【ゴーサイン】ダノンムーンは、2歳秋の京都2000mを、2分2秒6(やや重)。エリカ賞3着で、クラシックを嘱望された、エイシンフラッシュの弟。1年以上の長期休養、440キロ前後の軽量馬ゆえ、使い方に慎重にならざるを得ないが、CWで6F追いを4本こなし、藤原英が出走にゴー。500万は通過点、秋までに2勝を積み上げておきたい。ここ三戦の内容が消化不良だが、クリビツテンギョは、当該2000mに2分1秒5の一気差しあり。連れてアドマイヤバートン、メイショウタマカゼ、ウエスタンディオが直線台頭。

　4歳馬が4頭いるメンバー構成だが、うち1頭は地方からの出戻りで、2頭は降級戦を完敗してきた直後。ここは◎ダノンムーンの独壇場だろう。

　2歳3歳時はファンの期待に応えられなかった同馬だが、弱くて応えられなかったのではなく、レース数を消化できなかっただけ。1年以上の休み明けになった前走もソツなく勝ったように、このクラスでは力が完全に違う。

　◎は人気だけに問題は2，3着候補の組み立て。正直に言って、成績を頼りに買える馬は◎以外にいない。また、分からなくなったら道中前にいそうな馬から買うというのが私の主義だが、先行馬らしい先行馬もいない。消極的な選択だが○はウエスタンディオ。中京は2回負けているが、当時も人気よりはだいぶ走った。この相手関係なら2，3着は可能だろう。

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【小波乱】ダノンムーンの素質を信頼する。前走は1年3カ月ぶりだったが好位から末脚を伸ばして快勝。勝って同クラスなら連勝が濃厚だ。降級2戦目のクリビツテンギョは、得意の中京コースで前進。アドマイヤバートンは詰めが甘いが相手なりに走れる。メイショウタマカゼは3走目に現級勝ちしている。ウエスタンディオ、サウンドデューク、サンライズトリプルを押さえる。