◎
メイショウナルトは「
ハーツクライ×
カーネギー」という組み合わせ。底力あふれる中長距離配合で、タイプとしては晩成型だと思われるので、これからまだまだ上を目指せる器だろう。2歳から3歳にかけて
デイリー杯2歳S(G2)3着、
きさらぎ賞(G3)5着など重賞戦線で活躍したものの、その後は成績が振るわず、3歳秋以降は鳴かず飛ばず。しかし、去勢をきっかけに再び上昇気流に乗り、ここ2戦は横綱相撲で2連勝。あの不振はなんだったのかと不思議に思うくらいの楽勝だった。同じ
ハーツクライ産駒の
カレンミロティックと同じくセン馬となって馬がよみがえった好例といえる。中京芝2000mは
ハーツクライ産駒が連対率23.8%と得意にしており、当コースで20回以上走った種牡馬のなかでは
フジキセキに次いで第2位の成績。
ディープインパクトをも上回っている。格上がりで2kg増の斤量、という今回の条件は確かにハードルが高いものの、もともとは重賞で上位争いをした素質馬。問題なく突破できるだろう。今週からBコースとなるので好位差しの脚質も合いそうだ。