖いくらいに緊張感がほとばしっていた。重馬場だけに走破タイムは1分47秒3止まりだが、上がりは34秒0。同日の新潟記念は、1800m通過が1分46秒4。勝ったコスモネモシンの上がりは34秒2(最速)。時計的な裏付けもできている。惑星はバンデ。本年の函館は、重-不良となると逃げ馬の天下。記録云々を数字で示すことは不可能だが、後続を2秒8とチギる大差は、逆の意味で記録的でもある。半兄は世界のGIをまたにかけたドクターディーノ菊花賞戦線に名乗りを挙げて不思議のない、欧州系のステイヤーでもある。連穴はマイネルマエストロ。馬柱からは消えてしまったが、東京2000mを2分1秒7で快勝歴あり。攻めの感触もやけにいい。アドマイヤスピカも、適度に時計のかかる馬場なら、先行馬群に取りつける。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
11バンデ(4人気)
6ヒラボクディープ(1人気)
1トルークマクト(14人気)
12ヒロノプリンス(8人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

6

11

12

12通り 各400円

3連単BOX

1

6

11

12

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

2

3

6

11

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

12

相手

2

3

6

11

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎ヒロノプリンスは「ファンタスティックライト×ホーリング」という組み合わせ。父ファンタスティックライトは世界を股にかけて活躍した名馬で、現役時代はブリーダーズCターフ、愛チャンピオンSなど芝10ハロンから12ハロンのG1を5勝した。しかし、種牡馬としてはスピードと切れ味が不足しているため不振をきわめている。芝の高速決着には向かないタイプだ。しかし、台風の影響で大量の降雨が予想され、馬場の悪化が避けられないとなれば話は別。母ヴァルホーリングも「ホーリング×モンテヴェルディ」と力強く、自身はリボー6×5とパワー十分。まだ良馬場でしか走っていないものの、道悪はかなり上手いのではないかと思う。先手を奪って位置取りの利を活かせるような展開になれば粘り込みも十分考えられる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 戦前の三冠馬セントライトの名前を頂いたG2戦で、「菊花賞トライアル」と銘打たれていますが、実際にはあまり菊花賞には繋がりません。秋2週目の高速馬場で、直線の短い中山競馬場。スタミナというよりも、はっきりスピードが優先される舞台です。春のダービー路線の序列がそのまま当てはまるとは限らず、そこに穴のチャンスも生まれます。

 世代のトップクラスは翌週の神戸新聞杯に回るため、ここには一枚落ちる馬たちが集まることが通例です。レベルが低いぶん、春以来の待機馬と夏に使われていた馬の比較でも、夏に使われていた組の健闘が目立つ傾向が出ています。思わぬ伏兵が台頭する余地もあり、穴馬を拾うためには広い目配りが必要です。

 アポロソニック青葉賞2着でダービー3着。春の3戦がいずれも人気薄での好走ですが、2000を超える距離で逃げる戦法が確立してからはすっかり安定感が出ました。大型ながら気の良い馬で、休み明けは得意としていますし、当コースでも勝ち星があります。実績・適性から、この馬を中心視するのが妥当でしょう。

 ヒラボクディープはダービーで大敗しましたが、パドックで舞い上がってしまったのが敗因で、青葉賞勝ちが示すとおり能力は世代でも上位です。けっしてエンジンの掛かりが早いタイプではないので、前が残る展開だと不安も残りますが、当コース自体には勝ち星もあって問題はありません。三日間開催の月曜競馬で、主戦蛯名騎手の騎乗停止がこの日から明けるのも好材料です。

 ダービーフィズは東京スポーツ杯2歳Sや弥生賞など、いつも世代の最前線で戦ってきた馬で、このメンバーならば上位の扱いが必要です。前走の信濃川特別は4着ですが、メンバーが揃っていた1000万条件でしたから、悪い内容ではありません。今回はひさびさをひと叩きした上積みも見込めます。

 春を全休して成長著しいドラゴンレジェンド、キャリア豊富なケイアイチョウサン、先行力あるヒロノプリンスが押さえ。前走函館を大差で圧勝したバンデにも注意が必要ですが、神戸新聞杯などに回る可能性もあり、現段階では☆の評価。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

厳選予想 ウマい馬券